公開日:2018/07/09 

背中ニキビの脱毛効果にまつわるホントの話

背中ニキビができてしまうとなにかと気になりますよね。

じつはニキビと脱毛には深い関係があり、脱毛をしっかりと行うことでいくらか解消できる可能性があります。そのためには脱毛とニキビの仕組みを知ることが必要です。

背中ニキビってどうしてできるの?

思春期ごろから背中ニキビに悩まされるひとが多くいます。背中はなかなかお手入れがしにくいですし、1度ニキビができてしまうと治りにくく、やっかいなものです。

ところで、背中ニキビはどのようにしてできるのかご存知でしょうか?背中ニキビの対処をするには、まずはその成り立ちを理解しておく必要があります。

背中ニキビの原因は「毛穴の環境」にある

ニキビというのは非常に厄介で、1度できてしまうと治りにくいものです。

背中に限らずニキビというのは、皮膚に住み着いている「アクネ菌」という細菌が原因で起こる皮膚の疾患です。

しっかりと日常的にケアをしないと、皮膚のトラブルが頻発してしまうので注意しなければいけません。

アクネ菌は毛穴の奥深くに住み着いています。

皮脂がたまることによって毛穴が目詰まりするのですが、アクネ菌の作り出す物質によってさらに皮脂がたまり、肌に炎症が出てニキビになってしまうのです。

つまりこのようにニキビができやすい毛穴の環境が解消されれば、背中ニキビもできにくくなります。そのためにしっかりとした対処法が重要なのです。

背中ニキビは「汗」が原因となることも

背中ニキビの原因に汗があるのは実はあまり知られていません。

背中ニキビの原因になる細菌はアクネ菌以外にも、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌など様々なお肌の常在菌も関与しています。

これらの最近が活発に増殖を繰り返すためには湿度が非常に重要な役割を果たしていて、背中に汗をかいて、たっぷりと水分がある状態を維持しなければ細菌の活発な活動が起こりません。

このため、汗をかいた後をそのままにしていたり、十分に背中を拭かずに放置しているとやがて背中にニキビができてしまうことがあるのです。

ケアしにくい場合は「美容グッズ」を活用しよう

背中は手が届きにくく、ケアが行き届かないことがニキビの発生につながります。

背中の手入れはおろそかになりがちですが、便利な美容グッズなどを使用することで楽しく肌のケアをすることができます。

柄が長く背中まで届きやすいブラシや、クリームやローションを塗れるまごの手様のアイテムもあります。

日々の地道なケアが、ニキビの予防につながります。

背中ニキビ、脱毛で解消するの?

ニキビと脱毛の関係性を考える前に、脱毛法について理解しておく必要があります。

脱毛の施術を受けることが場所はおもに「医療クリニック」と「サロン」の2種類あり、それぞれで行われる脱毛法が異なります。

サロンで受けられるのは「光脱毛」とよばれる方法で、それに対して医療クリニックでは「レーザー脱毛」という強い波長で行う脱毛法になります。

一般的に医療クリニックでのレーザー脱毛のほうが効果が表れやすく、通う期間が短いのが特徴です。

背中ニキビは脱毛をすることで予防ができる

背中ニキビと脱毛は一見なんら関係がないように感じます。しかし背中の脱毛をすることによって、背中ニキビを軽減することができるのです。

それは脱毛をすることで、“背中の衛生状態が良くなる”ことが関係しています。

背中ニキビは背中に残った「汗」や「よごれ」が原因となり、発生しやすくなります。

そこで背中の脱毛をしてムダ毛をなくすことで汗やよごれがたまりにくくなり、ニキビを予防することができるのです。

背中ニキビの「治療」にはならない

脱毛と背中ニキビの発生に関連性はありますが、脱毛をニキビの治療法と捉えるのは誤りです。

脱毛を行う事で背中の衛生状態がよくなり、ニキビができにくくはなりますが、それはあくまで予防です。

きちんとしたニキビ治療を受けたい場合は、皮膚科にかかり医師に診てもらう必要があります。脱毛に対して過度の期待はせず、治療と混同しないようにしましょう。

ニキビがあるときの脱毛は避けよう

ニキビができているあいだの脱毛は、なるべく避けることが望ましいです。

脱毛はニキビを予防することはできますが、すでにできているニキビに対しては逆効果になってしまいます。

それは医療レーザー脱毛や光脱毛で発生する熱により、ニキビが悪化してしまう可能性があるからです。

そのためニキビがある場合は、きれいに治ってから脱毛を行うようにしましょう。

背中ニキビができてしまったら

最近はさまざまな肌ケアグッズや、背中の手入れグッズが販売されており、手軽にニキビ対策をすることができます。

しかしそれでも個人の肌質や生活習慣などが原因で、ニキビができてしまうことがあります。

脱毛による予防や、美容グッズでの入念な手入れを行ってもニキビができてしまった場合は、どのような対処をすればよいのでしょうか。

大量の背中ニキビができたら病院へ行こう

もし背中に大量のニキビができてしまった場合は、一度皮膚科で診てもらうようにしましょう。

多少の量であればそのまま放置しても問題になりにくいですが、広範囲にわたり大量のニキビができてしまった場合、皮膚科医による診察を受ける必要があります。

抗菌薬を服用することでニキビの原因菌も減少するので、短期間で症状が治まりやすくなります。ニキビあとは残りやすいため、できるだけ早めの対処が大切です。

脱毛をするのは治療がおわってから

皮膚科でのニキビ治療と脱毛を並行して行うのは望ましくありません。

ニキビは熱に弱く、とくに医療クリニックで使われるつよいレーザーは皮ふに熱を持ちやすいため、影響を及ぼす可能性があります。

脱毛は「肌の状態がよいとき」に行うことが前提です。

普段から保湿などのケアをこころがけ、脱毛はニキビ治療がおわってから行うようにしましょう。

脱毛以外の背中ニキビの予防法とは?

背中ニキビを予防するには、“日ごろの食生活の栄養バランスを整えること”がとても大切です。

食事から油分を多く取りすぎると、分泌される皮脂の量が増えてしまいます。それにより毛穴の目詰まりができ、ニキビが発生しやすくなります。

また、ビタミン不足は肌の免疫機能に悪影響を与えてしまいます。緑黄色野菜はビタミンが豊富ですので、積極的に摂るようにしましょう。

背中ニキビにまつわる話のまとめ

今回のポイントを整理します。

  • 背中ニキビの原因は「汗」や「汚れ」の蓄積
  • 背中を脱毛するとニキビが軽減される
  • 大量のニキビができた場合ははやめに医師の診察を受ける
  • 食事で気をつけるポイントは「油分を控える」「ビタミンをしっかり摂る」の2つ

脱毛をすることにより、背中に限らずニキビができにくくなります。しかし脱毛は治療ではないため、日ごろから肌を清潔にするなどケアをこころがけることが大切です。

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