公開日:2017/05/26 

目を大きく見せる目頭切開メイクのやり方と注意点は?

印象的な目元を作ることができる「目頭切開メイク」とは、どのようなメイクなのでしょうか?今回は、気になるメイク方法や注意点を紹介します。ぜひ、アイメイクの参考にしてみてくださいね。

目頭切開メイクの由来とアイライナーの種類

整形外科で受けることができる「目頭切開」とは

目頭切開メイクの原点は、美容外科や整形外科で受けることができる「目頭切開」にあるようです。これは、くの字になっている目頭部分を数ミリ切除するだけの簡単な手術です。目頭にある蒙古ヒダに切り込みを入れることで、蒙古ヒダに隠れていた白目部分を見せることができ、目をスッキリ大きく見せる効果が期待できます。

また、白目部分を増やして横幅を広げることで瞳が際立ち、目を大きく見せる効果が期待できます。目頭は目を大きく見せたり顔の印象を変えたりするためには重要なポイントとなるのです。この原理を手軽に取り入れることができるようにメイクに応用したものが、目頭切開メイクです。

目頭切開メイクとはどんなメイク?

目頭切開メイクとは、目頭部分を強調したりハイライトで飛ばしたりすることで、目元を立体的に見せる効果があるメイク方法です。目頭切開と同様に目の横幅を広く見せて、目を大きく見せる効果があるといわれています。

基本的な目頭切開メイクの方法は、目頭部分にアイラインを引いて奥行きを出します。このときに、欲張ってあまり太く引くと不自然な仕上がりになるので気をつけましょう。また、大きめの鏡を使用しながら、どの角度から見てもきれいにみえるように仕上げるのがポイントです。目元の印象を変えたい人やより目をパッチリと見せたい人には、挑戦してみて欲しいメイクテクニックです。

目頭切開メイクに使用するアイラインは?

目頭切開メイクをするときに欠かすことができないのがアイラインです。アイラインには大きく分けて次の3種類があります。使いやすいものや好みのテイストのものを選ぶといいでしょう。

■ペンシルタイプ

初心者でも扱いやすいのがペンシルタイプです。太さの調整もしやすく、自然な 目元を作りやすいアイラインです。

■ジェルタイプ

ジェルタイプのアイラインを筆につけて、アイラインを書いていきます。皮脂や水に強いため、なかなかメイク直しができない人におすすめです。

■ケーキタイプ

ブラシに水を含ませることで、固形タイプのアイラインを溶かしながら使います。どこでも気軽に使うことができないのが難点です。

挑戦したい!「目頭切開メイク」術

目頭をくっきり見せる!目頭切開メイク

まずは、ブラックやブラウンのアイライナーを使用してくっきりとした目元を作る目頭切開メイクを紹介します。

  1. はじめに、まぶた全体にアイシャドウを塗ります。目の際に沿うように、細くアイラインを引いていきます。目頭切開ラインが浮かないように、まつ毛の隙間を埋めるように引きましょう。
  2. 目頭切開ラインを引きます。アイラインを目頭側に延長していくような感覚で、少しずつ足していきます。目元をから1ミリから2ミリほどはみ出すくらいがベストです。目頭の先端ラインから目の縁に沿うように、くの字にラインを引きます。
  3. 目の下側のアイラインは、ナチュラルにみせたいときは黒目部分まで、しっかりとした目元を作りたいときは目尻まで引きます。ラインをなじませるようにアイシャドウでぼかせば、完成です。

ハイライトを使った目頭切開メイク

次に、ホワイトなどのハイライトカラーを使い目頭の輪郭をぼかすことで、大きな目に見せる目頭切開メイクを紹介します。アイラインを使用する方法よりも簡単にできる方法なので、初心者におすすめです。また、ハイライトカラーを使うことで、柔らかい印象に仕上げることができます。

  1. はじめに、まぶた全体にアイシャドウを塗ります。目の際に沿うように、ブラウンやブラックのアイライナーで細くアイラインを引きます。
  2. 次に、ホワイトのアイラインやシャドウを使い、くの字を書くように目頭部分にラインを引きます。ホワイトラインが目立つようなら、アイシャドウなどでぼかすようにしましょう。

目の形に合わせた目頭切開メイク

目頭切開メイクは、目の形や大きさをカバーすることもできます。離れ目が気になる人は、上下の目の際にしっかりとアイラインを引くといいでしょう。さらに、目頭にしっかりとくの字ラインを入れることで、目が中央に寄った印象を与えることができて離れ目をカバーすることができます。

逆に寄り目の人は、くの字ラインを濃く入れすぎると逆効果となるので注意しましょう。また、目がちいさい人は目の際を1周囲んでしまうことで、フレームが強調されてしまいます。その結果、目がより小さくみえてしまう可能性があります。目頭のくの字ラインにプラスして下ラインは入れずに、上側だけにするといいでしょう。

目頭切開メイクの注意点は?

マイボーム線に悪影響を与えることがある

上下のまぶたの縁には、約60個ほどのマイボーム線が存在しています。肉眼では確認することが難しいような小さな穴です。マイボーム線は目の表面に必要となる脂質を分泌している皮脂線のひとつで、この脂質により目の表面から水分が蒸発してしまうのを防ぐことができます。

しかし、毎日のように目の縁を埋めるアイメイクをしている場合や、しっかりとメイクを落とすことができていない場合はアイボーム線の開口部分を塞いでしまうことがあります。その結果、アイボーム線が正常に働くことができなくなってしまうのです。毎日のアイメイクはしっかりと落とすようにして、アイメイクをしない日を作るようにするといいでしょう。

マイボーム線が炎症を起こすとどうなるの?

落としきれていないアイメイクにより、マイボーム線の中に細菌が溜まったり入りこんだりすることで、炎症を引き起こします。炎症が起こると、目やまぶたが赤く腫れてものもらいのような症状があらわれます。また、目の表面に必要となる脂質が不足するため、ドライアイの原因になるともいわれています。

マイボーム線が炎症を起こした場合は、病院を受診して細菌を弱らせるための抗生物質による治療を受ける必要があります。また、重症化することでマイボーム線に膿が溜まる場合もあるようです。目が充血したりゴロゴロしたりする異常を感じたときには、アイメイクをしないようにして早めに医療機関を受診することが大切です。

アイメイク専用のクレンジングでしっかりオフを

目頭切開メイクをしたときには、マイボーム線の炎症やドライアイを防ぐためにもしっかりと落とすことが大切です。他の部分と一緒にクレンジングするのではなく、アイメイク専用のクレンジングアイテムで丁寧に落とすようにしましょう。目の回りの皮膚は薄いためこすりすぎると肌の負担になります。

コットンにアイメイク専用のクレンジングリムーバーを含ませてからまぶたの上に置き、アイメイクを浮き上がらせるように落とすのがおすすめです。また、最近では手軽に使用できるアイメイク専用のシャンプーもあります。自分のメイクや肌に合ったクレンジングで、毎日しっかりとオフするように心がけましょう。

目頭切開メイクで魅力的な目元に

目頭切開メイクをとり入れることで、より魅力的な目元を作ることができます。簡単に挑戦することができるので、ぜひ試してみてはどうでしょうか。

  • 目頭切開メイクは、目の幅を広げることで目を大きく見せてくれる
  • 目頭切開メイクは、目頭のくの字がポイント
  • アイメイク後は、アイメイク専用のクレンジングアイテムで丁寧に落とすことを忘れないで
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