公開日:2018/07/09
全身脱毛をしたいのに照射できない3部位はどこか
シェア
ツイート
はてブ- お気に入り105
全身脱毛は全身を一気に脱毛できて便利な脱毛方法ですが、全身脱毛をするためにサロンなどを利用していてもレーザーでは照射できない部分があります。
照射できない部分としては皮膚が粘膜状になっている部分や顔などがあげられるようです。
粘膜が危険な理由とは何か
全身脱毛をするときに、顔や粘膜などは気をつけたい部分となっています。
また、それらのデリケートな部分以外にもシミがあったり、肌が弱い質だったりするとレーザーなどを照射するときに、注意が必要となります。
特に、粘膜はデリケートな部分で、サロンや医療機関などでも粘膜への照射は避けられています。ここでは、粘膜について紹介します。
レーザーで火傷することもある
粘膜は陰部や鼻の中など少し湿って赤い部分のことを指します。粘膜は皮膚とは異なり、角質膜がありません。
角質膜は肌を外部の刺激から守っているので、角質膜のない粘膜は皮膚よりも傷つきやすいものとなっています。
レーザーは熱を使って毛を根本から除去します。普通の肌でも炎症を起こすことがあります。
粘膜などに照射した場合には、炎症だけではなく火傷になってしまうかもしれません。
粘膜にはレーザーを照射できないということを心に留めておいてください。
Iラインも粘膜は刺激していない
粘膜は照射ができないと聞いて、Iラインはどうするのかという疑問が出てくるのではないでしょうか。
実は、Iラインの脱毛でも粘膜の部分は脱毛を行っていません。普通の皮膚と粘膜の境目をギリギリまで照射することもあります。
ただ、粘膜は刺激に弱いため、Iラインであっても粘膜にレーザーをあてることはなく、ギリギリまで照射するかどうかもサロンなどによって異なります。
サロンよりも医療治療
Iラインの付近など粘膜やそれに近い肌質がやわらかくなっている部分を脱毛したいときもあるでしょう。
そのようなときはサロンよりも医療機関での脱毛がおすすめです。
肌の中でもやわらかい部分は傷つきやすくなっています。医療機関で脱毛を行っていれば、万が一、レーザーで火傷などを負ってしまっても、比較的治療が受けやすいです。
たいていはレーザーで傷がつくなどということはありませんが、万が一の時のためにもデリケートな部分は医療機関で行った方がよいでしょう。
火傷、タトゥーなどの肌の傷には要注意
肌に傷ができている部分などをレーザーなどで照射する場合には、必ずサロンなどで相談してください。
タトゥーやほくろなどがあると照射により脱毛ができません。どうしてもしたいときには、専門家ができる方法はないか探してくれることもあります。
日焼けも程度によってはレーザーをあてることができないため、甘く見てはいけません。
あざやほくろは照射不可能
レーザーは黒いものに反応します。ほくろは黒いため、レーザーが毛と間違えて照射することもあり、火傷になる可能性が高いです。ほくろの中でも照射できるものもありますが、盛り上がっていると照射ができなくなります。
そのようなときはほくろを切除してから施術を行うことも可能です。あざは色素が沈着している程度にもよりますが、ほくろとほとんど同じ理由で照射を行うことができないときがあります。
あざやほくろとは異なりますが、ピンセットなどで毛抜きをした直後であると施術を断られることもあります。
タトゥーも黒いからダメ
タトゥーが入っている箇所のレーザー脱毛は基本的に行われていません。レーザー治療はメラニン色素を破壊して脱毛を行うものです。
メラニン色素の色は黒です。タトゥーは黒以外でもメラニン色素との区別がつきにくいため、タトゥーがあるとレーザーを利用した脱毛はできません。
レーザー以外のニードル脱毛などであれば、タトゥーがあっても脱毛できます。
ニードル脱毛は電気を通さない鍼を使用して行う脱毛方法で、毛を根本から破壊します。
この処置をすると半永久的に体毛が生えてくることがなくなります。永久脱毛であれば、こちらの方法を利用してみてもいいでしょう。
日焼けも程度によっては要注意
夏は海水浴で水着や半袖を着たりすることで、肌をみせる機会も増えます。夏にこそ脱毛という方もいらっしゃるかもしれませんが、夏の脱毛には要注意。
日焼けも程度によってはメラニン色素とレーザーが認識してしまうことがあります。日焼けをしていると施術を断られることも多いです。
どうしても脱毛したいときには、日焼けをしていても施術ができる医療機関も最近ではあるようなので、調べてみてください。
また、施術後、1ヵ月程度の間はメラニン色素が作り出されやすくなっています。紫外線にできるだけあたらないことをおすすめします。
サロンでも施術後に日焼けをしないように指示されることが多いです。
体質が関係するのは少しだけ
タトゥーも入れていない健康な状態であれば、全身脱毛での制限はないのでしょうか。
アレルギーなどで脱毛ができないということはほとんどありません。色素が濃い場合は脱毛ができないこともあります。
サロンなどでは施術の前に体質などの相談ができるカウンセリングがあります。不安なことは事前に聞いておくようにしてください。
アレルギー体質は照射に関係ない
アレルギー体質やアトピー肌の方が脱毛を行ったことで症状が悪化したという例は今のところはないようです。
紫外線アレルギーの方はあらかじめ相談するようにしましょう。
一部の店舗では、アレルギーを理由に断られることもありますが、ほとんどの場合には、パッチテストなどでテストが行われます。
医療機関で使われているレーザーは赤外線であり、紫外線は含まれていません。光アレルギーの方は利用できませんが、紫外線アレルギーの方でも脱毛可能です。
色素の濃い部分は相談が必要
身体の中で色素が濃い部分は脱毛ができない、または、効果があらわれにくいということがあります。
例えば、乳輪に毛が生えているという悩みもあるでしょう。
乳輪は見てわかる通り、他の部分よりも色素が濃いため、照射ができない部位となっています。
照射をしてしまうと、赤い湿疹のようなものができたり、炎症になったりします。それに加えて、脱毛の効果も出にくくなっています。
乳輪に関しては粘膜と同じようにギリギリまで照射をすることもできるので、相談してみると悩みが解決するかもしれません。
肌が弱くても大丈夫
肌が弱くてもレーザー脱毛をすることは可能です。アトピーでステロイド系の塗り薬を使用している場合でも、たいていは施術が受けられます。
セルフで脱毛する方がレーザー脱毛よりも肌の負担になっていることもあります。肌荒れをしている方はVラインの脱毛などは断られる可能性があります。
肌が荒れている場合は医療機関で脱毛を受けた方が脱毛をしてくれる確率が高いです。
脱毛後には軽い火傷状態になっているので、肌の弱い方であれば、かゆみなどの症状が出てくることが多いです。
どうしても脱毛したい場合には医療機関で
レーザーで照射できない部分としては
- 粘膜
- 日焼けやタトゥーなどで色が濃くなった部分
- 光アレルギーのある方の肌
の3つの部位が挙げられます。サロンや医療機関で脱毛前に断られることが多いですが、ご自身でできない部分は把握するようにしましょう。
脱毛できない部分にレーザーをあててしまって傷つくのは自分自身です。安全には気をつけてください。
日焼けは肌荒れがあってもどうしても脱毛がしたい場合には、ある程度、相談できる医療機関で脱毛することをおすすめします。