公開日:2018/07/09 

カミソリ負けができる原因とは?おすすめの対策や効果的なケア方法

女性であれば多くの人が経験するカミソリ負け。

手軽に行えるためカミソリを使用したムダ毛対策を行う方がたくさんいますが、カミソリ負けが起こるとせっかくのムダ毛ケアも台無しになります。

ここではそのカミソリ負けに効果的な対策やおすすめのケア方法を集めました!

カミソリ負けは間違った使い方で発生する!

カミソリ負けの原因(1)深剃りや逆剃り

剛毛や毛深い方に多く見られるのが、深剃りや逆剃りです。

カミソリで処理したあとに毛の黒い断面がボツボツが残ってしまうため、これを解消するべく同じ場所を剃ってしまう人が少なくありません。

しかし、カミソリを1度使用するだけでも肌に負担を与えているのに、同じ場所を何回も処理する深剃りの行為は、赤みなどカミソリ負けを引き起こす原因となります。

また毛の流れに逆らって刃を当てる逆剃りの場合は、表皮を削りとってしまいます。

カミソリで逆剃りを何度もすることにより、カミソリ負けはもちろん色素沈着などの肌トラブルの原因につながる場合もあるのです。

黒い断面のボツボツがどうしても気になるという方は、クリニックやエステで実施されている永久脱毛を取り入れるか、抑毛剤を使用して毛質を細く、少なくする方法がおすすめです。

カミソリ負けの原因(2)お肌が乾燥している

冬場や春場などの乾燥が厳しくなる季節は、特に肌がカサカサして粉が吹いたような状態になる。

もしくは、季節関係なく入浴後や洗顔後にお肌の突っ張りを感じやすいという方は、乾燥肌であることが考えられます。

ホルモンバランスの乱れや加齢などの原因で乾燥肌が発生しますが、強い洗浄成分をもつ石鹸や洗顔フォームの使用など、外的要因によって発生するケースもあります。

そのため、可能な範囲で乾燥肌のケアや対策を行うようにしましょう。

また、肌が乾燥したままの状態でカミソリを使用したムダ毛ケアを行うと、カミソリ負けに繋がってしまい、出血やかゆみ、痛みを伴うこととなります。

乾燥肌にカミソリを使用する際には、お風呂や蒸しタオルなどで体毛を温めて柔らかくし、肌に対する摩擦の負担を少ない状態にしておいてくださいね。

カミソリ負けの原因(3)事前や事後のケア

入浴などで身体が温まると毛も柔らかくなります。

そのまま洗い流すことができるため、入浴時にお風呂場でボディソープや石鹸を使用し、そのままカミソリでムダ毛対策を行うという方も多いでしょう。

確かに入浴時は毛を柔らかくすることが可能ですが、本来汚れを落とすためのボディソープや石鹸は、肌表面の皮脂を落とします。

その上かカミソリを使用すると、肌の乾燥状態を招く要因となります。

このような誤った事前ケアを繰り返すことで肌状態が悪化し、カミソリ負けによる赤みやかゆみの原因となるのです。

またムダ毛処理をした後にアフターケアを怠る方も少なくありません。しかし、カミソリで剃った後の肌はダメージを受けています。

保湿クリームなどできちんと保湿しないと、負担のかかった肌は健やかな肌状態を保つことが困難になるのです。

アフターケア専用のクリームなどが準備できないときは、ボディークリームでアフターケアをするのがおすすめです。

カミソリ負けが起きやすい体質や場所、症状

カミソリ負けが発生しやすい体質や肌質

誤ったケア方法やカミソリを使用したムダ毛処理対策、アフターケア方法によってカミソリ負けは発生します。

外的要因によって起こるケース以外には、体質や肌質によってカミソリ負けが起こりやすくなる人もいます。

代表的な肌質としては、敏感肌の人。元々肌が弱く、刺激を敏感に感じ取りやすい体質や肌質ですから、敏感肌の方はカミソリによるムダ毛処理には十分気をつける必要があります。

