公開日:2017/05/26 

朝日記で1日をポジティブに過ごす!効果のある書き方

最近、話題になっている朝活のひとつが「朝日記」。朝活は早起きをして、朝時間を自分のために使うことができ、1日を有意義に過ごせると評判です。朝日記も朝に書くからこそ、その効果があるとされています。どのようなことを書いたら良いのかなどについて、ご紹介していきましょう。

朝日記は朝書くからこそ得られる効果がある

夜ではなく朝書くから「朝日記」

日記は、1日を振り返って書くものだから、夜に書くものだと思われる方は多いかもしれません。ところが、朝書くからこそのメリットが沢山あります。

朝という時間は、後が控えているために、限られた時間しかないという時間的な制限があります。この時間的な制限があるから、効率的に書くことができます。効率的に書くということは、無駄な時間がかからないということになります。

時間がかからず無理がかからないことは、継続しやすくなります。日記は毎日つけるからこそ、日記といえます。続けやすい、継続しやすい方法で書くことが、毎日日記を書き続けていくコツとなります。

早起きすることのメリットを享受できる

朝早起きする、朝日を浴びられる時間に起きることのメリットもあります。セロトニン神経を活性化することができるのです。セロトニンは、神経伝達物質で、怒りや集中力を制御する脳の部分に働きかけて心のバランスを整えたり、交感神経と副交感神経のバランス、つまり自律神経のバランスを整えたりする機能を持っています。

また、大脳の覚醒レベルを、最適な状態にするという機能も持っています。このセロトニンの分泌が抑制されると、自律神経系の失調を起こし、うつ病になることもあります。このセロトニン神経を活性化させる因子の1つが、太陽の光なのです。朝早く起きて、30分くらい朝日を浴びるだけで、セロトニンを活性化させることができます。

セロトニン神経が働くからポジティブに!

脳神経学者で医師でもあり、セロトニン研究の第一人者である有田先生は、セロトニン神経が活性化することにより様々な効果があるとおっしゃっています。

セロトニン神経が活性化されると、心もポジティブになり、自律神経も整うことで、毎日の目覚めが快適になったり、頭がクリアな状態になります。また、姿勢や表情が綺麗になる等、良い変化が多々起きます。

引用元:幸福脳になるための、セロトニン神経の鍛え方|東邦大学名誉教授 有田秀穂 – cotree(コトリー)

朝早く起きて日光を浴びたり、運動をしたりすることでセロトニン神経が活性化します。その結果として、朝早く起きるのが苦にならぬだけでなく、快適に目覚めて、クリアな頭で、ポジティブな考え方ができるようになるのです。朝日記には、朝目覚めた時のポジティブな気持ちを日記に反映させることができるというメリットもあります。

朝日記は夢をかなえる魔法のツール

朝日記は3分間で自分を変えるツール

朝活の先駆者であり、教育学者でもある佐藤伝先生は、朝日記を、夢をかなえる「魔法のツール」と呼んでおられます。ただ漂流しているような生活を送ることにならないためには、日々気づいたことや感じたこと、自分の蓄積してきたことを記録した人生のデータベースが必要になります。

たった3分の新しいある行為が、失われた知恵を取り戻すだけでなくそのまま人生のチャートにもコンパスにもデータベースにもなってしまうのです。毎日を「快」で満たしてくれ、自分の夢が笑いながらやってくる奇跡の新・習慣の玉手箱をあなた自身の手で開けてみてください

引用元:Amazon | 「朝」日記の奇跡 | 佐藤 伝 | 論文作法・文章技術 通販

自分の人生のデータベースが、3分間ほどで書ける朝日記で作成できるのです。

3分間で書ける朝日記の書き方

佐藤先生の提唱する3分で書ける朝日記は、通常の日記の形式とは全く違うものです。日記帳ではなくて、エクセルの表を使ったものなのです。

9つに分けられたテーマ別の枠があり、その枠の中に該当する項目を書き込んでいくようになっています。テーマ別に決められた項目があるので、前日に起きた、出来事とそれに対する気持ちを、メモを取るような感覚で書くだけなので、3分で書くことができます。

