公開日:2018/07/09 

あざ、しみ、怪我や手術の傷跡があっても脱毛できる?

脱毛サロンやクリニックのホームページには「肌トラブルがある場合は施術できないことがある」と書かれています。

あざがある、しみがある、実は傷跡があると脱毛を諦めている人も多いのではないでしょうか。

実は、あざやしみ、怪我や手術の傷跡があっても脱毛できる場合があります。

脱毛できるかの判断と、脱毛前後に行うべきスキンケアについてご紹介します。

肌トラブルがあっても脱毛できる

脱毛サロンの光脱毛や、クリニックのレーザー脱毛は、どちらも肌の表面にあるメラニンに反応します。

ムダ毛自体がメラニンにできているので、直接光やレーザーの光を当てることで脱毛ができます。

しみやあざ、怪我や手術の傷跡など肌に跡が残っているものはメラニンでできているため、施術を断られることがあるのです。

どんな時に施術してもらえるのか見ていきましょう。

あざがあるけど脱毛ってできるの?

人間の皮膚の下には数多くの血管が走っていて、この血管が壊れてしまうことで起こるのが皮下出血です。

皮下出血直後には皮膚から青い出血の跡として認識できるのが、いわゆる青あざとして知られています。

青あざは時間が経つにつれ、茶色に変色し、やがて黄色のあざになり、最終的にはあざが消えてなくなります。

あざがある時でも脱毛は可能です。しかし、あざができていると施術をした時に強い痛みを感じることがあります。

あざは時間が経過すれば治るものなので、しっかりと治した後に脱毛を行うのが適切です。

しみがある時の脱毛の注意点

しみができている時に脱毛をしてしまうとかえってしみを目立たせてしまうことがあるので注意が必要です。

脱毛処置を行うことでお肌の内部にあるメラノサイトという細胞を刺激し、お肌の中でメラニン色素を作り出してしまう可能性があります。

お肌はダメージを受けた際にメラニン色素を作る性質があり、脱毛をした後のお肌は炎症を起こしているのでちょっとしたことですぐにメラニンが作り出されてしまいます。

脱毛をした結果しみがかえって目立ってしまうこともあるので、しみができてからある程度落ち着くまで脱毛を控えるようにしましょう。

傷跡があるけど、脱毛しても大丈夫?

傷跡があっても脱毛は問題なくできます。ただし、傷跡がまだ完全に癒えていなかったり、傷がケロイドになっていたりする場合には注意をした方がいいでしょう。

傷跡がある程度完治し、痛みも炎症もなくなっている場合には問題なく脱毛ができるのですが、大きい傷がある場合には傷口を避けて施術するのが適切です。

しっかりと正しい対処法を身につけることで脱毛と上手に付き合えるので、傷跡がある方は傷の様子を見てタイミングを見計らいましょう。

脱毛前に知っておきたいお肌のケア

脱毛の前後で肌のコンディションを整えておくと脱毛後のお肌にかかる負担を軽減できます。

特にあざやしみなど、脱毛した時に肌に負担をかけてしまうとわかっている時には、脱毛前にケアをしておくようにしましょう。

あざやしみ、怪我や手術の傷跡などは肌にダメージを与えているもので、脱毛自体も肌に負担をかけて行うものなので、ダメージの連鎖にならないように注意しましょう。

水分の保持でお肌を改善

お肌の状態をコントロールするにはまず何といっても水分の維持が重要です。

お肌の表面には角質層という皮膚の分厚い層があり、水分の蒸発を防いで、水分の保持に役立っています。

お肌に水分が含まれているとちょっとした刺激や物理的な接触でお肌が傷つくことがなく、炎症などのお肌のトラブルが起こってもすぐに再生できるようになります。

お肌の状態を改善するためにも入浴、シャワーを浴びるなどのお肌への水分補給を心がけるように気をつけてください。

水分蒸発を防ぐと朝にはお肌が変化する

脱毛前に行うお肌のケアですが大切なのはお風呂などの水分補給を行った後です。

水分を補給した後に水分が蒸発してしまってはお肌の状態が改善することなく次の日の朝には乾燥が強くなってしまうことがあるので油分を含むクリームをお肌に塗って肌の中からの水分の蒸発を防ぐことが重要です。

