公開日:2018/07/09 

光脱毛の持つ効果はどのくらい?一回でどこまで終わる?

脱毛サロンや医療機関の脱毛は高額な部類に入る契約ですね。脱毛サロンに足を運ぶ手間や時間もできれば最小限に抑えたいものです。

こちらの記事では、現在一般的となっている光脱毛について施術の仕組みを確認し、快適な脱毛ライフの過ごし方をご提案します。

そもそも脱毛はどんな仕組みなの?

脱毛サロンの提供している脱毛方法にはいくつかの種類があります。例えば、ニードル脱毛、レーザー脱毛などがそれです。

それらのうち近年一般的となっているのは「光脱毛(フラッシュ脱毛)」と呼ばれる脱毛の方法です。

同じ「脱毛」という言葉でつながった脱毛方法の間には、何か共通点はあるのでしょうか?

まず脱毛とはどのような作業なのかを、毛の生え替わり方を手がかりにまとめます。

脱毛の施術方法が違っても共通していることがある

脱毛に関心のある方は普段から自宅でできる脱毛処理を行っているでしょう。

カミソリ、毛抜きなど手軽な手段から一歩進んだ家庭用脱毛器なども利用したことがあるでしょうか。

家庭での処理にも種類があるように脱毛サロンや医療機関で受ける脱毛の施術にも光脱毛やニードル脱毛のようにいくつかの種類がありますね。

でも、これら様々な脱毛手法を行う際に共通して意識しておかなければならない知識があります。それは毛周期です。

特に脱毛サロンや医療機関で行う場合には、費用面を検討する上で、この毛周期は見逃せません。

なぜなら、毛周期の仕組みを見逃したまま闇雲に施術の頻度を上げても脱毛効果は得られないことがあるからです。

毛周期とは?

では、毛周期はどのように進んでいくのでしょうか。毛周期は大きく分けて3つの時期を持ちます。

成長期

毛乳頭に栄養が与えられることで、新しい毛が生える時期。成長期には早期、中期、後期の3段階がある。

退行期

毛の成長が終わり、毛乳頭から毛が離れ落ちる準備期間。退行期から休止期の間になると摩擦などで自然に抜け落ちる。

休止期

退行期によって抜けた部分の毛乳頭が休止状態に入る時期。休止期になると毛細血管から次に生える毛のための栄養が運ばれ成長期に入る準備が行われる。

以上3つの時期を1つのサイクルとして、概ね2カ月程度で毛は生え替わっていきます。

脱毛が終わるということとは?

脱毛は、この毛周期が繰り返される中で成長期で毛の成長を止めるための施術を行います。

これは光脱毛でもニードル脱毛でも、その他の脱毛手法でも同じです。

サイクルを何度も繰り返しながら施術しなければならない理由は、毛穴によって毛周期のどの時期にあるかが異なるためです。

光脱毛は毛のある部分に作用し、ニードル脱毛は毛を目印に毛根を見つけますが、退行期~休止期に入っている部分には働きかけることができません。

腕や脚のパーツの半分が成長期で処理できたとしても残り半分は残っているので、残り半分は成長期に入るまで待たなければならないのです。

もちろん、実際は成長期の割合は20~30%程度です。これを繰り返し産毛程度しかない状態にするのが脱毛のゴールです。

脱毛サロンやクリニック通いは一回だけじゃない

毛が成長し抜け一休みしてからまた生えるという毛周期を確認してみると、脱毛サロンやクリニックには何度か出向くしなければならないということがよくわかってきます。

また、脱毛を始めると、毛周期のサイクルがあるために、脱毛をしたいのにもかかわらず安易に自己処理できないという問題を抱えるということも明らかになってきます。

「脱毛しているのに脱毛できない」という矛盾にどう対処していけばよいのでしょうか。

脱毛一回の効果とは?

理想の脱毛が「一回でもう二度行わなくて良い脱毛」だとしたら、その理想は誤りであることがわかりました。

残念ですが、どの脱毛方法でも毛周期との関係を考えると「その時点で成長期にある毛しか取れない」という制約があるからです。

脱毛の施術を始めることによって、成長期にある毛を完全に目立たなくするような自己処理ができなくなってしまいます。

脱毛の施術を受けている間は自己処理ができない?

