公開日:2018/07/09
1、2回の施術で効果は期待できる!?医療レーザー脱毛について
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医療レーザー脱毛とはどのようなものなのかということについて詳しくまとめます。
特に効果が出るまでに必要となる施術回数や、サロンなどで行われる脱毛との違いについて触れていきますので、医療レーザー脱毛を検討している方はぜひ参考にしてください。
医療レーザー脱毛について
まず、医療レーザー脱毛とはどのようなものなのかということについてまとめました。
医療レーザー脱毛の種類やメリットなどを取り上げましたので、今後、医療レーザー脱毛を検討している方の参考になれば幸いです。
医療レーザー脱毛の仕組みと種類
毛が生えるのに必要不可欠な毛根組織を壊していくことで、毛が生えてくるのを防ぐのが医療レーザー脱毛です。
毛の黒い色に作用するレーザーを使用しますので、毛根に集中的にレーザーを照射することができます。
日本では、大別して6種類の医療レーザー脱毛が行われています。
種類ごとに特徴がありますので、自分に合ったものを選んでいくということになります。
例えば、「ライトシェア・デュエット」は、6種類の中でも特に痛みが少ないのがメリットといえます。
その他には、皮膚を冷やしながら脱毛を行う「アレキサンドライトレーザー」や、日焼けした後の肌や敏感肌でも脱毛を行うことができる「G-MAX」などがあります。
医療レーザー脱毛のメリット
医療レーザー脱毛は、医療行為として行われます。
したがって、脱毛を行う場所は医療機関になり、脱毛は医師や看護師など専門的な知識を持った人の手で行われます。
サロンなどでも脱毛は行われていますが、医療機関にて行われる医療レーザー脱毛とはさまざまな点で異なります。
まず、医療レーザー脱毛では、パワーの強い機器を用いて脱毛が行われていますので、より高い効果が期待できます。
また、それにより医療機関以外で行われる脱毛に比べて、施術回数も少なくて済む傾向があります。
1回ずつの施術料金については、その他で行われるものに比べると高い場合が多いとされますが、サロンなどで行われている脱毛は機器のパワーが弱いので、施術回数との兼ね合いを考えると、医療レーザー脱毛が一概に高額だということはできないでしょう。
医療レーザー脱毛の施術回数について
先ほどもご紹介した通り、医療レーザー脱毛では強い照射パワーを持つ機器を用いて脱毛が行われます。
そのことは、施術回数にも関係しています。
例えば、サロンで行われる脱毛では、完了までに18回以上の施術が必要だとされているのに対して、医療レーザー脱毛は5回程度の施術で済むとされています。
より効果的な脱毛を行おうとすると、毛周期に合わせて複数回の施術を行わなければならないのは、医療レーザー脱毛も例外ではありません。
1~2回の施術では思ったような効果が期待できない場合もあります。
1ヶ月半から2ヶ月おきの定期的な通院が必要になることがありますので、事前にしっかり話を聞いておくことをおすすめします。
脱毛を行う上で大切な毛周期とは
脱毛を行う前には、私たちの身体に毛が生えてくる仕組みを知っておくと役に立つでしょう。
その中で、毛の生まれ変わりにも関わってくる毛周期というサイクルについては特に重要です。
脱毛は成長期に合わせて行われる
毛が生える時には、毛周期というサイクルがあります。
この毛周期は、成長期、退行期、休止期に分かれています。
まず、成長期とはその名の通り、毛が成長している期間のことです。
退行期に入ると毛はもう成長することはなく、後は抜け落ちるだけということになります。
休止期とは抜け落ちた毛の後に新しい毛が生えてくるまでの期間です。
このサイクルの中で、レーザーによる脱毛をするのに適した期間は成長期です。
体毛の存在が特に気になる腕や足の毛については、成長期が3ヶ月から5ヶ月の周期で訪れるとされています。
ですから、それに合わせて定期的にレーザー照射をしていくことになり、施術は1年以上かかることもあります。
1回や2回の施術では効果が足りないのは、発毛に関するこのような仕組みが関係しています。
身体の部位ごとに異なる毛周期
身体にはあらゆる部分に毛が生えます。
