公開日:2017/05/26
医療レーザーは痛みがあるの?気になるポイント徹底チェック
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医療レーザーで気になる「施術のときの痛み」について徹底解説!そもそもどうして痛いの?どのくらい痛いの?という素朴な疑問や、医療レーザーならではの痛み対策についてお伝えします。痛みのほかに、気になる施術リスクもチェックしてみてくださいね!
医療レーザーと光脱毛の違いって?
レーザー出力が違う!
エステサロンや脱毛専門サロンでは、主に「光脱毛」で脱毛の施術が行われています。それに対して、美容クリニックでは「レーザー脱毛」が主流です。
この2つの方法には、どのような違いがあるのでしょうか?実は、脱毛の原理は光脱毛もレーザー脱毛も一緒。レーザーが黒い色に反応して熱を出すのを利用して、毛根に熱でダメージを与えて脱毛させています。
では何が違うかというと、「レーザーの出力」です。医療レーザーは出力が強く、毛を減らす効果も高くなります。一方、エステサロンなどの光脱毛は、医療レーザーよりも出力が低い機器を使用しています。エステサロンでは、長い間効果のある脱毛を行ってはいけないと法律で決められているのです。
医療レーザーは医療従事者だけが扱える
レーザーの出力の強い医療レーザーは、医者などの医療従事者以外は扱えないと定められています。これは、もし施術中に何かトラブルが起きてしまった場合でも、きちんとした処置ができる体制が整っているから。そのため、強力な医療レーザーは美容クリニックや皮膚科などのクリニックでしか扱えないのです。
クリニックで施術を行うことで、施術中の痛みに対しても、クリニックならではのケアを受けることができます。医療レーザーの施術は強力でエステの光脱毛よりも効果が出やすく、万が一何か問題が発生しても処置を受けられるので安心とも考えられるのです。
医療レーザーのほうが短期間で脱毛できる
レーザーの出力の違いは、脱毛効果の違いに現れます。より短期間で効果を実感したい場合は、医療レーザーがおすすめです。エステサロンの光脱毛の場合、使用するレーザー機器の出力が低いので、脱毛効果が現れるまでに長い時間がかかるとされています。
医療レーザーでの脱毛は、レーザーの出力が強いので光脱毛よりも早く確実に効果が表れるといわれています。医療レーザーの場合、2カ月程度に1回、6回から8回の通院で効果を実感できる方が多いようです。ただし、医療レーザーであっても「必ず、一生ムダ毛が生えてこない」というわけではありません。
「永久脱毛」と言いますが、その定義は「一定程度の期間、毛が少ない状態を維持すること」です。そのため、ムダ毛が目立たなくなったところが永久脱毛の着地点と考えられます。
気になる医療レーザー施術中の痛みは?
医療レーザーだとどのくらい痛い?
医療レーザーのほうがエステの光脱毛よりも強力、ということがおわかりいただけたと思います。でも「強力っていうことは、医療レーザーのほうが痛いんじゃないの?」と思う方もいるのではないでしょうか。
医療レーザーの痛みは、一般的には「照射されたときに輪ゴムでパチッと肌を弾いたような痛み」と表現されます。ですが、実際の感じ方は個人差があります。これは光脱毛でも医療レーザー脱毛でも同じですが、痛みに敏感な方であれば、より痛いと感じるでしょう。
そのため、通常は施術前や施術中、施術後にしっかり肌を冷やし、痛みを緩和する処置をとってくれます。また、施術中の声がけをすることで、施術を受ける方の心の準備ができるように配慮してくれるクリニックもあります。
部位によっても痛みが違う
医療レーザーでも光脱毛でも同じですが、脱毛をする部位や毛の太さ、毛の密度によっても痛みが違ってきます。メラニンに反応して熱を発するという仕組みから、毛が太い部分や毛の密度が濃い部分だと熱も強く発せられ、痛みが強くなりがちです。ですが、それだけ発生する熱量が大きくなるということなので、脱毛効果も出やすくなります。
気をつけたいのが、メラニンは毛だけにあるものではないということ。例えば日焼けをすると肌が黒くなりますが、これもメラニン色素が肌で作られているためです。そのため、日焼けしていると医療レーザーによる施術時の痛みが強くなるといわれています。また、疲れがたまり肌が敏感になっているときもトラブルを起こしやすいです。
医療レーザーは麻酔などで痛みを軽減できる!
