公開日:2018/07/09 

ニードル脱毛にはいくらかかる?その料金体系を解説!

ニードル脱毛にかかる費用には、実際の施術代のほかに、診察料やパッチテストにかかる料金などさまざまな項目があります。

今回は、ニードル脱毛の料金体系についてご説明します。

ニードル脱毛とはどんな物?しくみと特徴

ニードル脱毛とは、特殊な金属針(ニードル)を用いた脱毛法で、「針脱毛」や「電気脱毛」と呼ばれることもあります。

毛穴にニードルを刺し、毛包(もうほう)と呼ばれる組織に微弱な電流を流します。毛包とは育毛のプロセスにおいて重要な役割を担う部位で、これを電流によって破壊することで、永久脱毛が可能とされています。

現在はレーザー脱毛の普及により、取り扱うクリニックが減少しましたが、毛の1本1本を確実に脱毛するための手法として現在でも実施されています。

近年のニードル脱毛は「絶縁針脱毛」が主流

ニードル脱毛の歴史は古く、その起源は100年以上前に遡ります。日本では1960年代から実施されてきましたが、当時のニードル脱毛は「電気分解法」と呼ばれる手法がとられていました。

これは、電流を流すニードルが直接肌に接触する手法で、痛みや熱を感じることが多く、火傷による色素沈着のリスクもありました。

現在一般化しているニードル脱毛は「絶縁針脱毛」と呼ばれる手法で、ニードルが電流を通さないよう、特殊な加工を施されています。

このため、痛みも大幅に軽減され、比較的安全な手法として確立しています。

ニードル脱毛に必要な回数と期間

例えば両ワキを施術する場合、標準的な毛量で5回程度です。毛量が多い人は10回ほど通院が必要になることもあります。

1~2か月に1回のスパンで施術し、全体で半年~2年かかります。

1回の施術にかかる時間は初めの数回は2~3時間かかり、回を重ねるごとに短縮化していき、最終的には30分程度の施術時間になります。

ただし、クリニックによって技術的な問題から、かかる時間や期間が異なる場合もあるため、実施前のカウンセリングで確認しましょう。

ニードル脱毛のメリット・デメリット

ニードル脱毛のメリットとしては、毛の1本1本にアプローチできる点が挙げられます。毛包を完全に破壊するため、より高い脱毛効果が期待できます。

細いニードルを使用するため、VIOラインなど細かな部位を施術し易いのもメリットです。

デメリットとしては、改善されてきたとはいえ、痛みを感じる場合があります。

また、施術時間が長いことから、全身を脱毛する場合は日にちをずらすなど、期間も余分にかかります。

さらに、料金についても気になる点が。全体的に料金が割高で、かつ、均一料金のプランが多い他の脱毛法と比較すると、料金体系が複雑なのも心配な点です。

ニードル脱毛を検討するにあたって、料金のしくみを理解したいものですね。

ニードル脱毛の料金体系について

ニードル脱毛の料金体系はクリニックによって大きく異なるため、費用の総額が分かりにくいのが心配な点です。

とはいえ、基本的にはその日施術した毛の量や時間に応じて、その場で支払うシステムです。

一部では定額制を採用しているクリニックもありますが、しくみさえ分かれば料金で迷うことは少ないでしょう。

ニードル脱毛の料金には、ニードル代など共通してかかる項目と、クリニックによって料金の設定法が異なる項目があります。

また、初診料など初回のみかかる料金もあります。

各クリニックに共通する料金項目

以下の料金は一般的なクリニックに共通する料金項目です。一部、麻酔クリームなどを費用に含んでいるクリニックもあります。

金額補足
初診料(初回のみ)3,000円~
6,000円
血液検査料(初回のみ)3,000円~
6,000円
HIV抗原を含む数種類の抗体の有無を調べる検査です。
ニードル代4,000円~患者専用のニードルを使用。
部位によって異なりますが、
1~3回に1本のペースで新しいものを使用します。
麻酔代(オプション)局所麻酔1本3,000円~