見た目にはいいものではないかもしれませんが、身体に生える毛には身体を外部の刺激から守ったり体温を保つという役割があります。
その役割を果たすために、体毛は皮膚の中に毛母細胞がある限り、毛周期という特定のサイクルで生えかわりを繰り返します。
同じ人の身体の中でも、部位によって毛周期は異なってきます。
例えば、わき毛は4ヶ月を目安に生えかわるのに対して、眉毛やまつ毛などの生えかわりまでの期間は約2ヶ月と短めです。
部位によって生えかわりのスピードが異なることから、この毛周期に合わせた脱毛施術を行うことが大切になってきます。
個々によって異なる毛周期
より脱毛の効果を出すためには、毛周期に合わせた定期的なレーザー照射が重要なことはご紹介した通りです。
毛周期は、身体の部位ごとに違いがあるだけではなく、人によってもそのサイクルに違いがあります。
ですから、脱毛を行う場合には、個々の毛周期に合わせた施術が必要になってきます。
毛の成長には個人差があるため、どのような状態になれば成長期なのかということについては、明確には決まっていません。
医療レーザー脱毛を行う際には、毛の状態を医師にチェックしてもらった上で、必要となる施術回数などのアドバイスを受けるようにするといいでしょう。
医療レーザー脱毛を行う際の注意点
医療レーザーを行う際には、内容や金額の他にも知っておきたいことがあります。
効果を十分に得るために注意すべき点や、施術後のケアなどについてまとめました。
永久脱毛の定義について知っておく
永久脱毛というと、1回の施術だけで永久に毛が生えてこないというイメージを持つ人もいるかもしれません。
ですが、いくら医療機関で受ける施術とはいえ、医療レーザー脱毛であっても1回だけで完全に毛が生えてこないようにすることはできません。
また、永久脱毛という言葉についても、イメージされるような意味で使われている言葉ではありません。
米国電気脱毛協会では、最後に行った脱毛から1ヶ月経った時の発毛状態を確認した時に、毛の再生率が20%以下になる施術のことを永久脱毛と位置付けています。
このように、1回や2回の施術だけで持続した効果を得ることは難しいため、脱毛は個々の毛の状態に合わせて継続的に行っていくことがポイントになります。
医療レーザー脱毛の効果が出にくい場合とは
医療レーザー脱毛は、気になる体毛を減らす効果が期待できます。
ただし、部位によっては、その効果が十分に現れない可能性もあります。
医療レーザー脱毛が特に向いているとされるのは、太くて濃い毛が生えている部位で、具体的にはワキや手足の毛などです。
逆に、産毛や白髪などに対しては、レーザー照射をしても十分な効果が得られないこともあります。
また、自己処理の方法が脱毛の結果に影響を及ぼすこともあります。
適さない方法で自己処理を行った結果、毛穴の形が変わってしまい、レーザー脱毛を行っても毛が残ってしまう場合があるのです。
医療レーザー脱毛の施術前と施術後の注意点
最初に医療レーザー脱毛を行う際には、自己処理をせずなるべく毛を自然な状態で生やしておくことが大切です。
毛の状態をチェックしてもらう必要があるためです。
ただし、VIOゾーンと呼ばれる部位に関しては、例外もありますので、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。
また、アレルギーや何らかの病気がある場合には、施術を受ける前に医師と相談しておく必要があります。
場合によっては、施術を受けられないこともあるかもしれません。
さらに、施術後にも気を付けたいことはいくつかあります。
まず、肌トラブルを予防するためにも、保湿はしっかりと行うように心がけましょう。
また、毛抜きを使った自己処理を控えることやなるべく日焼けをしないようにするということも大切です。
医療レーザー脱毛を受ける時のポイント
- 照射パワーの優れた機器を使うため、サロンで行われる脱毛と比べて、施術回数が短縮できる。
- 毛周期の中でも成長期にレーザー照射を行うことから、定期的な施術が必要になる。
- 医療レーザー脱毛を1回や2回行っただけでは、思ったような効果が得られない可能性もある。
医療レーザー脱毛は、定期的にレーザー照射を行いながら、毛をなくしていくものです。
その効果を十分に得るためには、1回や2回の施術では不十分である可能性が高いです。