公開日:2017/05/26 

朝スッキリ目覚めるための習慣とは?シンプルな行動で気持ちいい朝を!

朝スッキリと目覚めることができれば、1日のスタートは気持ちの良いものになります。ですが、それは意外と難しいですよね。

いくつかの習慣を身につければ、朝の快適な目覚めは可能です。どんな習慣が有効なのか、詳しく紹介します。

朝スッキリ目覚める習慣づけをしたい

朝起きるのが辛くて目覚めが悪いという人も、コツを身に着けて習慣化すれば、毎朝スッキリと目覚めることができます。

朝、慌ただしく過ごすのは良くない!

「朝思うように起きられず、いつも時間がない」「バタバタと忙しく用意して、出勤がギリギリになってしまう」という生活は、1日のはじまりを台無しにしてしまうだけではなく、実はからだにも悪いのです。

人のからだには2種類の『自律神経』があります。昼間は活発に動くために『交感神経』が優位な状態で、夜の寝ている間はリラックスモードの『副交感神経』が優位になっています。

朝の起床後は、自律神経が少しずつ『交感神経へ切り替わる時間帯』です。この時間にバタバタと行動してしまうと、自律神経の切り替えをスムーズに行うことができません。その結果、疲れを感じてしまいます。

朝の目覚めをよくするための習慣とは?

 

朝の目覚めを良くする習慣には、どういったものがあるのでしょうか?

起きるタイミングを調整する

睡眠は、眠りの合計時間よりも『いつ起きるか』の方が重要です。人は睡眠中、『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』を約90分おきに交互に繰り返しています。

『レム睡眠』は、からだは休み、脳が起きている状態を言います。『ノンレム睡眠』とは、からだも脳も休んでいる状態です。そのため、目覚めるタイミングを『レム睡眠』中にすることで、スムーズに起きることができます。

アプリやグッズなどで、寝返りなど人のからだの動きから『ノンレム睡眠』を検知して、起こしてくれるものもあります。起きるタイミングを見計らえば、朝の目覚めも快適になりますよ。

カーテンを明けて朝日を浴びる

朝、目覚めたらカーテンを開け、朝日を浴びるようにしましょう。太陽の光を見ることで、朝が来たことをからだや脳に伝えるのです。

人の体内時計は、25時間と言われています。普通にしていると、毎日1時間ずつずれていってしまいます。しかし、朝日を見ることで、睡眠に関係するホルモン『メラトニン』の分泌が抑えられ、体内時計が24時間にリセットされるのです。

また、朝に太陽の光を浴びることは、心のバランスにも良い影響を与えます。幸福を感じるホルモン『セロトニン』が脳から分泌され、安定した気持ちに導いてくれるのです。

コップ1杯の常温水を飲む

目覚めてから、コップ1杯の水を飲むことも、朝の習慣としておすすめです。「まだ眠い」と感じていても、水を飲むことで、からだをしっかり目覚めさせる効果があります。

また、消化器官が刺激を受けることにより、空腹も感じやすく、朝ごはんをしっかり食べる習慣にもつながるでしょう。

より効果を高めるなら『常温で少しずつ飲む』ことがポイントです。起床してすぐに冷たい水をたくさん飲むと、胃腸に負担を与えてしまいます。

また、体温も下がってしまうため、しっかり目覚めたいという効果が半減してしまいます。目覚めの良い朝のために、常温で少しずつ水を飲むようにしましょう。

熱めのシャワーを浴びる

朝、熱めのお湯でシャワーを浴びることも、スッキリとした目覚めに役立ちます。熱いシャワーを浴びると、シャキッと目が覚めて、日中の活動モードを切りわかるためです。

心もからだもリラックスできるので、1日のスタートを切る習慣として、始めてみてはいかがでしょうか。

朝スッキリ目覚めるためには、目覚まし時計にも工夫を

毎朝、目覚まし時計で起きているという人は多いと思いますが、毎朝使う目覚まし時計を工夫することで、より快適な目覚めに近づけます。

目覚まし時計は小さな音からスタート

スッキリと目覚めるコツは、起きたい時間の20分前に、目覚まし時計を小さな音でセットし、本当に起きたい時間に、通常どおりの大きな音でセットするという、2段階に設定をすることです。

