公開日:2017/06/15 

肩こりに悩んでいる時に試したい!原因から考える改善方法

肩こりを引き起こす原因はいくつかあります。そのどれもが、私たちの生活習慣に密接に関係しているものです。その原因についてご紹介すると共に、毎日の生活の中で実践したい肩こりを改善する方法についても詳しくまとめます。

肩こりの原因や症状、治療法について

そもそも肩こりってどうしてなるの?

筋肉が緊張状態にあると、血行不良に陥りやすくなります。それが肩こりにつながることがあるのです。例えば、長時間、同じ姿勢を保っている場合などです。また、眼精疲労やストレスなど、肩以外の場所で起こることが原因になる場合もあります。

緊張状態以外にも、筋力の低下が血行不良を招くおそれがあります。全く運動をせずに筋肉を鍛える機会がないと、全身の血流が滞り、肩こりが引き起こされる場合があるのです。

このように、肩こりになる原因はさまざまですから、肩こりを改善したい場合には、何が原因になっているのかを把握するために、生活習慣の見直しを行うことが大切です。

肩こりになった時のさまざまな症状

肩こりになると、さまざまな身体の症状に悩まされることも珍しくありません。症状が進んでくると、痛みを感じる場所が徐々に広がって、重たい痛みを感じるようになってきます。そのまま肩こりを放っておくと、肩以外の部位でも症状が現れることがありますので注意が必要です。

例えば、頭痛が起こったり目の奥の方に痛みを感じたりすることがあります。また、肩こりが原因で手などにしびれが起こることもあります。肩こりを感じたら、このように症状が悪化する前に改善していくことがポイントになります。

また、自分で対処してもなかなか改善が見られない場合には、病院を受診して医師に相談してみることも1つの方法でしょう。

肩こり改善のために行われる治療について

病院で行われる肩こり改善のための治療にはどのようなものがあるのでしょうか。何科にかかるのかによっても治療内容は異なってきますが、整形外科を受診した場合を例にとると、実にさまざまな種類の治療が行われています。例えば、マッサージ療法です。血行を促進して肩こりを改善する効果が期待できます。

その他にも、温熱療法や運動療法などがあります。身体を温めることや運動によって血行促進を図ることが目的です。薬を使って筋肉の緊張状態をやわらげたり、痛みをおさえたりといった治療が行われる場合もあります。薬が強すぎる場合には、漢方薬が用いられることもあるようです。

いずれにしても、なかなか改善しない肩こりや重い肩こりに悩んでいる場合には、まず自らの症状を専門医に相談してみることが肩こり改善の第一歩です。その上で、症状に合った治療を受けると良いでしょう。

日常生活の中で心がけたい肩こり改善習慣

適度に休憩をとって姿勢を変える

ずっと同じ姿勢でいると、血流が滞ったり筋肉を緊張状態にさせたりすることがあります。ただ、一生懸命物事に取り組んでいると、ずっと同じ姿勢でいることに気付きにくいかもしれません。

ですから、身体の姿勢について普段から意識を向けておくことが大切です。作業の合間に同じ姿勢で長時間いることに気付いたら、少し休憩を取って軽くストレッチすることを心がけましょう。

特にデスクワークを行っている場合には、毎日同じ姿勢のまま座り続けているという場合もあるのではないでしょうか。仕事上、それを完全に避けることは難しいですが、こまめに立ち上がったり、肩甲骨周りを中心にストレッチを行ったりすることで、身体を労わってあげましょう。

ストレスを上手に発散する

簡単に実践できるストレス解消法を見つけておくこともポイントの1つです。日々の生活の中でストレスは無意識のうちに溜まっていってしまう可能性がありますので、こまめに解消することが大切です。

