公開日:2018/07/09 

顔の脱毛ってどれくらい痛いの? 対策はある?

顔は、ほかの部位に比べて脱毛の痛みが強いという声が多い部位です。

顔の皮ふが薄いことに関連しているのですが、「痛みのない顔の脱毛をしたい」という人も多いはず。

そこでここでは、顔の脱毛の痛みと、それを軽減する方法についてお話しします。

顔の脱毛はどれくらい痛い? その痛みを探る

「顔の脱毛は、それ以外の部位に比べて痛みが激しい」とはよく聞かれるところです。

なかには、「足などの脱毛は受けたことがあったが、顔の脱毛はやはり怖かったし、痛かった」という人もいるほど。

では、この痛みというのはいったいどれくらいなのでしょうか。

体験者の方々の痛みを紹介するとともに、「なぜ痛みがあるのか」についてもお話ししていきましょう。

顔の脱毛の痛みには個人差が大きい

「痛み」というのは、非常に個人差が大きいものです。

そのため、ある人にとっては「とても痛くて我慢ができない」という痛みが、ほかの人にとっては「確かに痛みがないわけではないが、ほとんど気にならなかった」ということもあります。

「痛み」は、「料金」などのように一元化して話すことや、「どれくらい痛むのか」の相場を出すのが難しい部分でもあるのです。これを前提として覚えておいてください。

顔の脱毛の痛みについては「施術方法の違い」が大きい

痛みは一元化できないものです。ただ、顔の脱毛の痛みに関しては、「サロンならば我慢ができないほどの痛みではない、ただクリニックでの脱毛の場合、通うことが苦痛であるほどに痛い」と評されることが多いようです。

もっとも、サロンでの脱毛であっても、「ほかの部位を脱毛するよりも痛かった」という声もあがっています。

そのため、1度ほかの部位を脱毛してみて、その後に顔の脱毛の契約に進むとよいでしょう。

ほかの部位での脱毛でも耐えられなかったのなら、顔の脱毛を申し込むのはかなり危険だと言わざるを得ません。

顔の脱毛がほかの部位と比べて痛い、その理由は?

「顔の脱毛は痛いという人が多いが、その理由は何なのだろうか」と考えるとき、そのヒントとなるのが、「皮ふの薄さ」です。

顔の皮ふは実は非常に薄いものです。「表皮」と呼ばれるものはわずか0.3ミリ程度しかありません。

このように厚さがないところに光やレーザーを照射するわけですから、その痛みはほかの部位よりも痛くなるのが当然だと言えるでしょう。

また、顔の皮ふは、体の皮ふとは異なり、常に紫外線にさらされています。紫外線は肌のダメージとなり肌を痛めます。

光やレーザーの刺激は、痛んだ肌をダイレクトに刺激します。

また、紫外線の影響で黒く日焼けすることが多い部分でもあります。

光やレーザーは黒い色素に反応するため、日焼けをした顔では痛みが激しくなります。

痛みの対策~サロン編

では、このような「顔の脱毛の痛み」から身を守るためにはどのようにしたらよいのでしょうか。

その対策として、まずは「サロンでの施術」を取り上げます。

サロンでの施術はどうして痛みが抑えられるのか、顔の脱毛の痛みを最小限に抑える事前の対策方法、そしてそれでも痛む場合はどうすればよいのかについてお教えします。

サロンでの施術、痛みが少ないその理由は?

サロンでの顔の脱毛は、レーザーでの脱毛に比べて痛みが少ないとされています。

なぜならサロンで使える機械(「光脱毛」「フラッシュ脱毛」「SSC脱毛」などの名前で呼ばれますが、その原理はすべて同じです)は、クリニックで使うものに比べると、ずっと威力が低いからです。

この「威力の低さ」は、「何度も脱毛施設に通わなければならない」「効率が悪い」というデメリットにもつながりますが、「痛みが怖い」という人にとっては大きなメリットとなります。

事前対策で痛みを少なく

また、顔の脱毛に通う前にしっかりと事前対策をしておくことで、痛みはさらに抑えやすくなります。

顔の日焼けを防ぐために日焼け止めを使い、帽子や日傘を利用しましょう。

光が「黒い色素」に反応するものですから、「日焼けをしていない肌」は「日焼けした肌」よりもずっと少ない痛みで施術してもらうことができるからです。

日焼け対策をすることは、美肌や美白を保つためにも大切なこと。

「顔の産毛を処理してきれいな顔をつくりたい」と考えている人にとって、「一石三鳥」のアイデアです。

それでも痛む場合は出力を押さえてもらう

「それでもやっぱり痛みがある。だけど、カミソリ負けをしてしまうのでどうしても光による脱毛をしてもらいたい」と考えるのであれば、それをスタッフに伝えるようにしてください。

サロンのなかには「出力を調整できる」としているところもあります。

多少効率は悪くはなりますが、「痛みで通えなくなってしまった」「恐怖心が出てきた」ということで、1度も通えなくなるよりはマシです。

「やっぱりクリニックで!」そんな人におすすめの方法

「痛みはあると聞くけれど、やっぱりクリニックで脱毛してほしい」「どれくらいの痛みかわからないときにクリニックに申し込んでしまった。もう通うのが苦痛になりつつある」という人もいるでしょう。

そのような人の場合はどうすればよいのでしょうか。

クリニックでの顔の脱毛の特徴と、痛みを軽くするための方法を考えます。

クリニックでの顔脱毛、痛みはどれくらい?

クリニックでの顔の脱毛の場合、「ビンタされたような痛み」「ゴムではじかれたような痛み」「光脱毛とは比較できないほどの強い痛み」「通い続けられないと思った」などのように、とても強烈な痛みを訴える人も多いものです。

ただでさえ敏感な部位であることに加え、光脱毛よりもはるかに強力なレーザーでの脱毛であるため、このように感じる人が多いのでしょう。

麻酔を使う~麻酔クリーム

しかし、「クリニック」であるがゆえ、ここではエステサロンでは使えない対策が使えます。それが「麻酔」です。

クリニックによって使われる麻酔には違いがありますが、多くのところは、「麻酔クリーム」と「笑気麻酔」を使っています。

麻酔クリームの場合、使用してから30分程度置かなければ麻酔がききません。

ただ、「塗る」という方法をとるため、比較的心理的抵抗感は少ないでしょう。

また、笑気麻酔とは異なり、あくまで患部にのみ働きかけるものであるため、妊娠の可能性がある人でも使えます。

麻酔を使う~笑気麻酔

これは「吸い込んで使う」というタイプの麻酔であり、麻酔クリームとはまた異なった麻酔の方法です。

吸入後間を置かずして効果が出るものであり、効率よく施術が可能です。

少し体がふわふわとしたような浮遊感が現れることがありますが、人によっては吐き気などの副作用が起きることもあります。

どの麻酔を使うかはクリニックによって異なります。

また、その人の体の状態や部位によっても使われる麻酔が異なります。

ほかの医療機関で、「以前麻酔で副作用が出た」「気分が悪くなった」などの経験がある人は、使用前にスタッフに申し送りをしておきましょう。

これ以外にも、場所や病院にもよりますが、麻酔テープや注射を使うこともあります。

顔の脱毛の痛みとその対策

顔の脱毛は、

  • 他の箇所に比べて痛みが強い
  • サロンでの脱毛ならばそれほどでもない。日焼け対策をしておくとさらによい
  • クリニックの脱毛は痛みはあるが、麻酔で対策できる
  • 麻酔には種類があり、それぞれに特徴がある

という注意点があります。「痛み」とその対策を知って、上手に付き合っていきたいですね。

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