脂質を含んだクリームを使った後はベタつきを感じて深いかもしれませんが、朝起きた時にお肌の中にまで水分を含んでいてくれるのでお肌のコンディションを整える上でとても大切な働きをしています。

しみやそばかすは紫外線対策が重要

脱毛処置を受けた後のお肌には微細なダメージが積み重なっていて、ここに紫外線が加わってしまうとシミやソバカスなどの色素沈着の原因になってしまいます。

脱毛処置を受ける前1週間は日焼け止めを使うことや、薄手でも構わないので長袖の服を着ることでキレイな姿を保つように心がけてください。

皮膚にダメージが加わっている部分に脱毛を繰り返してしまうと、色素沈着を引き起こすこともあるので脱毛後は紫外線対策を入念に行いましょう。

知っておきたい脱毛後の対処法

脱毛後の処置をしっかりと行うと脱毛後のお肌の余計なトラブルを防ぐことができます。

脱毛時には少なからずお肌に炎症が起こっているので、ヒリヒリとした痛みや、チクチクとお肌が刺激されるような感覚があるかもしれません。

これは脱毛後誰にでも起こる症状ですが、数日で不快な症状は過ぎ去ってしまうので心配はありません。

しかし、このヒリヒリとした期間に人によっては思わぬトラブルを抱え込んでしまうことがあるのです。

脱毛後に必要な処置

脱毛後の肌は敏感になっているので、特に注意が必要です。

  • 紫外線を浴びないようにする
  • 脱毛した日は入浴を避ける

お肌が炎症を起こしている時に紫外線を浴びると肌に大きなダメージを与えてしまうので、しみの原因やひどい場合には肌が化膿することもあります。

また入浴をするなど毛穴が不衛生になるようなことをしていると、細菌感染による化膿が起こってしまうことがあります。

炎症が強くなってしまうと後になってさらに色素が沈着してしまうこともあるので、強い炎症を防がなくてはなりません。

素肌のヒリヒリはどうやって対処する?

脱毛治療後のお肌のヒリヒリは肌の内部で起こっている細かい炎症です。

炎症が起こると肌の内部で痛みの原因物質が作られ、神経が刺激されることで痛みを感じてしまうので、炎症を抑えるとヒリヒリとした痛みや違和感は消失します。

炎症のコントロールは冷やすことと痛み止めの活用が効果的です。

痛み止めは副作用で胃の痛みを感じることがあるので、むやみに服用する必要はないのですが、症状が辛い場合や痛みが気になってしまって不都合がある場合には痛み止めをしっかりと活用しましょう。

トラブルが続く時には病院へ行こう

脱毛後にトラブルが起こってしまった場合には独断で対処するとかえって人体に悪影響を与えてしまうことがあるので、必ず医師に相談するようにしましょう。

わずかな炎症でも後々になって悪化してしまい、目立つシミになってしまっては大変です。

お肌を美しく保つためにも、脱毛後に異常を感じたらすぐに治療を受けるように心がけましょう。

正しく対処すれば脱毛後のシミも目立たずキレイにトラブルが解決できることもあるので、正しい対処が何よりも重要なのです。

自信を持って脱毛しよう

脱毛をする前に肌に不安を抱えている方もたくさんいるかもしれませんが、基本的に施術は可能です。クリニックやサロンに相談してみましょう。

  • あざ、しみ、怪我や手術の傷跡は脱毛できる
  • 脱毛前のスキンケアで肌の負担を軽減させる
  • 脱毛後の処置で肌をケアする

せっかく脱毛するなら肌に負担がないように行いたいですよね。ぜひ、参考にしてみてください。

  • Facebook
    シェア
  • Twitter
    ツイート
  • はてなブックマーク
    はてブ

908



ページのトップへ