公開日:2018/05/07 

太りすぎは赤ちゃんにも危険…!妊婦に適したダイエット方法とは

妊娠中は体重が増加しやすいものですが、あまりに太りすぎると母体はもちろん、赤ちゃんにまで影響が及ぶ恐れがあります。

妊娠時に太りすぎるとどのような危険性があるのか、妊婦におすすめのダイエット方法とあわせてご紹介いたします。

妊婦さんが太りすぎたときの危険性とは?

妊娠中に太りすぎると、ただ単純に体が重くなるだけでなく、健康にさまざまな悪影響が現れます。赤ちゃんの命にも関わる妊娠高血圧症候群や、妊娠糖尿病などの病気にかかる恐れがあるのです。

また、太りすぎると産道にも脂肪がつくため、出産時に赤ちゃんが出にくくなって難産になることも。他にも、妊婦さんの心臓に負担がかかったり、妊娠線ができやすくなるなどのリスクが伴います。

とはいえ、過度なダイエットは妊婦の健康や赤ちゃんのためにも良くありません。

妊娠中には体重を減らそうと励むのではなく、これ以上体重を増やさない現状維持のダイエットを心がけることがポイントです。

妊婦におすすめのダイエット方法

妊婦のダイエットの基本は、体重を増やさないようにする現状維持です。

妊娠をすると食欲が増えたり、食べづわりになる方も多いですが、自身のためにも赤ちゃんのためにもバランスのいい食事を心がけましょう。

妊婦におすすめのダイエット方法をご紹介します。

タンパク質を多めにとる

パンや菓子類に多く含まれる糖質や脂質は、消費されないとすぐに脂肪として蓄積されてしまいます。対して魚や肉に多く含まれるタンパク質は、腹持ちがいいうえに、代謝を維持する筋肉の材料になってくれます。また、タンパク質が不足すると食欲が増加する原因にもなるといわれています。

糖質や脂質は控えめにして、魚や肉、大豆製品、卵、乳製品などのタンパク質をしっかりとるようにしましょう。

ただし妊婦さんにはエネルギーも必要ですから、炭水化物抜きダイエットなど、過度に食事制限をするダイエットは控えましょう。さまざまな食品をバランス良く食べることが大切です。

食べる順番に気をつける

食事の際は食物繊維が多いものから食べると、その後に食べる脂質の吸収を抑えたり、血糖値の急上昇を抑えることができます。

「食物繊維の多い野菜→タンパク質の多い肉や魚→糖質の多いごはん」の順番で食べるのが理想的です。なお、食物繊維はこんにゃくや納豆、海藻類などに多く含まれています。

マタニティヨガやマタニティスイミングをする

体重増加を防ぐためには適度な運動が必要です。しかし、ハードな運動は体に負担をかけますから、妊婦向けに考えられたマタニティヨガやマタニティスイミングを行いましょう。

ただし行う際は医師に相談し、問題がないことを確認してから、専門の指導者のもとで始めましょう。

ウォーキングをする

ヨガやスイミング教室に通うことが難しいなら、意識をして歩くだけでも十分いい運動になります。ウォーキングをすると全身の血行が良くなるため、冷えやむくみ、便秘などを予防する効果も期待できますよ。

1日20~30分を目安に、のんびりと無理のないペースで歩いてみましょう。歩く際は公園や広い歩道など安全な場所を選ぶことも大切です。

お腹を慈しむように抱く女性

妊娠すると体調や気分の変化が起こりやすくなり、食べることで心を安定させるという方も少なくありません。しかし、妊娠しているからといって自分を甘やかしていると、出産後のダイエットも難しくなります。

一度太ってしまうと、元の体型に戻すのは難しいもの。出産後も美しいママでいるためには、妊娠中の体型管理が重要になるのです。

今回ご紹介した無理のないダイエット方法を参考にして、体重増加を防ぎましょう。

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