公開日:2017/06/15 

靴擦れに悩むのは嫌!靴擦れの原因と対処方法&予防方法

これからの季節サンダルを履く機会が増えるにつれ、靴擦れで悩むことも多くなってきます。ここでは靴擦れの主な原因と、靴擦れができてしまった時の対処方法、防止する方法についてご紹介します。

靴擦れになってしまう原因とは?

原因1 靴が足にあっていない

靴擦れの原因は足と足があたる靴の部分との「摩擦」によるものが多いです。「摩擦」は異なるモノどうしが接触して、動くことで生じる力。接触しているだけでは、起きにくく、擦れることで初めて「摩擦」が発生するのです。靴が足にあっているとは「サイズが合っている、素材が合っている」が代表的なもの。サイズがあっている状態とは不快感がなく靴と足がフィットしていて、歩いても違和感がない状態です。

また、素材があっていない状態も考えられます。たとえば革素材の靴であれば、皮膚より革の方が硬いため履くと痛くなってしまうことがあります。靴擦れに悩んでいるのなら、靴擦れができやすい靴そのものをチェックしてみましょう。もし靴が足に合っていないのなら、見直してみるのがよいでしょう。

原因2 摩擦の起きやすい歩き方のクセ

足の同じところばかりに靴擦れができやすい場合は、歩き方に問題があるケースも考えられます。靴擦れができやすいところが頻繁に擦れるようなら、間違った歩き方をしていないかチェックしてみるとよいでしょう。たとえば「足の外側ばかりに靴擦れができやすい」、「靴底の減り方が左右で違う」などです。また、「靴底の外側ばかり減っている」、「病理的原因がないのにひざが痛い」などという場合も歩き方にクセがありそうです。

クセのある歩き方をしていると足全体にバランスよく力がかかりにくくなります。さらに、集中的に力がかかる部分に、過度な負担がかかってしまうことにもなります。結果、靴擦れが起きるという流れができあがってしまうのです。

原因3 裸足で靴を履いている場合

靴のデザインにもさまざまなものがあります。これからの季節は特に、サンダルを筆頭に裸足で靴を履いた方がファッション的にもおしゃれに見えるデザインのものが多く出回りますよね。裸足で靴を履く機会も圧倒的に増えてきます。

たとえば、エナメル素材のパンプスです。光沢があって見た目がキレイなので、おしゃれな女性には欠かせないという方も多いでしょう。ところが、このエナメル素材は滑りやすい素材の性質上、靴擦れしやすい素材の代表格なんです。また、サンダルによくみられますが、細いストラップのあるデザイン。これはストラップが集中的にあたる場所に負担がかかりやすいので、やはり靴擦れの原因となってしまうのです。

靴擦れができてしまった時の対処方法

擦れて赤くなった!ヒリヒリしている状態

擦れて赤くなって、ヒリヒリしている状態ならこれ以上悪化させないためにはとりあえず保護しましょう。擦れて赤くなってしまったところへ、手っ取り早く絆創膏を。保護する目的なので、薬剤つきのタイプでなくでも一切問題ありません。もし手元に絆創膏がない場合は代わりにリップクリームでも大丈夫。

擦れるところにリップクリームをよく塗りこめば滑りがよくなるので、靴擦れの悪化を防ぐことができます。また、かかとが擦れて赤くなってしまった場合は、非常に皮膚がはがれやすくなります。そのような場合は、擦れて赤くなったところを広めに覆えるような大きさや形状のものを用意します。かかと専用の絆創膏を貼ったほうが、悪化を防ぐ可能性は高くなるでしょう。

皮がまだ破れていない!水ぶくれの状態

皮がまだ破けていない状態なら、早急に皮が破けないようにクッション性の高いもので保護しましょう。万が一、皮を破ってしまうと、化膿する可能性がでてきます。とりあえず、皮が破けないように注意する必要があります。水ぶくれを保護するにはクッション性の高い絆創膏があれば十分なのですが、持っていない場合は、絆創膏とワセリンを用意しましょう。