医療レーザーの痛みの感じ方は、その人の体調や施術部位などによってそれぞれ違います。ですが、特に痛みを感じやすい人には、クリニックならではの対応を行ってくれる場合があります。それが「麻酔」です。
クリニックでは、希望に応じて塗る麻酔や貼る麻酔、笑気麻酔という笑気ガスの吸入による麻酔などを行ってくれる場合があります。麻酔を行えるのは医療機関だけなので、これは医療機関ならではの対応と言えます。
そのほか、レーザーが照射されるのと同時に冷却ガスを出して照射部位を冷やし、痛みを緩和してくれる機器を使っている場合や、痛みに敏感な方にはより痛みの少ない方式のレーザーを使用してくれるクリニックもあります。そのため、医療レーザーの痛みが気になる場合は、カウンセリングのときに相談するとよいでしょう。
医療レーザーは痛み以外のリスクはないの?
施術後の赤みやヒリヒリ、腫れ、やけど
医療レーザーは、お医者さんもいる状態で施術が行われることもあり、レーザーの出力が強力でも安全だといわれています。ですが、絶対に副作用がないとはいえません。
施術後ほとんどの方に生じるとされているのが、毛穴周囲の皮膚が炎症を起こしたことによるヒリヒリ感や赤みです。炎症によって軽く腫れる場合もあります。通常はこのようなヒリヒリ感や赤み、腫れは施術を受けてから数時間以内におさまります。
また、肌が乾燥していると赤みが出やすくなるといわれています。そのため、施術前と施術後に保湿するとよいでしょう。ほかには、医療レーザーによって発生する熱でやけどする可能性も考えられます。そのため、クリニックでは安全な出力に調整して照射しています。
原因不明!?硬毛症について
レーザーの影響で起こる可能性のあるそのほかの副作用として、「硬毛化(こうもうか)」があげられます。硬毛化は、レーザーの照射で抜けなかった毛が、男性のひげのように太く硬くなる現象です。二の腕やうなじ、背中など、産毛の生えている場所や産毛と硬毛が混在して生えている場所に発生するとされています。
この硬毛化が起こる原因は、まだ解明されていません。一説では毛の再生組織を破壊しきれなかったときに、その熱の刺激で毛の成長が促進され、硬毛になるのではないかといわれています。この硬毛化を予防するために、クリニックではレーザーの出力の調節など、さまざまな対応をとっています。また、発生する確率もごくわずかです。
トラブルの際も医療機関だから安心
施術後の赤みやヒリヒリ感がいつまでも続く場合、やけどなどが発生した場合は、クリニックで適切な対応をしてもらえます。また、毛が太い部分に施術をすると、毛嚢炎というニキビのようなものができる場合もあります。これも、数日経過しておさまらなければクリニックに相談するとよいでしょう。
上記であげたほかにも、施術を受けてから1か月ほどの間に強い日焼けや摩擦といった刺激を施術部位に与えると、シミのような色素沈着が残る場合があるといわれています。施術後に注意することやアフターケアに関しては、施術時に説明があると思われますが、しっかり守るようにしましょう。
痛みが気になるなら医療レーザーがおすすめ!
- 医療レーザーは、光脱毛より早く効果が出る
- 医療レーザーの痛みは、輪ゴムで肌を弾かれるのと同程度
- 医療レーザー施術後に起こるヒリヒリ感のケアなど、トラブル対応も安心
クリニックで行われる医療レーザー脱毛は、気になる施術中の痛みへの対応が手厚く、痛みに敏感な方でも安心して施術を受けられます。痛みが気になる方には医療レーザー脱毛がおすすめです。