公開日:2017/06/26
南国タイで生活する舞台女優が教えるオススメ美容法3選
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忙しい時は、日々のメイクやスキンケアになかなか時間をかけられなくて、ついだらけて終わることってありませんか?私も平日は仕事をしながら休日に舞台の練習をしているので、つい、どころか常に面倒になってしまいます。今回は、そんな私でも続けられる時短メイクやスキンケアについてご紹介します。
時短メイクで!メイクの基本モードを作ってしまおう
まずは、メイクポイントを絞って基本を決めよう
人の顔で印象的なところはどこでしょうか。眉毛や大きな瞳、唇、肌のツヤ…つい頑張って全部を整えようとすると時間もかかりますし、疲れてしまいます。なので、私はその中でも自分のチャームポイントになるところを重点的にメイクするようにしています。
特に、眉毛とリップはお勧めです。眉毛がしっかりあると、それだけでしっかり印象的な顔になります。きちんとしているな、という印象も与えられます。リップも、華やかに色が付くだけで明るい印象やきちんと感を与えられ、自分自身も気分が上がるアイテムです。舞台に立つ時のメイクでも、専用のメイク道具は使いますが、同じく眉毛やリップをしっかり描いて、より舞台映えするようにしています。
ウィークポイントは隠しすぎずに
反対に、コンプレックスになっているところはどうしていますか。コンシーラーを使ってクマやシミ、シワを隠すことが多いと思いますが、ここは使いすぎずさらっと済ませましょう。隠したいあまりつい念入りに頑張ってしまいますが、その分時間もかかりますし、塗り重ねた分、他の部分もそれに合わせて濃くしなければならなくなります。これも、重点的にやるポイントをまず1つ2つ決めるとよいでしょう。
少し足りないかなと思う程度にしておいて、周りに馴染ませられるようにします。そうすることで全体が厚塗りになってしまうのを防いで、健康的に華やかさを演出できます。あとはチャームポイントでカバーするくらいにしてしまった方が時間もとられず済むでしょう。
舞台のメイクでも、リキッドファンデーションよりも濃いドウランを使ったり、コンシーラーでクマなどをカバーしたりするのが必須ですが、分厚く塗りたくったりせずに周りの肌と合わせながら少しずつ塗り重ねていくようにしています。
“時短”の時間を具体的に決めよう
あなたの”時短”は、具体的にはどのくらいのことを指しますか。ただ時間が短くなれば、という漠然とした状態では結局普段とあまり変わらず時間をかけてしまうこともあり得ます。そこで、せっかく決めた基本メイクには実際にはどのくらい時間が必要なのか、その時間は確保できそうか、そのメイクで足りているか…などを試してみて時間の感覚を掴むことをお勧めします。
そうすると、やみくもに急がなきゃと焦ることなく余裕をもって、きちんとメイクに取り組めます。その分空いた時間でゆっくりコーヒーを飲むといったような、リラックスできる楽しみも増えるでしょう。余談ですが、どのくらい時間を使うのか、という目安が立てられるようになると、その後の予定を立てるのにも余裕が持てます。
メイクだけではなく、他の計画や仕事をするときにも1つ1つの事に実際どのくらい時間を必要とするのかを考えられるようになると、計画を詰め過ぎずに済みますし、足りなければスピードアップを図って効率的にこなすことができるようにもなるでしょう。やみくもに焦るよりも、楽な気持ちで様々なことに取り組めるでしょう。
これがあると便利!リピートでお世話になっている小物達
ヘアオイルでケアとボサボサ頭の解消を同時に!
