公開日:2017/05/26 

コーヒーがダイエットに効果あり!?取り入れ方と注意点

コーヒーはダイエットをしている方に嬉しい効果があることをご存知ですか?コーヒーには脂肪燃焼作用や基礎代謝を上げる力があるといわれ、うまく摂取すればダイエットの手助けになります。色々な意味で美味しい1杯を、ダイエットメニューに加えてみませんか。

コーヒーがダイエットのお供におすすめな理由

脂肪の分解と燃焼効果を高めてくれる

コーヒーに含まれるカフェインには脂肪を分解する作用があり、さらに分解された脂肪を燃焼しやすくする作用もあります。また、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸には脂肪を分解する作用の他、脂肪の吸収を抑える効果もあるといわれています。

つまり、カフェインには脂肪を燃やすだけでなく、吸収しにくくするという、ダイエットに嬉しいダブルの効果を期待できるのです。例えば、運動をする前にコーヒーを飲めば、ダイエット効果をぐっと高めることができます。普段からジムやジョギングなど運動習慣がある方にも、これからダイエットのために運動を始めようと思っている方にも嬉しい効果ですね。

食欲を抑える効果が期待できる

京都大学大学院人間・環境学研究科の森谷敏夫教授らによって、コーヒーのあの独特の香りや苦み成分には、自律神経の活動を高める効果があるのではという研究結果が得られました。つまり、コーヒーを飲むことで、体重や体脂肪の量をつかさどる「交感神経」の働きが促進され、脂肪燃焼効果や食欲抑制効果が期待できるのです。

食後にコーヒーを1杯飲むという方もいらっしゃるかと思います。コーヒーは口の中や気持ちをスッキリさせるだけではなく、間食や食べ過ぎを防ぐダイエットの強い味方となる可能性があります。口寂しいときや落ち着かないときは、コーヒーを積極的に摂ると良いかもしれません。

手軽に取り入れることができる

本格的なドリップ派の方もいらっしゃるかもしれませんが、インスタントから豆まで、コーヒーは様々な形で入れることができます。日常のシーンの中で手軽に取り入れることができるのは、コーヒーの魅力ではないでしょうか。

また、特殊な運動器具を買ったり、ハードな運動をしたりしなくても、コーヒーを飲むだけならずぼらな方にも取り入れやすい方法です。毎日コーヒーを欠かさず飲んでいる方にとっては、ぴったりのダイエット方法ではないでしょうか。

コーヒーダイエットの始め方をご紹介

運動前にコーヒーを飲んで脂肪の燃焼を促進

コーヒーを飲んでからカフェインが身体に吸収され始めるのは約20分後といわれています。運動を始める20~30分前位にコーヒーを飲みましょう。運動によるダイエットの効果をより高めることができます。

運動にはウォーキングやジョギング、水泳などの「有酸素運動」と筋トレや短距離走などの「無酸素運動」がありますが、脂肪をエネルギーとして燃焼させる「有酸素運動」の前に取り入れると良いでしょう。

食後のコーヒーで甘い物に対する欲求を軽減

コーヒーには交感神経を優位に働かせて食欲を抑える効果があります。つまり、食後の1杯を飲むことによって、食事を終えたという一区切りの他に、物足りなさからの食べ過ぎを防ぐことができるのです。

この原理を利用すれば、食後のデザートが欠かせないという方でも、コーヒーを飲むことによって甘い物への欲求を落ち着かせることができます。デザートの代わりにコーヒーを選択して甘い物の食べ過ぎを防ぎましょう。

お砂糖やミルクは控え、できればブラックで!

お砂糖やミルクをたっぷり入れた甘いカフェオレは最高に美味しい飲み物ですが、着目していただきたいのはカロリーです。角砂糖1個のカロリーは約19kcal、市販のコーヒーフレッシュのカロリーは約11~15kcal。この点に注意せずに飲み続けていると、ダイエットのためにコーヒーを飲み始めたのに、お砂糖やミルクのせいでどんどん摂取カロリーが膨れ上がってしまうという結果に。

甘くしたい気持ちをぐっとこらえて、ブラックコーヒーで飲むほうがダイエットには効果的です。苦いコーヒーを飲むのに抵抗があるという方は、お砂糖の量をいつもの半分にしたり、カロリーカットの甘味料に変えたり、ミルクを低脂肪乳や豆乳に変えたりするなどの工夫をしてみましょう。

コーヒーダイエットで押さえておきたい注意点

効果を期待して飲み過ぎないこと

コーヒーに含まれるカフェインは適度な量であれば問題ありませんが、過剰に摂取すると不眠や頭痛、利尿作用による脱水などの中毒症状を起こします。

食品安全委員会によれば、成人の1日の最大摂取量の目安としては400mgまでが目安とされています。コーヒー1杯237mlに含まれるカフェインは約135mgです。つまり、コーヒーの適正量は、1日にマグカップ3杯までということです。

元からコーヒーが好きな方の中は、1日に4~5杯は飲んでいるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。もっと飲めるという方もいらっしゃるかもしれませんね。ですが、ダイエットに効くならたくさん飲めば良いというものではありません。飲むタイミングや量をきちんと決めることが大切です。

妊娠中や産後は摂取を避けること

妊娠中のカフェインは胎児に悪影響を及ぼすことがあり、流産につながりやすくなるといわれています。妊婦さんの1日のカフェインの最大摂取量は、約200mg。コーヒー1杯237mlに含まれるカフェインが約135mgということから考えると、マグカップ1~2杯の量です。

また出産後も、母乳で育てるお母さんはカフェインの摂取に気をつけなければなりません。お母さんの母乳に含まれるカフェインが赤ちゃんに吸収されると、夜なかなか寝付けない等の症状が現れることも。カフェインを全く摂取してはいけないというわけではありませんが、産まれてくる赤ちゃんの健康や成長を考えると、妊娠中や育児中はコーヒーの摂取を避けるほうが望ましいでしょう。

水分補給にはカフェインの入っていない飲み物を

妊娠中や産後の他にも、運動前もコーヒーは避けたほうが無難です。というのも、コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があるため、ときに脱水症状を引き起こしすことがあるからです。

水分補給を目的とした場合は、コーヒーではない飲み物を選ぶほうが良いでしょう。カフェインの摂り過ぎを防ぐことを考えると、緑茶や烏龍茶などのカフェインが含まれている飲み物よりは、麦茶やミネラルウォーターなどノンカフェインの飲み物のほうが効果的です。

また、カフェインレスコーヒーを利用するのもひとつです。カフェインレスコーヒーは通常のコーヒーに比べるとカフェインの量が大幅に減ります。ですが、ダイエットに有効なもうひとつの成分「クロロゲン酸」はしっかりと含まれています。運動前以外にも、カフェインを摂取すると胃が痛くなる方や妊婦さんなどは、普段飲んでいるコーヒーをカフェインレスコーヒーに切り替えてみてはいかがでしょうか。

ダイエットのお供にコーヒーを!

コーヒーは飲めば痩せるというものではなく、ダイエットのお供として取り入れることによって効果を発揮します。

  • 飲むタイミングは「運動を始める20~30分前」と「食後」
  • 組み合わせる運動は、有酸素運動が効果的
  • 妊娠中や育児中は避け、飲み過ぎに注意する

上記の点を心がけることが大切です。美味しい1杯がダイエットにつながるなんてうれしいですね。コーヒー好きの方にはもってこいのダイエット方法。ぜひ取り入れてみてください。

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