意外なことに、脱毛サロンやクリニックで脱毛の施術を受けている間は生えてきた毛を自己処理することはできません。

正確には、毛を自己処理する自由はあるもののするのは望ましくないのです。光脱毛の光は色の濃い物に反応する性質を持ちます。

効率よく施術を施すためには色の濃いもの、つまり毛を残しておかなければならないのです。もし自己処理した場合、その毛が成長期に至るまでに少なくとも2カ月は待たなければなりません。

一回の施術でより多くの毛を処理して効率を上げるためには、より多くの毛を成長期にしておく必要があります。

脱毛の契約をし施術期間に入ったら、施術予定箇所の毛は次回の施術を見据えて適度な長さになるように、例えばカミソリやハサミのような、光が反応しやすい長さまですぐ伸びるような自己処理方法をとらなければなりません。

脱毛効果を最大限に活かすためには?

脱毛の施術を受けることにした方なら、できれば脱毛を途中で投げ出さず続けたいですよね。

カミソリや毛抜き、家庭用脱毛器では物足りないからこそプロの手を借りて脱毛することに決めたたのですから当然です。

全身脱毛でも部分脱毛でも毛周期を優先しなければいけないのは同じですが、全身脱毛は回数無制限であるのに対して部分脱毛では回数に上限があることがほとんどです。

特に部分脱毛プランを選ぶ予定の方やすでに契約済みの方は、施術回数をできるだけ抑えられるように、毛周期を尊重したスケジュールを立てるのがよいでしょう。

毛周期を尊重してスケジュールを立てよう

毛の成長が毛周期によって左右される以上、脱毛の期間を早めるのは難しいためその効果を最大限活かせるようなスケジュールで始めることが大切ということがわかりました。

では、実際の脱毛サロンやクリニックでの施術の回数設定を確認しましょう。

また、費用も合わせてご紹介します。金銭面を確認することでより具体的にイメージできるでしょう。

脱毛サロンでのワキの光脱毛の回数

クリニックで行う医療脱毛の費用と回数のまとめをご紹介します。

ミュゼ Vライン脱毛も含まれて360円/回数無制限
キレイモ ※全33部位で114,000円/6回
銀座カラー 21,000円/8回
TBC 13,500円/6回
エピレ 13,500円/6回
コロリー ※全44部位で171,000円/6回

6回のところが多いですね。毛周期のサイクルから見ても2カ月ごと1年間を想定したプランとなっていることがわかります。

医療機関でのワキの光脱毛の回数

リゼクリニック 19,800円/5回
青山ジュエルクリニック 27,500円/5回
アリシアクリニック 13,750円/5回
湘南美容外科 1,000円/5回
フェミークリニック 15,000円/5回
新宿中央クリニック 19,800円/5回
銀座肌クリニック 32,550円/5回

クリニックのワキ脱毛は5回となっています。金額が大きく変わらないのに回数が少ないですね。医療脱毛とサロン脱毛の光脱毛に用いる機器の出力の差なども影響しているでしょう。

毛周期と光脱毛のサイクルに合わせてスケジューリングする

脱毛サロン、クリニックの光脱毛のサイクルは数カ月おきとなっていることがわかりました。

例えば、毎年夏の決まった時期に旅行にいく予定があれば、その時期よりも少し前に施術が済むように脱毛サロンやクリニックと契約や施術の予約をします。

もちろん、肌の露出の多い時期の過ぎた直後に脱毛を始めるという方法も考えられます。

夏の終わりまでは自己処理し、直後から施術を開始できれば2カ月おきなら一般的な進行通りであれば5~6回施術が可能になります。

個人差はあるでしょうが、一定の脱毛効果を感じる状態で次の夏を迎えることができるでしょう。

脱毛の施術サイクルを把握して効率の良い脱毛ライフを!

光脱毛を初めとした脱毛の施術と毛周期の関係から脱毛回数について確認してきましたが、いかがでしたか?

一度の光脱毛の効果を活かすためには、

  • 毛周期と光脱毛のサイクルを把握する
  • 同じサイクルを優先してお出かけをスケジューリングする
  • 施術終了時の季節を見据えて契約する

ことが大切であるとわかりました。

脱毛は一回では終わりませんが、脱毛サロンやクリニックの脱毛計画を賢く把握して、一回一回の施術を最大限に活用しましょう。

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