公開日:2018/01/29 

実はこんな時にも!?オロナインの効果・効能をよく知ればもっと活用シーンが増える!

子供の頃、軽いけがやにきびに「オロナインH軟膏」を塗ったことがあるという人は多いことでしょう。

オロナインは、傷やにきび、軽いやけどだけでなく、肌荒れの応急処置的スキンケアとして使えることでも話題になっているのをご存知でしょうか。

オロナインの活用方法やその効能、話題のスキンケア方法について紹介します。

オロナインの効能は消毒と止血が主

オロナインの成分と基本的な使い方

医薬品でおなじみの大塚製薬が、1953年から販売している「オロナインH軟膏」。傷や軽いやけど、にきび、はたけ、水虫などに効果があるとされ、薬箱には必ず入っているという家庭も多いことでしょう。

その有効成分は「クロルヘキシジングルコン酸塩液」という消毒効果のあるもので、そのほかにラウロマクロゴールやグリセリンなど12種類の添加物が配合されています。

また、ステロイドや防腐剤は添加されていないため、安心して使用することができるでしょう。

軽い傷には「オロナイン絆創膏」

オロナインは消毒して止血する成分を含有しているので、軽いきずややけどに使うと効果的です。オロナインを適量塗った患部に絆創膏を貼る「オロナイン絆創膏」は、無意識のうちに患部にふれてしまうのをガードしてくれるのでおすすめ。

絆創膏を貼るときの注意点は、ぴったり貼らずにふんわりと貼ること。ぴったり貼ってしまうと、きずやにきびに密着しすぎて刺激になってしまうことがあるので注意してください。通気性を悪くしてしまうのも良くないため、注意しましょう。

深いきずや重度のやけどには、オロナインを使うよりも先に専門医に診てもらうのがいいでしょう。

日焼けにも効果的

日焼けをした肌はバリア機能が低下して乾燥し、外部からの刺激に敏感になっています。乾燥した肌を放っておくと症状が悪化してしまうため、保湿が必要です。

オロナインは軽いやけどにも効くとされており、ネットの口コミなどでは日焼け後のアフターケアに有効という記事も目につきます。日焼けは日光によるやけどをしている状態なので、日焼け後のケアとしてオロナインを取り入れるというのは確かに一理あります。

しかし、オロナイン自体にはやけどを治す効果はなくあくまでも化膿するのを防ぐ薬品なので、日焼け後に化膿しやすいという人は使ってみてもいいかもしれません。水膨れなど炎症がひどい場合には、病院で受診して適切な処置を受けるのが望ましいです。

日焼けした肌にオロナインを効果的に使うには

オロナインには抗炎症作用があるため、日焼けをして炎症を起こした状態の肌に塗ることで炎症を鎮める作用が期待できます。注意したいのは、日焼けした直後に塗るのではなく必ずクールダウンした肌に使うこと。

日焼けは冷やすことと保湿することが大事なポイントなので、オロナインを塗る前にしっかりと肌を冷やしておきましょう。肌の火照りが治まってから、シワやシミを防ぎたい部分に塗りましょう。

乳児のやけどには使わないほうが良い

やけどに効果が期待できるオロナインですが、乳児の場合は成人に比べて皮膚が弱いので、オロナインは塗らずにまずは病院で受診したほうが良いと公式サイトでも紹介されています。

オロナイン自体には、使用の年齢制限はなく乳児も使えますが、日焼けに関しては、乳児専用のケア用品を使うようにしましょう。

敏感肌の人でも使えるスキンケアの効果

美白・美肌で有名な人気美容家も、オロナインは乾燥肌にも使えるとすすめています。その使用法とは、手のひらにオロナインをとり、反対側の手を水で濡らして両手を合わせ、乳化した軟膏を肌になじませるというもの。

お風呂上りにバスタオルで身体を拭く前に塗れば伸びて塗りやすくなるそうです。美容のプロが活用しているこの方法は、ぜひ取り入れたいものです。

口コミではそのほかにも、化粧水や精製水とオロナインを混ぜたスキンケア方法などが多く紹介されています。「オロナイン水」や「水溶きオロナイン」などと呼ばれ、乳液状になったオロナインを普段のスキンケアと同じように使います。

オロナイン単体に比べて「オロナイン水」のほうがべたつかないために使いやすい、というのも人気の理由です。また、「オロナイン水」をコットンにつけてパックするという方法もあります。

自分が普段使っているお気に入りの化粧水などと合わせれば、スペシャルケアの完成です。オロナインは低刺激で保湿クリームのように使うことができるため、敏感肌でも問題なく使うことができます。肌荒れで悩んでいる人は試してみるといいでしょう。

なぜ乾燥肌にオロナインがいいの?

オロナインが乾燥肌に効くといわれるのは、効能としてひびやあかぎれの予防・改善が謳われているからです。オロナインで皮脂表面をコーティングし、水分の蒸発を防ぎます。

その際、オロナインに含有されているステアリルアルコールといった皮膚を保護する成分や、オリブ油やサラシミツロウといった保湿成分が乾燥に効果的に働きます。

ほかにもグリセリンやワセリンといった保湿成分も入っており、皮膚の表面から水分が蒸発するのを防ぐことができます。この働きにより、しっとりした肌に整えることができるので、顔の乾燥の応急処置としても使用することが可能です。

しかし、オロナインの主成分は消毒の役割が主であるため、毎日使うと殺菌成分が肌を過度に消毒しすぎてしまい逆効果になる恐れがあります。そのため、毎日使うのではなく、長くて1週間、または応急処置としての、たまの使用をおすすめします。

ネットで話題、オロナインで美肌に

このように様々な活用方法がある「オロナインH軟膏」は、主に傷口やにきびなどに対して消毒や殺菌の効果を発揮します。

きずややけど、水虫のケアなど幅広く使えることで、一家にひとつというほどの定番になっているオロナインですが、乾燥肌の改善から日焼け後のケアまで使うことができ、まだまだ可能性は無限大です。

その効果と効能をバッチリ知ることができれば、肌のSOSケアとして万能なオロナインを使いこなすことができるかもしれません。

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