公開日:2017/06/15
同じコートでも印象が大違い!コートのリボンの結び方
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ベルト付きコートを着るとき、ベルトはどう扱っていますか?普通に前でバックルを使って留めますか?それとも邪魔だから外してしまったりなんてしていませんか。あなたのお洒落なコートがよりレベルアップする工夫がここにあります。
コートに彩を添える結び方の数々
ご紹介する結び方は10種類
トレンチコートやローブコートなど、ベルト付きのコートを皆さん1着はお持ちではないでしょうか。毎年人気のトレンチなど、せっかくだから細部までかっこよく着こなしたいものですね。
ベルトはいつも通したままとか、あまり大事に扱っていなくてしわしわのままとか…。ここでベルトの結び方を覚えて、こっそり周りに差をつけてしまいましょう。今回ご紹介するのはこちらです。
フロントスタイル
- ポケットイン
- ひと結び
- シンプルノット
- 片リボン
- リボン結び
バックスタイル
- ワンテール
- バックフロント
- バックリボン結び
- ダブルテール
- ネクタイ結び
難しいものもあるかもしれませんが、ぜひ練習してみてください!
結び方以外のポイントをチェンジ!
まずは「ポケットイン」からご紹介します。左右の垂れているベルトの先を、同じ長さにしてそろえます。それをそのままそれぞれポケットに入れるだけです。
左右のベルトの端をぶらぶらさせておくよりもスッキリとした印象になります。着脱する機会が多いときにとても便利です。
便利な上にきちんとした印象の結び方
人気のリボン結び第1弾、「片リボン」から参りましょう。
- ベルトの両端を、体の正面から左右どちらかに、少しだけずらした位置でベルトを交差させます。
- ベルトの先端を、バックル側のベルトに巻きつけ、ひと結びします。
- ベルト先で輪を作るよう余裕を持たせ残しながら、先端を交差部分の裏に通します。
- ベルト先を2つ折りにし、輪に近い方の先端を輪に通し入れます。
- 2つ折りの部分とバックルを引っぱり合い、結び目を作ります。
コートを脱ぐときは、リボン部分をひけば簡単にほどけるので便利です。リボンの結び目を締めるときに、あまり力を入れないようにしてください。しわの原因になってしまいますのでご注意ください。
次に、「ひと結び」です。左右のベルトの端を、体の正面から左右どちらかに少しずらした位置で交差させ、くるりとひと巻きし、キュっと締めて完成です。フロントをさっと閉じておきたいときに便利です。
そして、「シンプルノット」。ベルトをフロントのバックルで締めた後、バックルの近くで、余りの垂れた部分で輪を作ります。そこへ先端部分を通し入れ、結び目を作り留めます。きちんとした印象を与えてくれますが、着脱が多いときには若干不便です。
結んだ後は少し形を整えましょう
女性に人気の「リボン結び」
ワンポイントで甘さを加えることで、コート自体を女性らしく引き立たせます。柔らかいカラーのコートでしたら、女性らしさは数倍アップすること間違いなしです。
片リボンとは足が一本多いだけなのですが、印象がだいぶ違ってくるので不思議な、リボン結びの作り方です。
- 体の正面から左右に少しだけずらした位置で、ベルトを交差させ、ひと巻きします。
- バックル側のベルト部分を2つ折りにします。
- 反対側のベルトを、2つ折りにした部分に上から巻き付け、引っ張ってリボン結びにします。
リボンの形を整えるとき、2つの輪の大きさやリボンの足の部分の長さが同じになるように微調整すると、きれいに整いますのでお試しください。
しっぽがついているみたいな「ワンテール」
ここからはバックスタイルのご紹介になります。バックスタイルはベルトを前身ごろまで通さないので、着脱に便利です。テールの長さはお好みでどうぞ、遊び心がうれしいワンテールの作り方です。
- コートからベルトを外し、ベルト自体を裏返した状態で、通常とは逆にバックルを外向きにしてベルト通しに入れます。この時バックルだけを表向きにしておきます。
