公開日:2017/06/15 

悩む前に対策を!薄毛の原因と効果的な改善方法とは

薄毛や抜け毛に悩んでいる女性は、意外と多いといわれています。薄毛の原因はどこにあるのでしょうか?今回は、薄毛の原因と簡単に実践できる薄毛を改善するセルフケア方法を紹介します。

気になる!薄毛になるメカニズム

女性ホルモンの減少が薄毛の原因に

髪の毛の成長には、エストロゲンとよばれる女性ホルモンが関わっています。女性も30代半ばを過ぎると、女性ホルモンの分泌量は減少していきます。そして、40代に入ると急激に減少して男性ホルモンの働きが強くなります。そのため、加齢とともに髪の毛は薄くなる傾向にあります。

また、女性ホルモンのバランスが崩れると、加齢とは関係なく薄毛になる可能性があります。たとえば、無理なダイエットや過労、ストレスなどはホルモンバランスが崩れる原因となります。

その中でもとくに無理なダイエットは、髪の毛を生成するタンパク質を減少させるおそれがあります。その結果、髪の毛の質が悪くなり抜け落ちやすくなってしまいます。

紫外線やシャンプーも薄毛を引き起こす?

紫外線を浴びることで、頭皮は大きなダメージを受けます。髪の毛の元になる毛母細胞が破壊され、髪の毛が抜けやすくなったり、新しい髪の毛が育ちにくくなり、薄毛の原因になります。

また、頭皮や髪に合っていないシャンプーやヘアケア商品を使うことも、抜け毛や薄毛を引き起こす原因となります。そのようなケースでは、頭皮の状態を悪化させるのはもちろんのこと、髪のコシやハリを奪い、髮質を低下させます。その結果、髮の毛が抜けやすい状態になります。

この他にも、頭皮や髪に負担をかけるヘアスタイルを続けると、頭皮の血流が悪くなり髮の毛が抜けやすくなります。このように、普段のヘアケアにも抜け毛を引き起こす原因がひそんでいるのです。

女性特有の「女性型脱毛症」とは

人の髪の毛は1日のうちに100本ほど抜け落ちるといわれています。これは、髪の毛の周期が1本1本で異なるためです。しかし、まだ抜け落ちるはずではない髪の毛が抜けてしまう場合には、女性型脱毛症の可能性があります。

これは、女性特有の薄毛の症状で、前頭部分を中心に髪の毛のコシやハリがなくなるのが特徴です。次第に髪の毛の密度が少なくなるため、薄く頭皮が透けて見えるようになります。また、女性型脱毛症は生え際の後退はなく、髪の毛の分け目が目立つことも特徴のひとつです。

これに対して、男性型脱毛症は、生え際部分がM字に後退したり、後頭部が薄くなったりするという特徴があります。このように、男性と女性では薄毛の進行具合や特徴が異なります。

簡単にできる!薄毛対策はこの3つ

まずは生活習慣の見直しから始めよう

若い女性が薄毛に悩んでいる場合、乱れた生活習慣によりホルモンバランスが崩れていることが多いといわれています。まずは、生活習慣を見直すところから始めましょう。

健康的な髮の毛と頭皮を維持するには、バランスのとれた食事は欠かせません。特に、髮の毛を生成するタンパク質や髮の毛の成長を促すミネラルやビタミンを積極的に摂取することが大切です。

また、ストレスを溜め込むことはホルモンバランスの乱れや血行不良を引き起こす原因となります。自分なりのリフレッシュ方法を見つけて、ストレスを溜めこまないようにしましょう。

他にも、睡眠不足や過労はホルモンバランスを乱す原因となります。しっかりと睡眠を取ることで、ホルモンや免疫細胞の働きを活発化させることができます。

頭皮を紫外線から守ることが大切

頭皮専用の日焼け止めを使用して、頭皮を紫外線から守るのも薄毛対策のひとつです。頭皮専用の日焼け止めには、パウダータイプやスプレータイプ、クリームタイプなどさまざまな種類があります。そのなかでも手軽に使用することができるスプレータイプがおすすめです。

