公開日:2018/04/13
アルファリポ酸ダイエットの方法、効果の有無と注意点について
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ダイエットに効果が期待できると人気の『アルファリポ酸』をご存知ですか?アルファリポ酸は、新陳代謝を活性化して、痩せやすい体質へ導くといわれています。アルファリポ酸ダイエットの正しい方法や、注意点について紹介します。
アルファリポ酸ダイエットの基本知識
『アルファリポ酸ダイエット』とはどんなダイエット法なのか、そもそも『アルファリポ酸』とは何なのか、まずは基本知識から理解しましょう。
アルファリポ酸(αリポ酸)とは
『アルファリポ酸』とは、もともと私たちの身体の細胞内に存在する物質で、酵素の働きを助ける『補酵素』として作用します。具体的には次の働きをすると考えられています。
- 活性酸素の増加を抑制して、生活習慣病予防や老化予防に役立つ
- ビタミンCやビタミンEなどの働きを助け、抗酸化力を高める
- 新陳代謝を促して、有害物質を体外に排出させる
- 体脂肪の増加を抑制する
- 脂肪燃焼をサポートする
- 運動後の疲労回復を助ける
このようにアルファリポ酸は、身体に嬉しい効果をもたらすのです。
ダイエットに効果はあるのか
アルファリポ酸は、補酵素としての働きによって、体の中の余分な『糖』や『脂肪分』をエネルギーに変えてくれます。それによりダイエット効果があるといわれています。
ただしこれは、バランスの取れた食事と運動を日常的に心がけている場合に限ります。あくまでも補酵素として体に働きかけるため、ただ摂取しているだけでは効果は期待できないといって良いでしょう。
もちろん、しっかりとポイントを掴んで摂取すれば効果が期待できるので、正しい知識を得ることが大切です。
アルファリポ酸とLカルニチンの関係
ダイエットに効果がある物質に『Lカルニチン』というものがあります。この、Lカルニチンはアルファリポ酸との相性がとても良いと、注目が高まっています。
どういった関係があるのか、詳しくみていきましょう。
Lカルニチンとは
- Lカルニチン
肝臓や腎臓で生成される物質です。生成時期は20代がピークとされ、その後は徐々に減少していくと考えられています。脂肪燃焼に必要な物質のため、適切に摂取することでダイエット効果が期待できるのです。
組み合わせることで効果アップ?
新陳代謝を促進させると言われている『アルファリポ酸』と、脂肪燃焼に良いとされる『Lカルニチン』は、一緒に摂取することで一層の効果が期待できます。
ダイエットでは余分な脂肪を、効率よく燃焼させることが大切です。バランスの良い食事や運動と共に、適切に補うことでダイエットをサポートしてくれるでしょう。
アルファリポ酸のダイエット方法
アルファリポ酸は年齢とともに、体内での生成量が減少していきます。そのため、外側から補給してあげることが大切です。適切に摂取するには、どのような方法があるのかみていきましょう。
一般食品に含まれる量は少ない
必要な栄養分を外部から摂取するには、日常的な食事から補うのが理想的ですが、実際は食事から摂取しにくい物質もあるのが現状です。
アルファリポ酸の場合、一般食品に含まれる量はとても少なく、その含有量は『ほうれん草100g中に0.024mg』とわずかです。
食品使用時のアルファリポ酸について日本栄養評議会では、『アルファリポ酸の推奨摂取量を1日当たり100mg、最大推奨摂取量を200mg』とした数値を発表しています。これらのデータは、現状では明確に統一された基準のないものですが、食事から必要な量を補うのは難しいことがわかりますね。
アルファリポ酸は、他にブロッコリーやトマトなどにも含まれていますが、100g中における含有量はほうれん草よりも少なく、ダイエットに有効なだけの量を摂取するにはハードルが高いといえるでしょう。
サプリメントで取り入れる
