公開日:2017/05/25 

目を大きく美しく!人気のカラコン、その選び方と注意点は?

目元は人の印象を大きく左右します。目元のメイクに力を入れている人も多いと思いますが、メイクできない瞳そのものに変化をつけられるアイテムがカラーコンタクトレンズ(カラコン)です。カラコン選びのポイントと安全に使うための注意点をご紹介します。

印象的な目元を演出!カラコンの種類と特徴

カラコンにはどんな種類があるの?

カラコンとはその名の通り色のついたコンタクトレンズのことで、黒目の色そのものを変えるカラータイプと、色は変えず輪郭を強調して黒目をより大きく見せるリングタイプの大きく2つに分けられます。

視力矯正用のコンタクトレンズにはやや硬めの素材で角膜よりひとまわり小さいハードレンズと、柔らかく薄い素材で角膜よりひとまわり大きいソフトレンズがありますが、カラコンはソフトレンズのみとなります。

レンズ一枚当たりの使用期限は1日の使い捨てタイプと、定められた期間でレンズのケアをしながら繰り返し使える、定期交換タイプがあります。定期交換タイプの交換期間は2週間、1か月、1年間のものがあります。

黒目の色を変えるカラータイプレンズとは

レンズ全体に色がついていて黒目の色を変えるカラータイプのカラコンはいつもと違う自分を演出したい時におすすめのアイテムです。具体的な色とその効果としては、ブラウン系・ブラック系はナチュラルに変化をつけたい時のおすすめ色で、黒目を大きく見せてかわいらしい印象になります。

グレー系・ブルー系・グリーン系はハーフ顔に近づけたい時のおすすめ色で、グレーはクールに、ブルーやグリーンはよりグローバルな印象。パープル系・ピンク系は個性的にキメたい時のおすすめ色で、パープルはミステリアスな印象に、ピンクはコスプレにもぴったりです。

なお、普段のメイクやヘアスタイルのままで瞳の色だけ変えると、違和感が強くでてしまうこともあるので、トータルバランスに気を付けましょう。

リングタイプで自然なのに印象的な目元を

「オフの日だけでなく、仕事中も印象的な目元でいたい」…そんな時には黒目の色は変えず、黒目の輪郭を強調し瞳を大きく見せるリングタイプのカラコンがおすすめです。

カラコンを使えばアイメイクを薄くしても強い目ヂカラが期待できるので、メイクの時間が短縮できる場合も。リングタイプには輪郭がしっかりとしていて、より黒目が強調されるタイプのものと、ナチュラルに見えるよう適度に輪郭をぼかしたタイプがあります。

ただし、黒目をより大きく見せたいからと言って、安易に色が濃くレンズの着色直径(色のついている部分)が大きなものを選ぶと、不自然な印象になってしまうこともあるので、自分の目にあったものを選びましょう。

カラコン生活を始めたいと思ったら

眼科を受診して基本データを知ろう

カラコンはネット通販などでも購入可能ですが、購入前に自分の目の状態や、データを知る必要があります。まずは眼科を受診して、自分の目の状態を知りましょう。

目の状態によってはコンタクトレンズを使用することができない場合もあります。コンタクトが使用できると判ったら、コンタクト購入に必要な基本データを調べてもらいましょう。

例えば、近視の度入りカラコンを注文する場合に必要なデータはコンタクトレンズの内面のカーブの曲率半径であるBC(ベースカーブ)とPWR(度数)です。

度なしの場合にはPWRは不要、乱視用のレンズを使用するのであれば、BCとPWRの他にCYL(乱視度数)とAXIS(乱視軸度)が必要となります。

カラコンはどこで買うのがベスト?