どのような方法でストレスが解消できるのかということについては個々で違ってきますので、自分が1番リラックスできる方法を選んで実践していくようにするといいでしょう。

おすすめは入浴にこだわってみたり、生活の中にアロマテラピーを取り入れてみたりすることです。数多くあるアロマオイルの中でも、血行促進の効果が期待できるローズマリーや、鎮静作用のあるラベンダーなどは肩こり改善効果が期待できます。入浴にアロマオイルを取り入れるアロマバスも、忙しい生活の中で手軽にできるストレス解消法の1つです。

身体に余計な負担をかけない

毎日酷使している身体を労わってあげることも、肩こり改善のためには大切です。例えば、肩こりは目の疲労から引き起こされる場合もあります。日々の生活を送る中で、目の役割は非常に大きいものです。それだけに無意識のうちに酷使している可能性も高くなります。

ずっとパソコンやテレビの画面を見続けていたり、細かい作業に長時間集中していたりすると、眼精疲労を引き起こしてしまうことがあります。できれば、疲れたと感じる前に目を定期的に休ませる習慣をつけましょう。軽く目を閉じて、少しの間、目を休ませるだけでも違ってくることでしょう。

また、全身の血行促進のためには、適度に運動する習慣を身に付けておくことも重要です。全く運動をしていないという場合には、すきま時間に軽い散歩やストレッチを生活に取り入れるなど、無理のない範囲から始めていくようにするといいでしょう。

肩こり改善には身体の内側からのアプローチも大切

食事からとる栄養の重要性

血行不良が肩こりの原因になるということは、ご紹介してきた通りです。血行不良を改善するためには、日々の食事に気を使うことも大切です。食生活が乱れていると栄養不足に陥りがちになります。栄養が十分に行き届いていないと、身体にさまざまな影響が出てくるおそれがあります。

血行不良もその1つです。忙しい生活を送っていると、目の前の物事をこなすことに精一杯で、食事の栄養バランスのことにまで意識がいっていないという場合も多いでしょう。

しかし、そんな生活をずっと続けていると、肩こり改善から遠のいていき、慢性的な肩こりを引き起こす原因を自ら作ってしまうことにもなりかねません。乱れた食生活を送っているという自覚のある人は、少しずつ食生活の改善にも取り組んでいきましょう。

ビタミンは積極的に摂りたい栄養素

食品から摂れる栄養の中でも、日々の生活の中で不足しがちなのがビタミンではないでしょうか。肩こりに悩んでいる場合には、ビタミンB群やビタミンEなどが豊富に含まれた食品を積極的に摂るように心がけましょう。

ビタミンB群の中では、疲労回復や代謝アップといった効果が期待できるビタミンB1や、身体の中の赤血球を作り出すのに関係しているビタミンB12などがおすすめです。ビタミンEについては、血行促進の効果が期待できます。

どれか1種類だけ偏って摂るのではなく、バランスよく摂取することがポイントです。そのためにも、なるべく好き嫌いをせず、いろいろな食品を摂ることを心がけましょう。

肩こり改善におすすめの食品

ビタミン以外にも、肩こり改善を目指して積極的に摂りたい栄養は、まだまだあります。まず、梅干しやレモンなどに含まれているクエン酸です。クエン酸には疲労回復の効果が期待できます。

また、カルシウムやマグネシウムは人間の身体を作る上で重要な働きを担っています。栄養バランスが崩れた食生活を送っていたり、ストレスが溜まっていたりすると、不足している可能性もあります。

カルシウムやマグネシウムを身体に補給するためには、魚介やナッツなどの食品を意識的に摂るようにするといいでしょう。さらに、身体を温めるためには生姜を摂ることもおすすめです。

肩こりは早期の対応がポイント

  • 肩こりの原因は人によってさまざま
  • 毎日の生活の中で出来ることから取り組む
  • 食生活をしっかり整えて栄養を十分に補給することが、肩こり予防に繋がる

肩こりを感じたら、症状を悪化させないためにも放置せずに早めの対処が肝心です。身体の内と外の両方から肩こりにアプローチしていきましょう。

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