施術の料金体系はクリニックによって差が

実際の施術にかかる料金は、各クリニックごとに料金体系が異なります。

また、1つのクリニックでも部位によって異なる料金設定を設けている場合もあります。以下の3つのクリニックを例にご説明しましょう。

所在地クリニック基準料金例補足
大阪市中央区河合皮フ科医院部位ごと5分ごとワキ5分\3,000円
眉5分\4,200円
毛量によって施術にかかるスピードが異なります。
神奈川県横浜市横浜ベイクリニック面積に応じて定額ワキ総額\100,000円~350,000円初回にテスト脱毛を実施して面積測定します。
ワキ以外の部位は15分あたりの価格設定です。
東京都新宿区ビューティースキンクリニック1本ごと1回あたり/500円全個所共通の価格です。

その他クリニックによって異なる料金

上記で挙げた意外に、クリニックによって異なる点としては麻酔にかかる値段があります。

注射による麻酔のほかに、麻酔クリームや麻酔テープを取り扱うクリニックもあります。

麻酔クリームが10gあたり1,000円~で麻酔テープは1枚あたり数百円程度です。

いずれも使用した箇所が痺れたような感覚になり、注射ほどではありませんが、痛み軽減の効果が期待できます。

その他にも、平日と週末とで料金を分けているクリニックもあり、予約の際に注意したい点ですね。

ニードル脱毛にかかる費用の総額

ニードル脱毛にかかる費用の総額はどのくらいでしょうか。毛量に応じて定額の料金を設定しているクリニックに関しては、年数の制限など条件があるもののトータルでかかる費用が明示されています。

しかしその他のクリニックに関しては、費用の総額については公式サイト上での明言を避けているケースが多く見られます。

毛の量や生えてくるサイクルに個人差があるため、必ずしも予想した金額で脱毛が完了するわけでは無いのが実情です。

ワキのニードル脱毛をした場合のトータル費用

両ワキをニードル脱毛した場合、一般的には200,000円~300,000円程度がかかる費用の総額です。これは標準的な毛量に対し、5~6回施術した場合の相場です。

毛量が多い人は完了まで10回程度かかることもありますが、終りに近づくにつれ毛量とかかる時間が減っていくため、後半の費用は少なく済むケースが殆どです。

このため、回数が倍になったからと言って、費用が倍になるわけではありませんのでご安心ください。

通常、ニードル脱毛を開始する前にはカウンセリングが行われます。その際に毛量をチェックし、同程度の毛量の人が通常かかる費用を聞くこともできます。

ニードル脱毛で全身脱毛した場合は?

ニードル脱毛で全身を施術した場合にかかるトータル費用は、残念ながら既存のクリニックでは公表されていません。

ニードル脱毛は施術時間が長いことから、各部位ごとにかかる費用が高いため、全身を施術する場合は高額になることが予想されます。

どこまでの範囲を脱毛するかにもよりますが、数百万円はかかることも予想されます。

ニードル脱毛を行う際は、最終的にどの部位まで行うか、ゴールを決定しておいたほうが良いかもしれませんね。

ニードル脱毛のコストパフォーマンスは?

他の脱毛法に比べて高額なニードル脱毛ですが、現在でも愛用者が少なくないのは、価格が高いなりのメリットがあるからかもしれません。

ニードル脱毛は1本ずつ処理していくため、顔や乳輪など、細かな部分のムダ毛を処理するのに適しています。

その他、髪の白髪をニードル脱毛で抜いてしまう人もいます。また、レーザー脱毛など他の脱毛法で効果が得られなかった人が最後の頼りとしてニードル脱毛に切り替えるケースもあるそうです。

このように、少ない範囲を処理したい場合や頑固な毛質の人は、早い段階でニードル脱毛を検討することで、トータルにかかる費用がかえって安くなるかもしれませんね。

ニードル脱毛を考えるなら料金体系を確認!

ニードル脱毛の料金体系まとめ

  • ニードル脱毛は1本1本のムダ毛にアプローチする脱毛法
  • 初期費用は共通するものの、実際の料金体系はクリニックによってさまざま
  • 細かな部位なら総額が低く収まる場合も

ニードル脱毛の料金体系はクリニックによって異なるため、カウンセリングの際にきちんと解説してもらうことが重要です。

十分な説明を受け、納得して施術を受けたいものですね。

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