また色白体質の方も、少しの炎症でも赤みが目立ちやすい体質です。

その他には元々毛深かったり毛が太い剛毛体質の方は深剃りを招きやすいですから、カミソリ負けが発生しやすいといえるでしょう。

この3つの体質や肌質に該当する方は、カミソリ負けが発生しないように、正しくムダ毛処理を行うように注意してくださいね。

カミソリ負けは皮膚の薄い場所に発生

カミソリ負けが発生しやすい場所は、頰などの顔面、手や足の甲、足の脛など皮膚が比較的薄い部分です。

このような場所はどうしてもカミソリの刃が骨に当たってしまい、強く摩擦することから、カミソリ負けが起こりやすくなるのです。

男性の方などは、顔のヒゲを剃った後に赤くブツブツができたという経験をすることもあります。

これは顔は他の皮膚と比較して特に薄くデリケートな場所であるためです。

また、カミソリ負けによってできた傷が治るのには、数日程度の期間がかかります。

毎日繰り返しカミソリによる処理を行う方は、ダメージを重ねることによりカミソリ負けの症状も悪化しやすくなります。

そのため、皮膚の薄い場所へのカミソリによるムダ毛対策には、十分気をつけるようにしましょうね。

カミソリ負けの症状は痛みやかゆみが多い

カミソリ負けの主な症状としては、痛みやかゆみ、赤みや湿疹、出血などが挙げられます。

カミソリ負けは基本的に体毛を処理する際に発生しますが、男性はヒゲを毎日剃る方が多いため、顎周りや口周りなどの箇所にもカミソリ負けが発生しやすいとされています。

また、カミソリ負けによってダメージを受けた肌の傷口から細菌が侵入する場合もあります。

このような状態を「尋常性毛瘡」と呼び、ブドウ球菌が原因で発症するケースが多いそうです。

この尋常性毛瘡になると、赤くぶつぶつした湿疹が生じて肌がカサカサになってしまい、痛みなどの症状が出現する場合もあります。

カミソリ負けを防ぐ効果的な対策方法とは

洗顔してからカミソリを使用する

カミソリを使用してムダ毛処理を行うとき、身体の処理をする前にはボディーソープを使用している方が多いでしょう。

しかし、顔を剃る前に洗顔をしているという人は少ない傾向があります。

産毛処理などで顔にカミソリを当てる場合は、洗顔して肌の汚れをきちんと落としてから使用しましょう。

こうすることでカミソリの滑りをよくすることができますから、カミソリ負けしにくい状態になります。

かゆみや赤みなど顔にカミソリ負けの症状がでると、せっかくのムダ毛処理やメイクも台無しになります。

ニキビは吹き出物など、あらゆる肌トラブルの原因にもなるため、必ず洗顔してからカミソリを使うようにしてくださいね。

また、洗顔フォームは泡タイプや洗顔料より、洗顔石鹸の方が必要な皮脂を残しつつ、ほこりや余分な皮脂を除去してくれます。

その多くが天然洗浄成分で生産されていて低刺激となっていますから、そのようなアイテムを選ぶようにしましょう。

カミソリの刃は一定期間で替えて予備の準備もしておく

浴室に置きっぱなしのカミソリや切れ味が悪くなったカミソリは、肌に簡単にダメージを与えてしまいます。

カミソリの刃はできるかぎり新しい物を使用し、何度か使う場合は予備をきちんと準備しておくようにしましょう。

基本的にカミソリの刃は月に1〜2回程度は替えるべきとされていて、使い捨てタイプのリーズナブルなものは1〜2回使用したら新しいものに取り替えるのがおすすめです。

事前にカミソリの刃が傷んでいないかどうかも確認してから使用するようにしてくださいね。

また、浴室に置きっぱなしのカミソリの刃は、湿気から見えないサビが付着している可能性もあります。

頻繁に変えるのは面倒かもしれませんが、赤みなどカミソリ負けを引き起こす大きな要因となりますので、きちんと用意しましょうね。

体調不良のときはカミソリの使用を避ける

体調不良のときは、身体が弱っているのと同様に肌状態も健やかではありません。

寝不足や風邪気味、食欲不振や疲労過多、生理などのときにカミソリを使うと肌がデリケートになり、赤みやヒリヒリとした痛み、炎症が起こるなど、カミソリ負けの症状が発生する可能性が高いといえます。

そのため、カミソリでのムダ毛処理は体調が戻ってから行うようにしてくださいね。

また、毛流れに反した逆剃りも、カミソリ負けを引き起こす要因となります。

極力しないのが最も効果的な対策方法なのですが、どうしても剃り残しや毛の断面の黒いボツボツがきになる場合は逆剃りの回数を少なくし、やさしく丁寧に行うように心がけましょう。

カミソリ負けしない効果的なケア方法とは

保湿クリームをきちんと塗りタオルで冷やす

カミソリでムダ毛処理を行ったあとは保湿クリームをきちんと塗るようにしましょう。

面倒なプロセスではありますが、このケア方法を行うことでカミソリ負けの症状を防ぐことが可能です。

保湿クリームがないときはボディークリームや乳液などでも十分に効果が発揮されますので、剃りっぱなしのデリケートな状態のまま放置しないように心掛けてくださいね。

すでに赤みやカサカサなどのカミソリ負けの症状が見られている際には、氷水などに入れて冷やしたタオルを患部に当てましょう。

軽度の炎症であれば冷やすことで症状が引くこともあります。 ただし、氷水タオルで冷やしたあとも、保湿クリームでしっかり肌を保護するようにしてくださいね。

ムダ毛処理のあとにオロナインを使う

カミソリ負けにおすすめのケア方法としては、医薬品のオロナインの使用が挙げられます。

オロナインには殺菌作用があるグルコンクロルヘキシジン液と止血薬のラウロマクロゴールが配合されていますから、雑菌の活動の抑制や、傷口の止血効果を期待することが可能です。

オロナインはカミソリ負けだけでなく、ニキビなどの肌トラブルの改善や予防にも効果的ですから、安心して使うことができます。

もし、カミソリを使用する部分にニキビが発生したときは、ニキビ薬を使用するのではなく、カミソリ負けの症状にも有効なオロナインを使用して様子を見るのもおすすめです。

手に馴染ませてから、薄く全体に伸ばしていくようなイメージで塗布するように心がけてくださいね。

肌への刺激を最小限に抑えるようにする

カミソリ負けが発生した場合、皮膚の部分で炎症が発生しているため、その場所への刺激を極力避けることがポイントとなります。

1度カミソリでムダ毛処理をしたあとは、何日か間隔を空けるように心がけましょう。

カミソリを使用したあとはデリケートな肌状態となっていますから、カミソリを連続で使用すると、いつまでもカミソリ負けの症状が改善されず、ニキビや出血などの肌トラブルにつながる場合もあります。

また、足や腕などにカミソリ負けが発生したときは、衣服との摩擦で皮膚への負担に繋がってしまいます。

シルク素材や柔らかいコットン素材などの衣服を着用して、できるかぎり肌に対する負担を軽減するようにしてくださいね。

カミソリ負けのないツルスベ肌を目指そう

カミソリ負けが起こる原因やおすすめの対策、ケア方法についてご紹介しました。

ムダ毛の処理に対して高い意識をもつことにより、予防や改善が図れることを知っていただけたかと思います。

正しい知識があることで、肌トラブルを防ぐことができます。

もし、カミソリ負けが発生しても、きちんとケアを行うことで早く改善することができますから、是非取り入れるようにしてくださいね。

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