髪がボサボサ、な時にはケアしながら整えられるヘアオイルが便利です。もちろん洗い流さないタイプで、さっとなじませて手ぐしでとかすだけでも髪を落ち着かすことができます。不思議と気分も落ち着くので、そのままメイクしたり次の行動に移ったりできるでしょう。
その間にもオイルが髪のケアをしてくれるので一石二鳥になります。私も、公演時のようにきっちりヘアスタイルを固めなければいけない時以外はこのヘアオイルをスタイリングの基本にしています。
ベタつきの心配なく、手軽に使えるクレンジングウォーター
愛用しすぎて他のクレンジングが使えません。ウォータータイプなのでベタつきを気にせずたっぷり使えます。そのあとすぐお風呂に入らなくても、万一そのまま寝てしまっても安心なので、メイクを落としたいと思ったときに気軽に使っています。
値段は少し高いですが、これ1本で基本的に全部落ちるので、他にプラスして使う必要もなく、あとはそのままいつも通りバスタイムを楽しむことができます。
手軽に塗って華やかさをプラスできる色つきリップクリーム
持っていて損はないアイテム。鏡が無くても移動中でもサッと塗れて手軽にカラーをプラスできます。口紅やグロスのようにしっかり過ぎずナチュラルに色を入れられるので、ビジネスシーンなどでなければ、とっさの時相手を選ばずに使えるアイテムとなります。
元はリップクリームで唇のケアにもなるので、口紅やグロスの下地に使うこともできます。
小さな積み重ねですっぴんケアも忘れずに
リラックスも兼ねて湯船に浸かる
ここは時間を掛けて欲しいポイント。湯船につかると、服を1枚着ているのと同じくらいの温め効果が期待できるそうです。入浴剤やバスソルトなどを使えば、リラックスにもなるので1日の疲れを癒す時間も確保できます。
体が温まり、湯気で毛穴も開いて汚れも落ちやすくなるので、先に湯船に浸かってから体や顔を洗うのがオススメです。飲み会で酔っ払った時はのぼせてしまわないように、酔いを醒ましてからリラックスタイムにしてくださいね。
朝はぬるま湯ですすぐのみにして洗顔しない
朝の洗顔はぬるま湯ですすぐのみにしています。寝ている間も皮脂は出ているので洗いますが、日中と違い外気などで汚れていないので必要な油分まで落ちすぎないように洗顔フォームは使いません。その分、これから1日乾燥しないように化粧水をたっぷり使って保湿するようにしています。起抜けにサッとできるので、朝の目覚ましも兼ねています。
洗顔はこすらず泡で手早く洗う
その分、バスタイムでは洗顔フォームをたっぷり泡立てて1日の汚れを落とすようにしています。たっぷり泡立ててふわふわにした状態で転がすようにして洗います。つい、きれいに落ちるようにゴシゴシしたくなりますがそこは我慢。
泡をクッションにして指が直接肌に触れないようにしつつ、クルクル円を描きながら短時間で洗います。目安は全体で1分くらい。あまり時間をかけすぎると、かえって必要な油分も吸い取ってしまうので要注意です。
以前は毛穴パックなどで皮脂詰まりを一気に取ろうとしていましたが、この方法を始めてからは、皮脂詰まりなども時間が掛かるように見えていつの間にか綺麗に治っていることが多いです。
毎日の事だから楽しもう
あれもこれもと欲張ろうとすると、その分時間が掛かったり面倒が増えたりするもの。まずは、
- メイクポイントを絞って、基本形を作る
- 効果的な”時短”のために、時間を決める
- ケアとメイク両方に役立つアイテムを取り入れる
- 完璧にケアし切ろうとしない
このように、思い切ってシンプルにしてみましょう。工夫次第でかえって楽になるかもしれません。
ここからプラスでメイクやケアを取入れることで、いつもと違った特別メイクやスペシャルケアで自分にご褒美を、という楽しみ方もアリです。せっかく毎日繰り返すなら、より楽しく、自分のためになるように積み重ねていきたいものです。
- Miki Nakazato(みき なかざと)
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タイ・バンコクを拠点とする演劇集団「劇団サザン天都」にて活躍中。
タイ在住の日本人に少しでも日本を感じてもらえるよう、日々の演技に磨きをかけています。