エクセルを使っているので、テーマ別に書き込まれた内容が蓄積して日々更新されていくことになります。自分の過去に起きたことや経験したことのデータベースが、日々積み上げられていき、未来に向けて使えるツールとなっていきます。

朝日記がデータベースになっているメリット

朝日記をつけることがデータベースの更新になるという形式のメリットは、復元性にあります。過去に起きたことを現在や未来に活かすためには、経験したことを自分の中で復元できなくてはなりません。こんなことがあったような気がするといった、あいまいなことでは活かすことができません。

いつ、どこで、どのような状況下で、誰と一緒のときにその経験をしたのか?具体的に項目に記入されていることで、思い出すことができます。その際に自分がどんな風に感じたのか、嬉しかったのか、悲しかったのかという記録もありますから、そのときの気持ちも思い出されます。

同じような経験をしていても、異なった感情を抱いていることに気づくこともできるかもしれませんね。そういった変化に気づくことができるのも、データベースがあるからこそなのです。

朝日記をつけることから得られるメリット

1日の準備をするために有効な朝日記

朝、日記をつけることによるメリットのひとつ目は、その日の準備をすることができる点です。昨日あったことを書くだけでは、その日の準備にはなりません。その日にしたいことを書くことで、その日の準備をすることができるのです。

仕事をする上で、段取りはとても重要な位置を占めるものです。その日にする予定のことを書きこむことで、1日の段取りを意識することができます。朝、日記に書くのは項目だけであったとしても、その日のうちに行いたいことがどれだけあるのかを視覚化することで、時間配分や順序なども考えることができるでしょう。

1日を始まりとなる朝のうちにその日の計画を立てることができると、その後の行動がうまくいって最大の成果を上げることが期待できます。

前日のことを書くことから得られるメリット

朝日記は前日のことを思い出して書きますが、まだ前日のことなので、それほど忘れていないはずでしょう。日記を書くことを習慣にしてしまうと、書こうと思うと、前日にあったことが正確に思い出されるようになります。忘れ去る前に書くことで、効率よく正確な記録を残すことができるのです。

ひと晩時間をおくことで、冷静に思い出すこともできます。そのときの感情が生々しいものであればあるほど、感情に振り回されてしまって、情報を正確に記録できない可能性もあります。時間をおいて気持ちをリセットさせることができるので、実際に起きたことと自分が感じた思いのバランスが取れた中立的かつ客観的な記録を残せますね。

朝活で自分の自由な時間を使える

夜に書こうとすると、残業やお付き合いなどがあって遅い時間になると、眠気に負けて書けない日が出てくるかもしれません。朝であれば、その心配も少なくなります。朝は、自分の自由になる自分のための時間を確保できる唯一の時間帯。

朝活は体の健康のためにもよいですが、朝日記をつけるためにも有効なのです。自由に使える時間がある、朝書くからこそ継続することができるのかもしれませんね。

無理なく効率的に続けられる朝日記には、自分が過去に経験したことやそのときに感じた思いが詰まっています。データベースとして使える朝日記は今後に活かせる知恵が詰まった、その日や未来に活かすことができる「魔法のツール」であるといえるでしょう。

朝日記をつけることで未来につなげる魔法のツールを手に入れる

  • 朝はセロトニンが活性化し、ポジティブな気持ちで1日を迎えられる
  • 朝は時間の制限はあるものの自由な時間が確保できるので効率的に書け、継続しやすい
  • 前日のことを書くので中立的かつ正確に記録できる
  • その日の予定を確認して段取りをつけることができる
  • 継続できれば未来に向けたデータベースができる

朝、日記をつけることには数々のメリットがあります。

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