- バックルにベルトを通します。
- ベルトに余裕を持たせ、輪を作りながら、ベルトの先端を腰に巻いているベルトの下から通し入れます。
- 輪にベルトの先を上から通します。
ベルトが長すぎると思う場合は、数回繰り返して通し、長さを調節します。
後ろ姿もだらけません、「バックフロント」
ベルトが端まできちんと留められているので、きちんとした印象を与えてくれます。もちろん着脱に便利、外出時に活躍することでしょう。バックフロントの作り方です。
- コートからベルトを外し、ベルト自体を裏返した状態で、通常とは逆にバックルを外向きにしてベルト通しに入れます。この時バックルだけを表向きにしておきます。
- バックルにベルトを通します。
- 余ったベルトの先端を折り曲げ、バックル側のベルトの下に隠れるように通らせて、反対側にあるベルト通しに通し入れます。
- 必要であればバックルの位置を調整します。
ポイントは、バックルに余裕をもった位置で留めることです。余りベルトが長くなってしまったり、フロントでボタンをかけた時に、前身ごろが後ろに引っ張られて留められなくなってしまいますので注意してください。
余りベルトの長さ調整が決め手
後ろ姿も手を抜きません!「バックリボン結び」
バックスタイルの続きです。とにかくかわいさを意識して、形を整えてくださいね。バックリボン結びの作り方です。
(コートからベルトを外し、ベルト自体を裏返した状態で、通常とは逆にバックルを外向きにしてベルト通しに入れます。)
- 左右のベルトの長さを同じに揃えます。
- バックル側のベルトを上側に持って来て交差させ、バックルをウエストに巻いている側のベルトの下から通します(結んだ部分が浮かないようにします)。
- 反対にある先端側のベルトを2つ折りにします。
- バックル側のベルトを2つ折りにした部分に上から巻き付け、結び目がしっかりするよう意識してリボン結びをします。
ほどけにくくて便利な定番「ダブルテール」
コートからベルトを外し、ベルト自体を裏返した状態で、通常とは逆にバックルを外向きにしてベルト通しに入れます。この時バックルだけを表向きにしておきます。
- ベルトを向かって右側の方が長くなるように、できるだけずらして調節します。
- 右の長い方のベルトを上側にし、バックル側と交差させます。
- 腰に巻いているベルトの下から、繰り返し2回通し入れます(結び目が浮き上がるのを防ぎます)。
- 2回目をくぐらせた後、輪を作っておきます。ベルトの先端を輪に通し入れます。
- ベルトの先端とバックル側のベルトを引っぱり合い、結び目ができたら形を整えます。
ポイントは、垂れ下がったバックル側のベルトと、ベルト側の先端の長さが同じぐらいになるようにすることです。そうするときれいに仕上がります。
男女を問わず愛される「ネクタイ結び」
ネクタイがしっぽのようについていて、ユーモアながらお洒落を感じさせる結び方です。言葉で説明するとややこしく感じますが、要はネクタイを結ぶ要領と大差ありませんので、ネクタイ結びをイメージしながらやってみてください。
(コートからベルトを外し、ベルト自体を裏返した状態で、通常とは逆にバックルを外向きにしてベルト通しに入れます。この時バックルだけを表向きにしておきます。)
- 向かって右側の方のベルトが長くなるように、できるだけずらして調節します。
- 右の長い方のベルトを上側にし、バックル側と交差させます。
- ネクタイを結ぶのと同じように、バックル側のベルトに輪を作りながら巻き付け、ベルトの先端を輪の裏から通し、輪の中にベルト先を上から通し入れます。
- 形を整えて上下の長さを調節します。
ただ結ぶよりも工夫することは目に楽しい!
ベルトはただバックルに通すもの、そのような考えはこれで一蹴されましたでしょうか?
- 多様なベルト結びで周囲とのお洒落に差をつけよう
- 結び目はきれいになるように意識し整える
- バックスタイルのバックルを留める位置は、フロントを閉じることも考慮する
- 残りベルトの長さ調整にも気を配る
今まではただのひと結びだった方も、これからは違った結び方を楽しんでいただけたら幸いです。