公開日:2017/06/26 

眼球運動をマスター!寝る前のトレーニングで効果的な睡眠を

眼球トレーニングは、目や周辺の筋肉を動かすトレーニングで、脳疲労の改善にも役立つといわれています。仕事や家事の合間に眼球運動を取り入れて、こまめにリフレッシュしましょう!

眼精疲労がなかなか取れない原因はコレ!

眼精疲労の症状にはどんなものがある?

目の痛みや疲れ、眼精疲労が進行してひどくなってくると、さまざまな症状を引き起こすおそれがあります。目や目元が痛んだり、だるいような感じがするだけでなく、時には頭痛や吐き気、嘔吐してしまうこともあります。

そのほかにも肩こりや全身の疲労感などの症状が現れてくることもあるといわれ、その症状は多岐にわたります。「最近どうも身体がだるい」と感じたり、特に思い当たることはないのに吐き気や嘔吐などの症状が現れた場合、もしかしたら眼精疲労が関わっているのかもしれません。

眼精疲労の症状は目だけと思いこまず、目以外の身体から出るサインにも気を配ることが大切です。

眼精疲労の原因となり易い人とは

眼精疲労と聞くと、PCを使う仕事をしている人やスマホユーザーなどを連想するのではないでしょうか?確かに目を酷使しやすい環境下にいる人は、眼精疲労になる可能性も高くなるといわれています。適度な休憩などを挟まないまま一点に集中している状態は、目にはあまり望ましくないものです。

しかし、PCユーザーやスマホユーザーばかりが眼精疲労になるというわけではありません。慢性的な眼精疲労には、目の病気が潜んでいる可能性もあることを忘れないようにしましょう。もともと視力の良くない人や、先天的に遠視や近視、乱視などがある人の場合も、眼精疲労になりやすいといわれています。

要注意!気を付けたい眼精疲労とは

眼精疲労は、病気が原因で起きていることもあります。眼精疲労の原因になる目の病気には、乱視や遠視、老眼などが挙げられます。またドライアイも眼精疲労の大きな原因の一つです。

その他に考えられる病気としては、緑内障や白内障などがあります。これらは放置すると危険な症状を引き起こすおそれがある病気として知られています。さらに、歯や耳、鼻の病気、あるいは、自律神経の乱れが眼精疲労に繋がっている場合もあります。

自律神経の乱れは、眼精疲労のほかにイライラしたり気持ちが不安定になるなどの症状を引き起こします。自律神経が乱れるような行動を避け、あまりストレスを抱え込まないことが大切です。ストレス解消や運動と同時に、眼球運動を取り入れることで、眼精疲労に対処していきましょう!

眼精疲労解消の眼球運動ストレッチをご紹介!

まずはウォーミングアップ!目の周囲を柔らかく

眼球運動とは、眼球を動かすことで目の周辺や内部の筋肉を積極的に動かすストレッチです。目の周辺の筋肉がほぐれて血行改善にも繋がり、眼精疲労の緩和や予防につながるとされています。

そのため、ぜひ仕事や家事などの合間に眼球運動を取り入れていきましょう。眼球運動は特別な道具などが必要ありませんが、目の動きを確認したい人は、鏡を見ながら行っても良いでしょう。

まずは片目をつぶってウォーミングアップの「ウインク」です。きれいなウインクをする必要はありませんが、できるだけくっきりとしたウインクを行った方が、目の周りの筋肉を刺激することができるといわれています。右と左、交互に10から20回ウインクをします。次に速度を速めて交互にウインクを10から20回行います。

今度はふんわりとゆっくり交互に10から20回ウインクをして、力強くぎゅっと目を閉じてパッと一気に開きましょう。閉じて開くのを3回繰り返したら、ウォーミングアップが終了です。最初は無理せずにできる回数から取り組みましょう。

しっかり行いたい!眼球運動のメイン動作

ウォーミングアップを行って目の周囲の筋肉がほぐれてきたところで、メインの動作に移ります。眼球運動で重要なポイントは、顔を動かさないことです。顔は動かさず、目だけ動かすようにしましょう。