ワセリンは皮膚への保湿効果がありますので、水ぶくれの皮に対しても保湿の効果があります。水ぶくれの皮の表面もしっとりさせておくとよいでしょう。そうすることによって、水ぶくれが破れてつぶれる危険性も少なくなります。できるだけ水ぶくれの状態を維持できるように注意を払いましょう。

水ぶくれが破けて皮が剥けてしまった状態

水ぶくれが破れてしまうと雑菌が入って込んで化膿する危険性がでてきます。破けてしまった場合、患部を水で洗い流して清潔にしましょう。特に破れた皮膚が大きい場合は、破れた皮膚をカットしても問題ないありません。その後で、患部を十分に覆える大きさの絆創膏を貼っておきましょう。靴擦れの患部は乾くと痛みがでてきやすくなります。

一般的な絆創膏を使う場合は、患部が乾燥してくるので、患部に擦り傷用の軟膏やワセリンを塗ってカバーすれば大丈夫。もし手に入るのなら、湿潤絆創膏という患部を保湿し続ける効果のある絆創膏で保護するのがおすすめです。湿潤絆創膏の方が一般的な絆創膏より完治が早く、痛みも傷跡も少なくてすみます。もし化膿してしまったら、自己流の処置は危険ですので、専門機関を受診して処置してもらいましょう。

靴擦れができる前に施す防止方法

予防1 自分の足にあった靴を選ぶ

とても基本的なことですが、まずは自分の足にあった靴をどのように選ぶことが大切です。靴を購入するときに、足にあった靴なのかどうかを購入基準にしましょう。女性の中には「おしゃれには多少の我慢は必要」という考えの方もいます。履いたときに違和感があったとしてもデザインを重視して購入する方は注意が必要です。履いて違和感があったら購入を避ける、これが靴擦れ防止の第一歩です。

また、靴を購入するときは、むくみの影響を受けやすい夕方以降がおすすめです。起床してから時間の経過とともに、足はむくんできますので、足の大きさに変化がでてきます。夕方以降の方が足は大きくなってしまう傾向があるのです。午前中に購入した靴が夕方にはきつくなったという話はよくありますね。

予防2 靴擦れ防止用のアイテムを貼る

靴擦れが起こる前にできる防止策として、靴擦れ防止用のアイテムを貼るという方法も有効です。自分の足にあった靴を履いていてもやはり靴擦れが心配ということはあります。そんなときは、靴擦れ防止用のパッドやシートをあらかじめ靴の中に貼っておくことで効果が期待できます。パットやシートがクッションの役割を果たし、足と靴との摩擦が避けられるので靴擦れ防止になるのです。

また、そのようなアイテムを使うことにより足の疲労も軽減する可能性もあります。クッションタイプやジェル状をはじめとした、いろいろなタイプの靴擦れ防止用アイテムが市販されていますよね。気になるものは一度試してみてはいかがでしょうか。

予防3 靴の内側にオイルやクリームを塗る

靴擦れ防止用のパッドやシート、靴下はファッション的な見た目がよくないから避けたいという場合があるかもしれません。そんなときは、あらかじめ塗っておくという予防方法があります。素足に「ワセリン・ベビーパウダー・リップクリーム」を塗る、靴の内側に「石けん・ろう」を塗るといった予防方法です。靴と足の滑りがよくなるので靴擦れを予防する効果が十分期待できそうですね。

靴擦れ防止用のパットやシートが貼れない靴のデザインでも、この予防方法なら効果的ですね。また、長期間履かないで保管しておいた革靴は、革が乾燥して靴全体が硬くなっているケースも。この場合は革靴用のお手入れクリームやオイルを塗り込み、靴全体を柔らかくしておきましょう。

靴擦れに悩む前に防止方法を知っておこう!

  • 靴擦れの原因は足と靴の摩擦によるところが大きい
  • 靴擦れは間違った歩き方でも起きやすい
  • 靴擦れができてしまった時の対処方法は靴擦れの状態にあわせよう
  • 自分の足にあった靴を選ぼう

靴擦れを予防する第一歩は、足に合った靴の大きさや素材にこだわって、足に合った靴で正しい方法で歩くことです。

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