公開日:2017/05/26 

むくみ解消のために毎日取り入れて安心なおすすめのお茶6選

朝起きた時に指が曲がりにくかったり、鏡の中に映る自分の顔がパンパンに見えたりすることがあります。むくみは、セルライトや顔のたるみの原因にもなります。むくみを解消するために、普段から飲めるお茶をご紹介します。

むくみ解消にはカリウムが含まれているお茶

むくみ解消に効カ的な成分はカリウム

むくみは、通常尿や汗となって、体内から出ていくはずの水分が排出されにくくなってしまい起こる現象ですので、水分を排出させることができれば解消できます。体内に水分がたまりやすくなる原因の1つが、塩分の過剰摂取です。塩分にあるナトリウムの濃度が体内で高くなると、体内濃度を低くするために水分をため込むようになります。

こうしたむくみには、塩分を調整して、体内の水分量をコントロールする作用を持っているカリウムを含んだものがおすすめです。普段飲むものを、カリウムを含んだお茶にすることで、日常生活をおくりながら、むくみを予防したり、解消したりすることができます。

むくみ解消効果が見込めるお茶の様々な効果

むくみを解消するためには、体を温めるのも効果的です。体が温まると代謝が上がり、むくみを予防することができます。逆に体を冷やすと血管が縮まって血流が滞りやすくなり、むくんでしまう可能性が高くなります。お茶を飲む時には温かくして飲むことをおすすめします。

むくみの原因は様々ですから、カリウム以外にもむくみ解消に役立つ成分があります。利尿作用や脂肪の蓄積を抑える効果があるサポニンや、血流を促進したり活性酸素を抑制したりする効果があるというポリフェノールのアントシアニン、ホルモンバランスを整える亜鉛、体内の毒素を排出するデトックス効果があるという酵素のSODなどが含まれているお茶も、むくみの解消に役立ちます。

むくみ解消に効果があるお茶のデメリット?!

むくみ解消に効果があるお茶は自然成分からできていますが、薬に副作用があるように薬効成分があると言われるお茶の中には、副作用があるものもあります。むくみ解消に効果があるカリウムですが、とりすぎると高カリウム血症になる可能性もあります。特に、腎機能に問題がある場合には、飲み方に気を付ける必要があります。

利尿作用があるお茶も多いですが、やはり飲みすぎるとトイレに行く回数が非常に多くなることもあります。普段どのくらい飲むとトイレに行く回数が変わるのかといったことに気を付けておくと、困ることはあまりないかもしれません。ただ、飲み過ぎによっては、下痢などの症状が出ることもありますので、うまくコントロールする必要があります。

利尿効果がある成分を含んでいるお茶

飲みやすい「とうもろこしのひげのお茶」

とうもろこしのひげと呼ばれていますが、本来は雌しべです。とうもろこしのひげのお茶には、アルカロイドやフラボノイド、サポニンなども含まれていますが、カリウムが多く含まれています。カリウムには、利尿効果があります。体内の水分の循環を改善する効果があり、代謝機能を正常に働かせる作用もあります。

代謝が正常に働くようになると、むくみの解消にも役立ちますし、むくみの原因となる冷えにも効果があります。あるとうもろこしのひげのお茶にも利尿効果があります。サポニンによる、脂肪分解作用や抗酸化作用も期待できます。その結果として、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病の予防にもつながります。

他にも様々な効能がある「ごぼう茶」

ごぼう茶には、塩分調整機能を持つカリウムが含まれているだけでなく、イヌリンという水溶性の食物繊維も含まれています。イヌリンには、不必要な水分を体外に排泄する機能があり、ダブルで利尿効果があります。

さらに、余分な脂肪やコレステロールに吸着して、体外に排出する機能があるサポニンが含まれています。サポニンはまた、冷え性を予防する効果もあると言われています。さらに、血圧や血糖値を下げる働きもあるので、血糖値が高めの方にもおすすめのお茶です。

