公開日:2018/02/02 

皮下脂肪を落とすには糖質制限と有酸素運動どっちが効果的?皮下脂肪の効果的な落とし方

一度ついてしまった脂肪は落としにくい、と言われます。特に40代を過ぎると、食事制限をしても、運動をしても、お腹や太もも、お尻についた皮下脂肪はなかなか落ちてくれません。

そんな皮下脂肪をおとすには、食事と運動ですが、どういった方法があるか紹介します。

皮下脂肪をおとすには?

糖質制限で皮下脂肪をおとす

糖質制限ダイエットを知っている人も多いでしょう。糖質はタンパク質や脂質と並ぶ、3代栄養素のひとつ。甘いものやお米や小麦などの穀類・イモ類にふくまれるでんぷんのことです。ちなみに炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたものです。

糖質は人間の体を維持するうえで重要な栄養素です。しかし、摂取しすぎると皮下脂肪の原因になります。皮下脂肪をおとすには、糖質制限という方法があります。

◆糖質制限で皮下脂肪が落ちる理由

糖質を摂取すると、血糖値が上昇します。その際にインスリンが分泌され肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄積されます。ブドウ等は糖エネルギーとなり、主に運動によって消費されるのですが、消費しきれなかったブドウ糖は中性脂肪となり蓄積されます。
そこで、糖質を制限することで、中性脂肪として蓄積されるのを防ぐと同時に、糖エネルギーの代わりに、中性脂肪を燃焼させることでエネルギーを作るように働きます。糖質制限をすることで、血糖値の急激な上昇を防ぐこともでき、脂肪がつきにくい体になれるのです。

有酸素運動で皮下脂肪をおとす

酸素を取り入れながら運動をする有酸素運動。糖質や脂質を燃焼させてエネルギーを作り出し、それを燃焼させることで、皮下脂肪が落ちるという仕組みです。

有酸素運動の代表としては、ジョギングやランニング、水泳、サイクリングなどがあります。有酸素運動は下半身の大きな筋肉を使うため、血行もよくなりむくみの解消にもつながります。

皮下脂肪がかなり蓄積されてしまい、それを燃焼させるために、有酸素運動は効果的と言われています。無酸素運動は筋肉量を増やす運動で、メリハリのある引き締まった体を作るには必要ですが、皮下脂肪が多い場合は、まず有酸素運動を行い、ある程度脂肪を絞ることが大事です。

もちろん、両方行うのが、より効果的ですが、運動をし慣れていない場合は、一度にたくさんの運動をすることは無理でしょう。ジョギングやランニングであれば、手軽にできます。ウォーキングであれば、日常生活の中で取り入れることもできるので、やりやすいのもメリットです。

糖質制限が向いている人の特徴

糖質制限や有酸素運動は、皮下脂肪をおとす方法ですが、向き不向き、ということもあります。糖質制限が向いているのはどのようなタイプなのか、知っておきましょう。

几帳面な人は糖質制限に向いている

糖質制限は必要なカロリーや糖質の量などを計算し、自分に必要な数値を管理することが大事です。それを毎日続けていかなければなりません。毎日自分の食べた食事の内容や量を細かく記録することも必要です。

几帳面で細かな作業が得意な人は、そういったことが苦にならないでしょう。食材のカロリーや糖質量を調べ管理するには、ズボラな人では挫折してしまう可能性もあります。

自分に厳しくすることができない人は不向き

糖質制限は甘いものを制限しなければなりません。そもそも甘いものの食べ過ぎが、皮下脂肪の蓄積につながっていることも多いものです。

今まで好きなようにケーキやクッキーなどを食べていた場合、かなりの量を制限しなければなりません。皮下脂肪をおとすため、と自分を厳しく律することができないと、糖質制限は無理かもしれません。

料理好きの人は糖質制限に向いている

砂糖や果糖はできるだけ控えなければいけませんが、その代用として小豆を利用したり、糖分の少ないフルーツを利用したりできる人。

また、低カロリーの食材で満足できる料理を作り、食事ができる人は、糖質制限もできるでしょう。普段から料理をする人や、工夫していろいろなレシピを作れる人は、楽しみながら糖質制限で皮下脂肪をおとすことができるかもしれません。

有酸素運動が向いている人の特徴

有酸素運動は継続して行うことが大事です。それができない人は向いていないかもしれません。また、運動をしたことがない人は向いていない、とは言えません。

有酸素運動が向いている人はどのような人なのか見ていきましょう。

面倒くさがりな人は向いていない

いくら手軽にできるジョギングやランニング、ウォーキングでも、行動を起こさなければできません。体を動かすのが億劫、外に出るのがイヤ、動かずにテレビを見ている方が楽、という人には向いていないかもしれません。

家の中でも足踏みをしたり、ドローインなど呼吸法をしたりすることはできます。それも面倒になってしまいやらない、明日でいいか、と思ってしまう人は向いていないでしょう。

美意識の高い人は向いている

糖質制限だけでは、引き締まったメリハリのあるボディにはなれません。理想の体を手に入れるには、どのような運動をどれくらい行えばいいのか、といったことを把握し、実践することが大事です。

スポーツジムなどに行って、トレーナーにオリジナルメニューを作成してもらいそれを実行すれば理想の体に近づくでしょう。有酸素運動を含め、それをして美しくなりたい、という意識が高い人は有酸素運動に向いています。

食事制限は無理だけれど体を動かすのは好きな人は向いている

甘いものを我慢するのはストレスになる、という人は運動をする方がいいでしょう。特に運動をして汗をかくことに快感を得られる人、運動をする人が好きな人は糖質制限よりも有酸素運動で思い切り汗を流し、脂肪を燃焼させる方法が向いています。

ダンスが好きな人は有酸素運動向き

エアロビクスやヒップホップ、フラダンスなど、ダンスも有酸素運動です。ダンスが好きな人は有酸素運動に向いているでしょう。運動は苦手、という人でもダンスなら種目によってはできる、ということもあります。

自然が好きな人はサイクリングがおすすめ

緑や花を見たり、季節を感じたりしながら過ごすのが好き、という人は、自転車で走るのは苦にならないでしょう。スピードを出して走る必要もないので、気持ちよくダイエットができるはず。自然が好きな人はサイクリングで、有酸素運動も無理せずできるでしょう。

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