睡眠中、交互に繰り返す、浅い眠りの『レム睡眠』と、深い眠りの『ノンレム睡眠』ですが、朝になると体温が上がり、徐々に眠りの浅いレム睡眠が多くなります。

この、眠りの浅い『レム睡眠』の時に起きることができれば、スッキリとした目覚めになるので、目覚ましのアラームを2つセットすることで、その確率を高めるのです。

もし、起きたい時間の20分前にセットした小さい音のアラームが鳴った時、眠りの浅いレム睡眠中であれば、無理なく起きることができます。

1度目のアラームの時に起きられなかった場合は、深い眠りのノンレム睡眠中であったためなので、2度目の大きな音のアラームで起きることができるという仕組みです。

スヌーズ機能に頼りすぎはNG!

アラームを一定の時間の間隔で、繰り返して鳴らしてくれる『スヌーズ機能』は、寝坊の防止にとても便利に思えるのですが、朝のスッキリとした目覚めには、良くないという研究結果があります

アラームが1度なっては目覚めるということを繰り返していると、浅い眠りを続けることになり、起きた時にスッキリしなくなります。

また、「ずっと眠っていたい」「起きたくない」という『睡眠慣性』生じてしまい、起床後も眠気が取れず、ボーっとしてしまうのです。

もし、スヌーズ機能を使うなら、スッキリとした朝の目覚めのために、1度だけにした方が良いでしょう。

朝の目覚めには、夜の習慣も影響している?

快適な朝の目覚めには、朝の習慣だけではなく、夜の習慣も影響します。どんな習慣が目覚めに良いか、見てみましょう。

夕食は寝る2時間前までに食物繊維を多めに

朝、からだが重いと、スッキリとした目覚めにはなりません。そんな人は、夜寝る前に食べている可能性があります。

眠っている間は、胃腸の活動はストップしているため、寝る前に食べるのは控えましょう。

寝る直前に食べたものが胃腸に残っていると、負担をかけてしまい、睡眠の質も下がってしまいます。食べるのは、胃の中のものを消化できる、就寝の2時間前までにしましょう。

また、便秘もからだが重くなる原因の1つです。翌朝の便通を良くするために、食物繊維を多く含む野菜を積極的に摂りましょう。

ダイエットなどで夕食の量が少なすぎても便秘になります。便秘解消のためにも、肉・魚・豆類など、たんぱく質もしっかり摂りしましょう。

寝る直前に、今日のいい出来事を思い出す

夜、眠る前に、ついイヤなことを考えていませんか?そのようなことは、脳にストレスを与え、質の良い眠りを遠ざけてしまい、朝の目覚めにも影響します。

もし、日中イヤなことがあっても、夜、ベッドで目を閉じる前の3分間は、イヤなことを忘れ、良いことを考えるようにしましょう。

1カ所だけでも片付けて、明日への準備を

部屋を片付けて眠りたいけれど、時間がない時は、1カ所だけでも片付けるようにしましょう。やらなければいけないのに、できないでいると、気になって寝付けないということを防げます。また、脳をリセットすることにも、つながります。

明日の朝、着る洋服やカバンの中のものを、前もって準備しておくこともおすすめです。安心につながり、翌朝スムーズに過ごすことができます。

朝スッキリと目覚める習慣づけをしよう!

朝のスッキリとした目覚めに必要なのは、目覚ましの工夫や起きるタイミング、食生活など、いつかのポイントを抑えるだけです。

どれも難しいことではないので、習慣化して、気持ちの良いスッキリとした目覚めを得ましょう。

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