食事での補給が難しいなら、サプリメントで摂取するという方法もあります。
いつもの食事にプラスするだけで、理想の量を補給できるので、時間に余裕のない人でも簡単にダイエットができます。サプリメントなら持ち運びも楽なので、外出先で飲み忘れることもありません。継続は力なり!忘れずに飲み続けることが大切です。
どのタイミングで飲めば良いか
アルファリポ酸は、ブドウ糖をいち早くエネルギーに変換することで、新陳代謝をアップさせて体脂肪を燃焼させます。この効果を無駄なく発揮するには、夜よりも朝、もしくは昼に摂取しましょう。また、食後よりも食前のほうが、効果が実感しやすいといわれています。
朝は1日の始まりであり、行動を開始する時間です。朝食の前に飲めば、その1日の運動を効果的に脂肪燃焼へとつなげてくれるでしょう。朝に飲み忘れた人は、昼のランチ前に飲んでもOKです。
大切なのは毎日忘れずに飲み続けることなので、思い出したときにすぐ飲めるよう、常時バッグにストックしておくとよいでしょう。ただし、摂取量には十分注意することを忘れてはいけません。
ダイエット注射や点滴
アルファリポ酸を効率よく体内に取り込むために、注射や点滴という方法もあります。回数は1週間に1~2回が理想とされていますが、個人差があるためきちんと専門家に相談した上で、指導のもと行いましょう。
また、注射では『血管痛』という痛みを伴う特性があるため、点滴でゆっくり体内に投与すると痛みを感じにくいといわれています。
アルファリポ酸ダイエットの注意点
アルファリポ酸ダイエットを実践する際は、用法を守り、きちんと体にプラスになるように摂取しなければなりません。もちろんダイエット効果を期待するならば、適切なバランスの食事と運動は前提条件として必須です。
健康食品から摂る場合は専門家に相談を
アルファリポ酸を含む健康食品には特別な規定がないため、商品によっては1日の摂取目安の記載がないものや、胃の中で溶けにくいものも販売されています。
また、医薬品ではないため、専門知識を持たない従業員が販売している可能性も高く、人によっては冷や汗や手足の震えといった『インスリン自己免疫症候群』を引き起こす危険性があります。
こういった危険を回避するためにも、専門知識を持った販売員やかかりつけ医などに相談したうえで、自分に合ったものを摂るように気をつけましょう。
口コミや値段だけで選ぶのはNG
商品選びの基準によく使われるのが口コミです。口コミはその商品を使用した人の体験に基づいて書かれているので、商品の良い点、悪い点の両方を知ることができます。
しかし、口コミをすべて鵜呑みにするのは危険です。あくまでも、参考程度にとらえておきましょう。
また、長く飲み続けるためにも、負担にならない程度の価格という点も大切です。だからといって、極端に安いものを選んでしまうと、有効成分が少量しか入っていない、なんてことにもなりかねません。
いくら続けやすい価格でも、効果がなければ意味がありません。そうならないためにも、配合成分や含有量をしっかり確認したうえで、納得できるものを選ぶようにしましょう。
低血糖状態になった場合は医師の診察を
アルファリポ酸を摂取して低血糖状態に陥ったときは、『インスリン自己免疫症候群』の可能性があります。
冷や汗や手足の震えなどの症状が現れたときは、すぐに摂取をやめて、医師の診察を受けるようにしましょう。
アルファリポ酸ダイエットで理想の体型に
もともと私たちの体内で生成されているアルファリポ酸ですが、加齢とともに合成量が減少していくので、脂肪が燃焼されにくくなり、太りやすい体質になってしまいます。
代謝低下による体重増加を解消して、スッキリ体型を維持するためにも、まずはしっかりとした食生活と適度な運動を日常的に心がけ、その上でアルファリポ酸を摂取して、不足分を補いましょう。
大切なのは、専門知識を持った販売員や、かかりつけ医などに相談して、あなたに適したサプリメントやダイエット法を見つけることです。正しい方法で理想の体型を目指しましょう。