公開日:2017/05/26 

顔のむくみをスッキリ解消!顔のむくみにストレッチが効果的

顔のむくみは美容的にも健康的にも嬉しいことではないでしょう。できるなら、朝はむくみのないスッキリとした顔で迎えたいものですよね。顔のむくみの原因を知り、むくみをスッキリさせるストレッチや対処法および、むくみ予防などを紹介します。

むくみのメカニズムとその症状を知ろう

むくみの種類とメカニズムについて

むくみは浮腫と呼ばれているのも聞いたことがあるかもしれません。厳密な医学的な定義では、むくみは細胞と細胞の間にある水分、間質液(組織間液)が過剰に溜まり滞った状態とされています。浮腫は、間質液・細胞外液が異常に増え、局所的にあるいは全体に腫脹している状態を指しますので、少々状況が異なります。

むくみは健康な方でも起こりうる症状だとされています。ただ、むくみには一過性のものと大きな病気が隠れていることもあるといわれており、注意も必要です。女性の方によく見られるのは、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌が増えることやホルモンバランスが乱れることで現れるむくみです。このむくみは、生理前の約10日前後から現れ、生理が始まるとむくみも解消されるといわれています。

顔がむくむその症状の正体はなに?

むくみ症状が体の全体にみられるケースは、栄養のかたよりや生理前に多いとされますが、病気によってむくんでしまうこともあるといわれています。一般的には、むくみは顔やまぶた、脚などのように体の一部に現れることが多いようです。立ち仕事やデスクワークで、脚がむくむ経験したという方もいるでしょう。

顔のむくみは、肌の内側にいつもより多くの水分とどまっているときに現れるとされています。これは、通常なら排出されているはずの余分な水分が体内に残っている状態です。むくみは、リンパ液や血液の循環が低下して、普段なら排出されるはずの余分な水分が滞って腫れぼったくなった状態だといわれています。

朝の顔のむくみはいつまで続くの?

夕方に感じる脚のハリ、むくみもつらいものですが、朝の寝起きに顔がパンパンになり、まぶたが重く目は小さく顔は一回りも大きくなっているのを鏡で見て、慌ててしまう方もいるかもしれませんね。このように、ほとんどの方は朝になって初めて、顔のむくむに気づくこともあります。横になり寝ている状態では体全体がほぼ同じ高さのため、余分な水分が顔にまで回った結果だとされています。

顔のむくみは、時間の経過とともに重力によって水分は下に落ちるため、徐々に改善されていくと感じる方もいるでしょう。その代わり、重力で下がった水分が、夕方には脚にたまることもあるとされていますので、前日にアルコールを多量に摂取した場合などは、朝は顔のむくみ、午後は脚のむくみに注意をしましょう。

顔がむくむ原因とむくみを改善する飲み物

顔がむくむ、その主な原因はなに?

栄養にかたよりがあるときや栄養失調、生理の前などは体全身がむくみやすくなることは前にも述べました。また顔や脚、まぶたなど、体の一部分にだけむくみ症状がみられる場合は水分の摂りすぎや睡眠不足、長く不自然な姿勢を続けたために起きることが多いといわれています。

人間の体は水分が70%であり、その水分バランスが崩れると、むくみ症状として現れてしまうのです。本来なら、不必要なものが体内からスムーズに排出されていれば、顔や脚などにむくむ症状が現れることはないとされています。顔などのむくみは、排出することを何らかに阻害された余分な水分が、体内にとどまったことが原因とされています。

顔がむくむ、アルコール以外の原因はなに?