カラコンは眼科、コンタクトレンズ販売の実店舗、ネット通販などで購入することができます。眼科では取扱いの種類は少ないですが、コンタクトの入れ方や出し方、安全に使うための方法やレンズケアの仕方などを直接指導してもらうことができるので、コンタクトが初めてという人におすすめ。

コンタクトレンズ販売店ではコンタクトレンズの購入に医師の処方箋を求められる場合があります。ネット通販は販売されているレンズの種類も多いので選択肢は広がりますが、海外から発送される製品などでは、日本の安全基準を満たしていない製品が売られている場合もあります。

見分け方としては厚生労働省で承認された製品に付与される薬事法承認番号(高度医療機器承認番号)があるかどうかがポイントとなります。

初回購入時は試着で装着感を確かめて

眼科や一部のコンタクト販売店では、実際にカラコンを試着してから購入することができます。見た目をチェックするのはもちろん、装着感なども確かめることができるので試着できる場合はぜひ試しましょう。

カラコンの構造は主に3種類、1枚のレンズに着色してその上からレンズをもう1枚を重ねるサンドイッチ構造、サンドイッチ製法の進化系で1枚のレンズの中に色素を閉じ込めたキャッスルモード構造、レンズ上の色素をコーティングし直接角膜に触れないようにしたラップイン構造があります。

サンドイッチ構造は強度に優れていますがレンズを2枚重ねるため、装着にやや違和感を覚える人も。他の2つはレンズが薄く装着感はいいですが、デリケートにできているため取扱いに注意が必要です。

自分に合ったカラコンの選び方

レンズの使用期限のお得な選び方

まずは、どんな時にカラコンを着けたいのか目的を明らかにしましょう。例えば、週末遊びに行くときだけつけたいのであれば、1dayがベストですし、ほぼ毎日使おうと思うのであれば定期交換レンズの方がコスパに優れています。

ただし注意したいのは、「使用期限」の考え方。使用期限とは、「実際に何日着けたか」ではなく「開封してから何日経ったか」ということ。つまり、2週間用のレンズは1回しか使っていなかったとしても、2週間以上経ってしまった場合は使うことができなくなってしまうのです。

また、定期交換タイプのレンズは毎日レンズをケアする必要があり、ケア用品も買わなくてはなりません。コスパや手間などを総合的に判断して使用期限を選びましょう。

自分に合った着色直径の選び方

カラコン選びの重要なポイントとして着色直径があります。

ソフトコンタクトレンズは元々黒目より大きなサイズになっていますが、カラコンはソフトレンズ全体に色がついているわけではなく、ソフトレンズの外周の内側に着色部分があります。その着色部分の直径を着色直径といい、この大きさによりどれくらい黒目を大きく見せるかが決まります。

最もバランスの良い目とされているのは、黒目の直径が目頭から目尻までの長さの半分の目ですが、日本人はこれよりも黒目が小さい人が多いので、この黄金律に近づけるとナチュラルかつ愛らしい目に見せることができるでしょう。

黄金律よりも黒目を小さく抑えればより自然に、反対に極端に大きくすればお人形フェイスにすることができます。

カラコン試着アプリを活用しよう

髪色や目の形を例に挙げてこんなカラコンがおすすめ!と言っても、好みも違えば求めるものも1人1人違います。また、実際に眼科やお店でカラコンを試着するとしても何十枚も試着してみるわけにはいきません。

そんな時におすすめなのは、カラコンをした自分を気軽にイメージできるカラコンの試着アプリ。自分の写真にカラコンを合成してイメージを見ることができます。着色直径の微妙な数値をつかむのは困難ですが、ざっくりとした色やデザインであれば十分試せます。

また、お店では試しづらいちょっと冒険した色を試してみることも。鏡で見るよりも客観的に似合っているか判断できるのもうれしいポイントです。

カラコンで新しい自分に出会うために

  • カラコンは黒目の色を変えるもの、瞳を大きく見せるものと種類はさまざま
  • 黒目の直径が目頭から目尻までの長さの半分あるとバランスが良い
  • アプリで自分に似合うカラコンを探せる

どこか1か所でも自信がつくと、人は積極的になれるもの。カラコンはそんな時にも使える素敵なオシャレアイテムです。安全な製品を選び、レンズと自身のケアに気を付けて、いつもとちょっと違う自分に出会ってみましょう。

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