公開日:2017/06/15 

低価格重視で大丈夫?医療脱毛と脱毛サロンの違いとは

美容脱毛を検討している場合、クリニックでの脱毛とエステサロンでの脱毛、どちらを選べばいいのかわからないという人も多いです。価格重視になると脱毛サロンが低価格なようですが、それぞれの違いはどのようなものでしょうか?詳しく解説していきます。

脱毛を始めるにはいつがいい?

毛の生える毛周期っていったい何?

脱毛をしたことがない人は、一度脱毛施術を受ければもう生えてこなくなると思っていることも多いようです。ですが、そのようなことはなく何度もクリニックやサロンに通う必要があります。毛には「毛周期」というものがあり、成長期、退行期、そして休止期の順番で周期が変わっていきます。

この周期は毛によってバラバラで、常に一定量の毛が生えるようになっています。脱毛をする際には成長期の毛でないと効果がないことが多く、1度脱毛をしても毛周期が休止期から成長期に移った毛が後からどんどん生えてきます。そのため、何度も脱毛に通って、毛周期が成長期の毛を脱毛していかなければならないのです。

脱毛をするペースはどれくらい?

クリニックやサロンでの脱毛施術は、頻繁に行われるものではありません。余りに頻繁にすると、肌へのダメージも大きくなるためです。多くの場合は、毛周期のペースに合わせて、1か月~3か月に1回のペースで脱毛を行っていきます。どちらかというと、毛の量が多い脱毛を始めたての時期は1か月ペースで通い、ある程度脱毛が進んで来たら3か月ペースに伸ばすなどの処置をとるクリニックやサロンが多いです。

徐々に脱毛に通うペースが落ちてくるので、あまり真剣にやってもらえていないのではないかと感じてしまう人もいるようですが、ほとんどがこのような理由でペースが伸びていきますのでご安心ください。

脱毛効果を実感することができるまでの期間

毛周期の関係で脱毛効果は目に見えて現れません。それこそ最初のうちは、効果がないんじゃないかと思ってしまう女性も多いです。自己処理をしなくてもいいようなレベルになるためには、12回以上の脱毛施術が必要だといわれています。そのため、少なくとも2年~3年は見ていたほうがいいでしょう。

ただし、これはあくまでも自己処理をしなくてもいいレベルの話です。1年程度脱毛をするだけでも、かなりの脱毛効果を期待することができます。何もしていない状態に比べて、自己処理の手間は大きく減少しているでしょう。そのため、少なくとも1年間は継続することで、効果が実感できるようです。

医療脱毛とサロン脱毛の違いとは

それぞれ使用する機器が違う

クリニックとエステサロンの最も大きな違いは、使用している機器です。エステサロンで使用されているのは、フラッシュを用いた光脱毛機器です。威力が低い代わりに刺激が小さいことでも知られています。一方で、クリニックで使用されるのは医療用のレーザー脱毛器です。照射能力が強く、脱毛効果がより高いといわれています。

何故エステサロンが光脱毛しか使わないのかというと、レーザー脱毛は医療行為に当たるため、エステサロンでは取り扱うことができないからです。そのため、エステサロンでも使用することができる、照射力の弱い光脱毛機器が使用されています。

価格はサロン脱毛のほうが低価格

クリニックのレーザー脱毛とエステサロンの光脱毛の価格を比べると、圧倒的にエステサロンの脱毛のほうが、価格が低く設定されています。クリニックのレーザー脱毛は高く感じますが、実際に必要な施術回数はサロン脱毛に比べるとかなり少なくなります。

そのため、クリニックの脱毛の場合は、施術回数が最初から決まっていたり、期間が決まっていることが多いです。逆に無制限コースというのは少ない傾向があります。一方でサロン脱毛の場合は、納得できるような効果が出るまで長期間かかる場合があります。そのため、サロンで脱毛をする場合はできる限り回数無制限の脱毛コースを申し込むほうが良いといわれています。

医療脱毛とサロン脱毛の痛みの違いについて

医療脱毛とサロン脱毛は、痛みにも大きな違いが生まれます。出力がかなり高いことから、医療レーザー脱毛の方が痛みをかなり感じるようです。医療レーザー脱毛は、毛包の中にある幹細胞を破壊します。幹細胞は毛を再生させる機能がありますので、ここを破壊することで永久的に脱毛を行うことができます。痛みを感じてしまいますが、効果は高いようですね。

一方でエステサロンの方は、比較的痛みが軽いことで知られています。ただ、ある程度の痛みは感じます。個人差がありますので、サロン脱毛でも十分痛みを感じるかもしれません。痛みに強くない人は注意するようにしましょう。

医療脱毛のメリットとデメリット

万が一のときでも医師が常駐している

ここまでご紹介してきたとおり、サロン脱毛は低価格が魅力的ですが、脱毛効果としては医療脱毛の方が効果は高いといわれています。ここで、医療脱毛のメリットやデメリットを見ていきましょう。医療脱毛の最も大きなメリットは、医師が常駐しているという事です。医療脱毛では出力の高いレーザーを使うため、肌へのダメージが大きくなります。そのため、医師がしっかりと指示、管理をして施術を行います。

万全の態勢で施術を行っていますが、万が一トラブルが起こった場合でもすぐに対処をしてもらうことができるでしょう。また、抗生物質や鎮痛剤なども常備していますので、何かあった時でも安心なのが医療脱毛の魅力です。

麻酔で痛みを緩和させることができる

レーザーによる医療脱毛は、痛みを伴う施術でもあります。痛みに弱い人は場合によっては、継続することができない場合もあります。そのような人は、医療脱毛を諦めるのかというと、そのようなことはありません。医療機関ですので、痛みを緩和させるための麻酔処理も行うことができます。そのため、痛みに弱い人でも安心して施術を受けることができるでしょう。

麻酔の種類は2種類あります。笑気ガスを吸い込んで痛みを取り除く笑気麻酔や、施術をする場所にクリームを塗って痛みを取るクリーム麻酔があります。笑気麻酔は、濃度の設定が自由にでき、なおかつ安全性の高い麻酔です。クリーム麻酔は局所的に麻酔を行うことができます。ただ、効果が出るまで30分ほど待つ必要があるのでご注意ください。

医療脱毛で注意したいこと

医療脱毛のデメリットは、価格と痛みです。特に痛みは、アフターケアも十分に行わなければなりません。施術中の痛みは、麻酔で緩和させることができますが、肌へのダメージはサロン脱毛に比べるとかなり強いです。そのため、以下のことに注意しましょう。

  • 施術当日は患部をあまり触らずやさしく扱うようにしましょう。
  • 体温が上がり、血流が上がるような入浴や飲酒、激しい運動を極力避けるようにしましょう。
  • ダメージを受けた肌は、乾燥しやすくなる可能性があります。化粧水やクリームなどを使用して、しっかり保湿ケアをしましょう。クリニックによっては、専用のクリームが処方される場合があります。医師と相談をしながら施術を進めていきましょう

それぞれの特徴を理解して選ぼう

  • 脱毛施術は、1年ほど継続しないと大きな効果は実感できない
  • サロン脱毛のほうが低価格で施術を受けることができる
  • 医療脱毛は高価格だが効果が高い
  • 医療脱毛は医師が常駐しているので万が一のときでも安心

それぞれメリットデメリットがありますが、少しでも早く安全に脱毛を進めていくのであれば医療脱毛を、低価格でゆっくり脱毛をしたい場合はサロン脱毛をおすすめします。

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