むくみは、体のあらゆる部位に水分が貯留したことで起こります。特に、顔のむくみの主な原因が前日のアルコール摂取に関係していることが多いようです。しかし、前日に飲酒をしていなくても顔にむくみが現れることはあります。

アルコールを摂取していないのに顔がむくむ場合は、前日に塩分や水分を摂りすぎていないか、疲労や寝不足などの不摂生が続いていないかを振り返ってみましょう。水分の摂りすぎは当然ですが、塩分の摂りすぎもむくみの原因となります。体内で塩分の濃度が濃くなると、濃度を元に戻そうとして体が水分を貯留しようと働きます。その結果、余分な水分が体内に残ってしまうとされているからです。顔のむくみを避けるためには塩分はなるべく控え、疲労や寝不足にならないようなライフスタイルを心がけましょう。

むくみを改善する飲み物を知りましょう

■とうもろこしのヒゲ茶

むくみ改善には、ミネラルを豊富に含んだ飲み物がオススメです。ミネラルは、溜まった毒素や水分を排出するのに有効です。ミネラルの中でも、特にカリウムは、むくみの原因にもなる塩分の排出を助け、体内の水分量を適正に保つ働きがあるといわれています。とうもろこしのヒゲには、カリウムの多い食材として知られており、スイカのおよそ50倍ものカリウムが含まれているので効率よくむくみ改善ができるかもしれません。

■黒豆茶

漢方にも取り入れられている黒豆は、体内の余分な水分を排出する作用があるとされています。

■しょうが湯

血行不良を招く冷えもむくみの原因となるので、体を温める作用のある飲み物もおすすめです。しょうがは体を温める効果や血行を促す効果が期待されています。

顔のむくみをストレッチでスッキリ!

日常生活でできる簡単むくみ予防

体を清潔にし、1日の疲れをとる入浴は、むくみの予防によいといわれています。ゆっくりとぬるめのお湯に浸って体を温め、体の余分な水分も排出できるからです。入浴の際は、半身浴がよりよいとされているようです。

その他に簡単にできるむくみ予防としては、就寝前に水分や塩分を控えることと、利尿作用の高い食材や飲み物を積極的に摂ることです。なかでも、カリウムを含む食材は塩分を排出するとともに利尿作用もあるとされていますので、カリウムを多く含むとされる果物類、リンゴやバナナも積極的に摂るのもよいでしょう。利尿作用の高い食べ物は、スイカやきゅうり、飲み物ではカフェインを含むコーヒーや緑茶などがあります。

簡単ストレッチで顔のむくみがスッキリ

顔のむくみは排出されずにとどまっていた余分な水分を排出できれば改善できるとされるので、ストレッチやマッサージをするのもおすすめです。以下の2つを試してみてもよいでしょう。

  • 顔の水分を下に排出しやすくするために、首を左右に3回ほど大きく回します。次に、鎖骨のくぼみを4本の指を使い、左右とも20回ほど押します。ほどよく気持ちがよいと感じる程度の強さで押すのがポイントです。その後は、肩甲骨をほぐすようなストレッチや、肩をまわすなど、全身や周辺の筋肉を軽くストレッチするとよいでしょう。
  • 目を強く閉じて、5秒ほどキープし、目を思いきり見開いて同じく5秒間キープします。これを5回ほどくり返します。次は、口を目と同じように口も大きく開け、小さくつぼめることをくり返します。

時間があればプラスαを!

上記の顔面ストレッチの際に、時間に余裕があれば、蒸しタオル(ホットタオル)で顔を数秒間覆うことがおすすめです。蒸しタオルを使うことをプラスすれば気持ちもよく、血行が促されるとされています。さらに、蒸しタオルで温めた後に冷水で軽く肌を引き締めることで、血の循環がよくなり、余分な水分や老廃物が排出されて行くともいわれています。事前に、ホットタオルを何本か作っておき、ホットタオルの次に冷水で肌を引き締めることを何度かくり返すと便利でしょう。

血行がよくなり新陳代謝がアップすれば、老廃物や水分が排出されやすくなるため、むくみの改善が望めますよ。

無理なくできるむくみ予防を毎日続けよう

  • むくみのメカニズムと原因を知ろう
  • 日常生活で簡単にできるむくみの予防法を知ろう
  • 利尿作用のある飲み物や食材を知ろう
  • 簡単なストレッチでの、むくみの対処法を知ろう

むくみ予防や対策は簡単にできれば、無理なく続けることもできます。不摂生を避け利尿作用のある食材や飲み物を積極的に摂り、むくみができないライフスタイルを心がけましょう。

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