まず、右眉の方向を見て3秒キープ。視線を正面に戻して左の眉の方を見ます。続いて、右頬、正面に視線を戻してから左頬を行い、左右の耳も同様3秒ずつ行います。最後におでこの生え際を見て3秒、正面に視線を戻してあごに視線を向けて3秒キープします。これで眼球運動は終了です。力を入れすぎると眼球の付け根が痛くなることがあるので、優しく眼球を動かしましょう。

クールダウンの眼球運動も忘れずに

スポーツで身体を動かした後はクールダウンを行います。眼球運動も同様で、最後の締めくくりのクールダウンを行います。メインの動作と同様に、顔を動かさないように注意して行いましょう!

まず最初に、ゆっくりと右回りに1周眼球を左右一緒に回していきます。これを2、3周行います。次に左回りに2、3周眼球を回していきます。最後に寄り目を作って5秒キープ。眼球を回すときは、ゆっくりと丁寧に行うことがポイントです。

ただし、あまりやりすぎると目が回ってしまうおそれもあります。気分が悪くなると困るので、体調とも相談しながら無理なく行っていきましょう!

眼精疲労と睡眠は深い関係アリ!

眼球運動ですっきり!睡眠で眼精疲労を改善

毎日の生活にぜひ取りいれたい眼球運動ですが、眼精疲労の緩和効果が期待できることから、さまざまな嬉しいメリットがあるといわれています。実は眼精疲労によって発生する身体の不調を予防するためにも、眼球運動が有効といわれています。

さらに、目の疲れが和らぐことで、良質な睡眠を摂ることにもつながるかもしれません。良質な睡眠は美容と健康に欠かせません。ぐっすり眠れることで、ストレスの改善も期待でき、仕事の効率が上がったり、普段の生活でのイライラが減ることにもつながるかもしれませんね。

十分な睡眠には、お肌のターンオーバー促進の効果もあるといわれます。女性にとっては嬉しいメリットがたくさんありそうですね。

睡眠不足は自律神経や眼精疲労を引き起こす?

睡眠改善が身体にもたらすメリットにはさまざまなものがありますが、特に注目したいのは自律神経です。睡眠不足は自律神経を乱れさせる大きな原因の一つとされています。目の疲れや身体の倦怠感などを解消するためには、質の良い睡眠をとることが重要視されています。

夜になかなか寝付けず、つい夜更かししてしまったり、眠りが浅いと感じる人は眼球運動によって睡眠の質を高めることで、自律神経の改善にもつながるかもしれませんね。

自律神経が乱れると、体の機能が低下するだけではなく、倦怠感や肩こりなどにも繋がるといわれています。症状が深刻な場合は憂鬱な気分になったり、めまいなどの症状も現れるおそれもあります。これらの症状を慢性化させないためにも、早めの就寝と寝る前の眼球運動を心がけましょう。

普段の生活に眼球運動を取り入れて

眼球運動は、続けることが大切です。隙間時間に眼球運動を取り入れて、こまめに眼精疲労を解消していきましょう。仕事でPCを使用する人は、適度に休息をとって、眼球運動を行いましょう。忘れがちな人は、トイレに行くときや飲み物を取るときなど、タイミングを決めて行っても良いですね。

また質の高い睡眠を取り入れるためには、リラックスして睡眠がとれる環境を作ることも大切です。就寝前にはテレビを消してスマホも置いて、好きな音楽をかけて照明を暗くしてみるのがおすすめです。自分なりにリラックスできる環境を作って、心穏やかな状態で眠ることが、質の高い睡眠につながるでしょう。

眼精疲労を甘く見ずにケアをしましょう

  • スマホやPCなどの長時間使用や、目を酷使する時間が長いと眼精疲労になってしまう可能性が
  • 眼精疲労はいろいろな体の不調に繋がっていることも
  • 眼球運動で目のストレッチを行えば眼精疲労の予防・緩和が期待できる!
  • 就寝前の眼球運動で目の疲れをとれば、質の高い睡眠を得られるかも

目の疲れによる不快な症状には、早め早めの予防対策が大切です。眼球運動を取りいれて、目の疲れを溜めないようにしましょう。

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