また、リグニンやオリゴ糖といった腸内環境をよくする働きを持つ成分も含んでいます。繊維質が多いお茶なので、便秘などの改善といった効果も期待できます。

美容成分も多く含むきれいになれる「黒豆茶」

黒豆茶には、塩分調整をしてくれるカリウムも含まれていますが、サポニンも含まれています。サポニンは腸で、ブドウ糖と脂肪が合体するのを防いでくれて、脂肪の蓄積を抑える機能をもっています。蓄積を抑えるだけでなく、ついた脂肪の代謝を促す働きもあります。水分と脂肪、両方の蓄積を抑える効果があるのです。

黒豆茶というだけに、アントシアニンという黒豆の色の基になっている色素が入っています。アントシアニンには、血糖値を下げる、貧血の改善、アレルギー症状の改善、便秘の改善、活性酸素の除去など様々な効果があると言われています。アントシアニンには、血液をサラサラにして血行を良くする効果もありむくみの元となる冷えを改善できます。

血液の循環促進や代謝アップ効果のあるお茶

血行を良くして冷えを防ぐ「よもぎ茶」

よもぎは、お餅やお団子としても、昔から生活の中に取り入れられている薬草です。よもぎ茶には、体内にたまった老廃物を排出するデトックス効果があります。老廃物を排出すると、お肌のトラブルなどの改善も期待できます。血液の流れも良くなり、お肌の再生にも良い効果があると言えます。よもぎ茶にはシオネールという自律神経を安定させる効果を持つ物質も含まれています。

よもぎをお茶にするには、まず春から初夏にかけての柔らかい葉を使います。集めたよもぎを洗ってから、影干ししてよく乾燥させます。その後、フライパンなどで香りが出てくるまで炒ってから保存します。

抗酸化物質も多く含む「ルイボスティー」

ルイボスティーは、アフリカ原産のマメ科の植物ルイボスの葉っぱを原料とします。SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)という抗酸化成分をもつ酵素が含まれています。SODは、体を酸化させてしまう活性酸素を除去し、細胞の新陳代謝を促してくれます。ルイボスティーにはストレスを抑える効果を持つフラボノイドが含まれており、安眠効果も期待できます。

さらにお茶の中にはマグネシウム、カリウム、亜鉛といったミネラル成分、ビタミンCやカルシウムなどもバランスよく含まれています。これらのミネラル分は、体内で脂肪を燃焼させ、エネルギー活動を活発にしてくれます。結果として、体温も上がり、血流やリンパの流れがスムーズになり、余分なものを排出させます。むくみや冷えの解消にも効果的です。

新陳代謝を高める効果もある「はと麦茶」

はと麦茶の原料となるハト麦にはカルシウム、鉄分などのミネラル類、ビタミン類などの栄養素が豊富に含まれています。ハト麦に含まれているヨクイニンは余分な水分を排出し、新陳代謝を高めてくれます。ハト麦には、体をつくる素材となるタンパク質や9種類の必須アミノ酸が、お米の2倍以上含まれています。こういったミネラルやビタミン類は、体内の水分や血液などの代謝を促してくれます。

ハト麦には、食物繊維が含まれていて便秘の解消に効果があると言われています。はとむぎ茶の利尿作用と相乗効果で、体内の老廃物を排出する助けになります。はとむぎ茶はノンカフェイン、ノンカロリーなので、時間を問わず飲めるのも嬉しいですね。

むくみを解消するための効能と効果のあるお茶

  • 塩分濃度を調整する効果があるカリウムを含むお茶:大量にカリウムを含むのはトウモロコシのひげのお茶や黒豆茶、ごぼう茶など
  • デトックス効果や新陳代謝をあげる効果が期待できるお茶もむくみに効果的:はと麦茶、よもぎ茶、ごぼう茶
  • 脂肪を燃やしエネルギーに変える作用、体を温める機能を持っているお茶:ルイボスティー

お茶それぞれの特徴を知って、むくみ改善に取り入れていきましょう。

  • Facebook
    シェア
  • Twitter
    ツイート
  • はてなブックマーク
    はてブ

710



ページのトップへ