これらの日焼け止めは紫外線吸収剤を含んでいるものが多く、さらに、汗をかいても落ちにくいなどのメリットがあります。塗り直しが簡単なのもスプレータイプです。

肌が弱い人は、外出するときに日傘や帽子を使用して紫外線をさえぎることで対策することができます。他にも、髮の毛の分け目を変えるだけでも頭皮の同じ部分ばかりが紫外線を浴びることを予防することができます。

過度なヘアケアがかえってダメージに

パーマやヘアカラーは髮の毛にとっては、ダメージとなります。頭皮を傷つけたり毛根を痛めたりする原因となるため、抜け毛を引き起こす可能性があります。頻繁に行うのは避け、2か月以上の間隔を空けたほうがよいでしょう。

また、ヘアスタイルを整えるときに使用するスタイリング剤も頭皮には刺激となり抜け毛が発生する原因となります。スタイリング剤をしっかりと落としきれていないと、毛穴づまりを引き起こす原因となります。その結果、頭皮のターンオーバーが乱れ、健康な髮の毛が育ちにくくなります。

パーマやヘアカラーをしたことがない女性は少ないかもしれませんが、髮の毛や頭皮の負担となることを覚えておくとよいでしょう。

薄毛を予防するヘッドマッサージをとり入れて

ヘッドマッサージとはどのようなもの?

ヘッドマッサージは、頭皮の血流を促進させる効果があります。血流がよくなることで頭皮の新陳代謝が活発化し、皮脂などの汚れがとり除かれやすくなります。薄毛や抜け毛の予防に効果的です。また、マッサージをすることによってリフレッシュ効果も期待できます。

ヘッドマッサージはサロンなどでも受けることができますが、自宅で簡単に行うこともできます。このときに、頭皮用のクレンジングオイルを使用することで、マッサージ効果を高めることができます。

オイルを使用してマッサージをした場合は、ぬるま湯でクレンジングオイルを落としてから、最後にシャンプーを使って汚れを落とすようにするとよいでしょう。

自宅で簡単にできる頭皮の指圧マッサージ法

自宅で簡単に行うことができるのが、頭皮の指圧マッサージです。

まずは、両手の指を使い、頭を抱えるようにします。次に、指の腹を使いながら頭皮を刺激していきます。このときに指先だけでマッサージするのではなく、指先は頭に固定して手首を動かすようにマッサージします。爪を立てたりこすったりするのは頭皮を傷つけるもととなるので、避けましょう。

指圧によるマッサージよりも力を加減しやすい方法として、美顔ローラーを使用する方法があります。顔の皮膚と頭皮の皮膚はつながっているため、似たような性質を持っています。そのため、美顔ローラーを使用することで頭皮の血流を促進させることが期待できます。

ツボを刺激するとより効果的!

頭の頂点にあり万能のツボと呼ばれるツボを紹介します。これらのツボを刺激することによって、頭皮の新陳代謝を促進したり、自律神経のバランスを整えたりする効果が期待できます。そのため、これらのツボへの刺激は、抜け毛や薄毛の予防効果にもつながる可能性があります。

  • 神庭(しんてい)

指を眉間の中央から生え際に移動させ、生え際の少し手前にあるのが神庭とよばれるツボです。このツボを刺激すると気持ちが安定するため、ストレス性の抜け毛の予防効果が期待できます。

  • 角孫(かくそん)

耳の高くなっている部分から近い生え際を探すとくぼみを見つけることができますが、これは角孫(かくそん)とよばれるツボです。頭の緊張を緩和し、血流を促進する効果が期待できます。

簡単なセルフケアで薄毛の予防を

  • 薄毛の原因は、ホルモンバランスの乱れやストレス、過度なヘアケアにある
  • 生活習慣を見直すことで、頭皮の健康を促進する
  • 頭皮マッサージをとり入れて、頭皮の健康を促進する

薄毛は過剰なヘアケアやホルモンバランスの乱れ、ストレスなどが原因で起こる可能性があります。生活習慣を見直したり、頭皮のマッサージをとり入れたりして薄毛対策をすることが予防へとつながります。

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