公開日:2018/02/16
ローフードを食べて体内酵素を温存!ダイエットに効果的なローフードの摂取方法と注意点
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ニューヨークから人気が出たと言われるローフードダイエットは、加工されていない生の食材を食べることでダイエットをするという方法です。聞きなれない方もいるかもしれませんので、このダイエットの方法や注意点、効果を上げるために必要なことなど、ローフードダイエットについて紹介しましょう。
ローフードダイエットの方法
加工されていない生の食材であるローフードは、ダイエットに効果的だと言われています。その理由はさまざまなものがありますので、一通り覚えておきましょう。
ローフードダイエットの効果とは?
人間の身体は、食べたものを消化し解毒する際、体内で酵素を作ります。しかし、酵素は加熱することで死滅してしまうという特徴を持ちます。そこで、加熱しない生の食材である、野菜や果物、ナッツなどを食べれば、酵素を作り出すためのエネルギーを抑えることができるのではと注目を集めたのがローフードダイエットです。その分新陳代謝を高めたり、老廃物を排出させたりするエネルギーとして使うようにするという意図があります。
また、ローフードのメリットとして、加熱したものよりも消化する際の負担が軽減されるため、内臓器官へのダメージも少ないといった点が挙げられます。その結果、内臓器官の機能が高まり、ダイエット効果が高まるのも、ローフードでダイエットができると言われる理由です。
ローフードダイエットで食べていいものといけないもの
ローフードダイエットは加熱しないものを食べるのが原則です。食べていいものは、下記の食材です。
- 果物や生で食べられる野菜
- 低温処理をしたドライフルーツや海藻類
- ナッツ類
- 納豆、みそ、しょうゆ、豆腐
- スプラウト、発芽玄米など発芽させた豆や穀類
納豆やみそ、しょうゆ、豆腐などは一度加熱していますが、その後も発酵をするので食べてもいい食材となります。
食べてはいけないものは、煮物や炒め物、フライなど加熱したもの、加工食品です。
食事制限はない
食事量の制限はなく、ローフードであれば極端な制限はなく食べてもいい、というのはローフードダイエットの原則です。「それでダイエット効果が期待できるのか?」と疑問に思う人もいるでしょう。
ローフードダイエットは海外では成功している人も少なくないようですが、日本ではあまり成功者は多いとは言えないダイエット方法です。なぜなら、日本人は生の食品を食べる機会が多く、もともと酵素を習慣的に摂っているから、それほど劇的な変化がないことも一因かもしれません。過度な期待をせず、健康的に痩せられるダイエットとして行う方がいいでしょう。
飲み物でもローフードダイエットはできる?
野菜ジュースやスムージーなどの飲み物でも、ローフードダイエットをすることができます。ただし、その際には注意しなければならない点もありますので、知っておきましょう。
野菜ジュースでローフードダイエット
生の野菜でジュースやスムージーを作れば、簡単にローフードダイエットができます。特に朝は果物を使ったものがおすすめです。フルーツは野菜よりもカロリーが高いものが多いので、エネルギーを消費しやすい朝食にフルーツをメインにしたジュースを、ランチや夕食に野菜ジュースやスムージーにするといいでしょう。
血流がよくなり便秘の解消に効果的なグリーンスムージー
葉物野菜にはクロロフィルという成分が含まれています。クロロフィルには、血行をよくする作用、便秘の改善効果、デトックス効果、がんを予防する効果や美肌効果などが期待できますので積極的に採り入れましょう。
グリーンスムージーにおすすめのフルーツ
- バナナ
- パイナップル
- りんご
- 梨
- みかん
- レモン
- イチゴ
- パパイヤ
- オレンジ
- プルーン
- グレープフルーツ
- スイカ
- キウイ
- ブルーベリー
グリーンスムージーにおすすめの野菜
- レタス
- セロリ
- クレソン
- 青梗菜
- 三つ葉
- 大葉
- トマト
- モロヘイヤ
- パセリ
- 菜の花
- 春菊
- ほうれん草
- 小松菜
- ミント
- ルッコラ
- パクチー
- パプリカ
飲み物でローフードダイエットをするには置き換えで
飲み物でローフードダイエットはできますが、1日中ジュースでは空腹感が出てしまい、ストレスになりがちです。野菜やフルーツだけでは栄養も偏ってしまうので、飲み物は朝だけ、昼だけ、といった置き換えダイエットをすることをおすすめします。
ヨーグルトを食べているだけではローフードダイエットはできないので注意
ローフードダイエットの注意点として、栄養不足になりやすいという点があります。生で食べられる食材には限界があり、栄養バランスが崩れてしまうのが主な理由です。ローフードダイエットをする際の注意点を把握しておきましょう。
ヨーグルトだけを食べる方法はNG
発芽玄米をミキサーで粉砕してできるヨーグルトは、ダイエットに適した食材です。しかし、これだけでは栄養不足になってしまいます。ダイエットを成功させるには、栄養を摂ることが大事ですから、バランスを考えてメニューを決めていくようにしましょう。
加熱した方がいい野菜もある
ローフードダイエットでは、生野菜を中心に食べることが多くなるでしょう。しかし、野菜の中には加熱した方が栄養素の吸収率が高まるものもあります。例えば、ニンジンのβ-カロチン、ブロッコリーの鉄分、トマトのリコピンなどは、加熱をした方が体内に吸収しやすいと言われている栄養素です。
ローフードダイエットといっても、単品だけを摂取するのは栄養不足になりやすく、また生の野菜や果物だけを食べていると体を冷やしてしまうので、食材に応じて加熱をして食べることも大切です。
無理をせずに生活の中に取り入れていく
ローフードダイエットは、生の食材を食べ慣れている日本人にとっては、大きな効果がすぐに出るとは限らない方法です。効果が出ないからといって、加熱した食品を食べずに生のものばかり食べていると、体調にも影響があるかもしれません。内臓を休ませるという意識で、週末だ行う、1日に1食だけローフードにするなど、無理をせずに生活の中に取り入れていくようにしましょう。