公開日:2018/07/09
ニードル脱毛を実施しているクリニックが少ない2つの理由
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ニードル脱毛は、かつては脱毛方法の代表格でしたが、近年下火になりつつあります。何故なのでしょうか?
ニードル脱毛のリスクや、近年の脱毛事情をもとに、理由を探ってみましょう。
理由1:ニードル脱毛はリスクが高い
ニードル脱毛は痛みが強い
ニードル脱毛は痛みが強い脱毛法として知られています。
20年位前は脱毛といえばニードル脱毛が主流で、脱毛といえば痛みが強くてガマンが大変なものだと認識されていました。
近年ではニードル脱毛以外の脱毛法が主流となり、痛みが強いニードル脱毛はあまり頻繁に用いられる選択肢ではなくなってしまったのです。
しかし、ニードル脱毛は決して不完全な脱毛法というわけではありません。
ニードル脱毛は皮膚の毛穴に細い針を差し入れ、電気を流すことで毛根を破壊する脱毛法です。
レーザー脱毛や光脱毛よりも強い脱毛効果があり、現在永久脱毛を期待できるのは主にこのニードル脱毛です。
そのため、近年はレーザー脱毛や光脱毛で不足する部分をニードル脱毛で補う形で活用されています。
ニードル脱毛のトラブル
ニードル脱毛で起こりうるトラブルの大半は、皮膚の内部で起こるお肌のトラブルと、脱毛後の感染症です。
ニードルを毛穴に入れて電気を流すので、ニードルが誤って皮膚を傷つけてしまうことがあります。
そのため、ニードル脱毛後には出血や毛穴の痛みなどのトラブルが起こることがあります。
皮膚の内部で出血してしまった場合にはプツプツと赤い斑点のような物ができてしまうこともありますが、このトラブルは時間が経てばキレイに消えて無くなります。
毛穴や皮膚の痛みが長く続いた場合には、感染症を疑う必要があります。
肌には常に数多くの微生物が住み着いていて、外部の細菌が入り込まないようなバリアの役割を果たしています。
一旦皮膚が傷ついてしまうとこのバリア機能が破綻します。外部から細菌が入り込むだけでなく、お肌を守ってくれていた細菌も人体にとって有害な細菌として働いてしまうのです。
肌の細菌が体内に入り込むと強い炎症が起こり、皮膚の奥に膿が溜まってしまい、治療に時間がかかります。
膿が溜まることで皮膚は腫れ痛みが長く続いてしまうので、もし何箇所も膿が溜まってしまったら皮膚科で治療を受けるようにしてみましょう。
ニードル脱毛のトラブルは技量次第
ニードル脱毛のトラブルの大半は、施術者の技量にかかっています。
ニードルが奥深くまで入りすぎないか注意したり、ニードルが皮膚を傷つけないように気をつけたりという技量は、簡単に身につく物ではありません。
ニードル脱毛のメリットである永久脱毛というのは大きな魅力ですが、ニードル脱毛のみで永久脱毛を目指すのはその負担の大きさからあまり現実的ではないかもしれません。
ニードル脱毛を受ける必要があるときには、施術者の技量や経験値をしっかりと確認してから施術を受けるのが重要です。
理由2:ニードル脱毛以外の脱毛が流行っている
医療機関で受けられるレーザー脱毛
リスクも大きいことから、現在は、ニードル脱毛以外の選択肢が主流となっています。
その1つにレーザー脱毛があります。レーザー脱毛は皮膚にレーザー光線を照射し、皮膚の中にある毛根を破壊する脱毛法です。
最近では非常に高い脱毛効果を得られる脱毛法として注目を集めています。
レーザー脱毛には医師免許が必要で、現在医療機関のみでレーザー脱毛が行われています。
レーザーを照射するときに皮膚にダメージを与える事もあり、麻酔をかけながら脱毛をする医療機関もあります。
そのため、脱毛時の痛みなどが少なく済み、万が一のトラブルの対処にも医療機関であれば安心して対処してもらえるので、ニードル脱毛に変わる選択肢として広く導入されているのです。
サロンでも行われる光照射
サロンでも行われる脱毛法として人気があるのが光脱毛です。光を照射する事で脱毛効果を得る事ができるので、非常に手軽に用いられる脱毛法です。
しかし、脱毛効果はレーザー脱毛やニードル脱毛ほどの確実性がなく、1度で完全に脱毛するという効果は期待できません。
光脱毛はお肌への負担が少なく、広く行われている脱毛法ですが、やはり完全にお肌へのダメージがゼロというわけではありません。
レーザー脱毛と同様に照射後にヒリヒリとした痛みを感じたり、お肌に灼熱感を感じることがあります。
脱毛治療後にはしっかりと痛みを抑えられるように冷却をしたりと工夫が必要です。
ニードル脱毛は完全になくなってしまう?
ニードル脱毛は最近下火
ニードル脱毛はレーザー脱毛や光脱毛に圧され気味で、現在は主流からは外れた脱毛法といわれています。
扱うクリニックも少なくなりました。しかし、完全にニードル脱毛が消えてしまったというわけではありません。
ニードル脱毛には永久脱毛を期待できるという大きなメリットがあります。
これは他のレーザー脱毛や光脱毛にはないメリットで、どうしても脱毛できないしつこいムダ毛には、ニードル脱毛が適している場合もあります。
最近は下火ですが、場合によってはニードル脱毛を用いることもあるのでメリットとデメリットを理解することが大切です。
トラブルが少ないように脱毛法を選ぶのが大切
下火であるニードル脱毛も、そのメリットを有効に活用すれば、美しいムダ毛のない素肌のために一役買ってくれます。
トラブルの少ない選択肢を活用し、さらにニードル脱毛を限定的に利用することで、肌ダメージを抑えながら、考えられる最大限の脱毛効果を生み出すこともできるのです。
他の脱毛法にはないメリットを持っている以上、ニードル脱毛が完全に排除されてしまうということはないでしょう。
様々な脱毛法の中から適切な脱毛法を選ぶのは至難の技です。メリットもデメリットも熟知した専門家と相談しながら、適材適所の脱毛を実施してもらいましょう。
ニードル脱毛の実態まとめ!
ニードル脱毛の実施クリニックが少ないのは、リスクの高さや、現在他の手段が発達してきた事が主な理由です。
より痛みが少なくよりお肌への負担が小さい脱毛法が標準的に選択されているので、より確実な脱毛を希望する場合にのみニードル脱毛が選ばれるようです。
しっかりと脱毛の実態を理解し、ニードル脱毛の使い所を見極める事が重要です。