公開日:2017/12/21 

ふわふわパンケーキがおうちでできる!プロ直伝の失敗しない作り方

パンケーキといえば、ふわふわもちもちの食感に甘い香り。一緒にあわせるフルーツやクリームとあいまって、パンケーキがあるだけで一気に幸せになれます。

このふわふわのパンケーキ、自宅で簡単に作れるって知ってましたか?今日はふわふわのパンケーキの作り方のコツを皆さんに伝授したいとおもいます。

女子が大好きふわふわパンケーキの世界

定番、ホットケーキミックスでつくる懐かしのホットケーキ

パンケーキといえば、ここ最近の呼び名ですが、昔はホットケーキと呼ばれていて、家庭でのおやつの定番でした。そしてホットケーキを作る際に欠かせないのが市販のホットケーキミックス。

このホットケーキミックスの最大の特徴は、粉をふるわなくていいこと。そして、小麦粉、ベーキングパウダー、油脂、砂糖などの基本的な材料が予め混ざっているので、まさにこれ1袋で簡単につくれてしまうのがよいところです。

昔ながらのホットケーキを作りたい場合は、パッケージのレシピどおりに、卵と牛乳をあわせて焼けば、簡単につくることができます。焼きあがったパンケーキに、バターとメープルシロップを添えるだけのオーソドックスな食べ方がおすすめです。

オーストラリア発!リコッタパンケーキ

ここ数年でパンケーキという名前が市民権を得るほど、今やパンケーキを食べられる専門店がたくさんできていますが、そのブームを牽引したといっても過言ではないのがオーストラリア発のパンケーキで有名なbillsです。

billsのパンケーキは、「リコッタパンケーキ」と呼ばれ、ふわふわの食感が特徴的。このふわふわの秘密はリコッタチーズにあります。チーズのコクと滑らかさとともにふわふわの食感が、やみつきになる味わい。

このリコッタチーズは、実はお値段が少々高め。普段使いで楽しむというよりは、何か特別な日に奮発して味わいたいパンケーキです。

カフェチェーン店発!スフレパンケーキ

空前のパンケーキブームにさらに拍車をかけるかのように話題となったのが、星乃珈琲店で提供されている釜焼きスフレパンケーキ。まるでスポンジケーキのような分厚さに目を見張ること間違いなしのインパクト大のパンケーキ。一枚一枚丁寧に釜(オーブン)で焼かれたパンケーキは、フォークをいれて口に運ぶとすっととろけるような食感。

これまで食べてきたどのパンケーキとも異なる、魅惑の口どけは、感動の一言に尽きます。週末ともなるとどのお店も混雑していますが、並んででも食べたい味です。

おうちで上手にパンケーキを焼くコツ

粉はふるうことでダマなしの生地に

有名店のパンケーキもいいのですが、わざわざ並んでまで食べに行くのはちょっとな・・・という人に。おうちでも上手にパンケーキを焼けるコツをお教えします。

まずは、パンケーキの味の要でもある粉から。粉は、市販の小麦粉でもいいですが、こだわるなら製菓用の少しいい粉を選ぶとより味わい深くなります。そして、粉は、かならずふるいましょう。ふるうことで、生地がダマにならず、食感もよくなります。

フッ素加工のフライパンで弱火でじっくりで焦げ付きなし

次に生地を焼くフライパンはフッ素加工のものがおすすめです。生地の焦げ付きを防ぎ、きれいな焼き目をつけることができます。またパンケーキの生地は、弱火でじっくり焼くのがふっくら仕上げるポイントです。

まるく焼くこつは○○㎝上から生地をひろげる

最後に、お店のようにきれいに丸く焼くコツは、混ぜた生地を30㎝ほどの高さからお玉で流しいれることです。遠心力のおかげできれいな○を描けます。また、スフレパンケーキのように、生地自体が滑らかでない場合は、セルクルなどの型をつかって、生地の広がりを抑えることもできます。

ふわふわパンケーキをおうちで実践

ふわふわの秘密はメレンゲ

パンケーキの焼き方のコツを学んだところで早速おうちでふわふわのパンケーキをつくってみましょう。ふわふわに仕上げる最初のポイントは、メレンゲです。スフレパンケーキの口にいれた瞬間、しゅわっととろける食感を目指します。

メレンゲは、よく冷えた卵白を泡立て、2回に分けてグラニュー糖を加え手作ります。グラニュー糖を加えることで、しっかりしたすこし固めのメレンゲをつくることができます。

生地は混ぜすぎない

メレンゲができあがったら、別のボウルに混ぜておいた小麦粉、卵黄、牛乳などの材料とあわせます。この際に、しっかり混ぜてしまうと、せっかくできたメレンゲのふわふわの泡が消えてしまいます。ゴムベラでさっくりと切るように混ぜたら、すぐにフライパンに生地を流しいれて焼きましょう。

失敗しないふわふわパンケーキレシピ

最後におうちでできる失敗しないふわふわパンケーキのレシピを紹介します。

【レシピ】直径9㎝ パンケーキ2枚分
薄力粉       20g
ベーキングパウダー 2g
牛乳        15g
卵         1個
グラニュー糖    20g
菜種サラダ油    5g
ブルーベリー、メープルシロップ 適量

【作り方】
1.薄力粉とベーキングパウダーはあわせて振るっておく。卵黄と卵白は分けておく。
2.ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、卵黄、牛乳をいれ、泡だて器でしっかり混ぜる。
3.別のボウルに、卵白を入れ泡だて器で泡立てる。白くなってきたらグラニュー糖を半量加えさらに泡立てる。白くもったりしてきたら残りのグラニュー糖を加え、角が立つまでしっかり泡立てる。
4.3を2に加えいれ、ゴムベラで切るように混ぜる。
5.フライパンにサラダ油をひいて熱し、濡れ布巾において粗熱をとって再び弱火にかけ、4を流しいれ蓋をして5~6分焼く。裏返して同様に焼き、器に盛る。ブルーベリー、メープルシロップを飾る。

ふわふわパンケーキでほっこりおうち時間を

たまに無性に食べたくなるふわふわのパンケーキ。おうちでつくれば、いつでも焼きたての美味しさを味わうことができます。

おうちで簡単につくるコツは、メレンゲをしっかり泡立てることと、メレンゲを加えたら混ぜすぎないこと。この2つを守れば、不器用さんでも簡単につくることができますよ。

年末年始の人が集まる機会が多い時期、ふわふわのパンケーキを焼いて友人知人をもてなせば一気にパーティーの主役になること間違いなし!です。たっぷりのクリームや、フルーツなどと一緒に、みんなで楽しく焼きたてのふわふわパンケーキを楽しんでみてくださいね。

  • Facebook
    シェア
  • Twitter
    ツイート
  • はてなブックマーク
    はてブ

1,586

Editor's Information

ふわふわパンケーキがおうちでできる!プロ直伝の失敗しない作り方
河合真由子(かわい まゆこ)

フードスタイリスト、フードコンサルタント

大学卒業後、流通業界に就職。その後、海外で飲食店の出店支援やカフェの立ち上げに携わる。海外滞在中の仕事や日常生活をとおして、食は万国共通のキーワードであることを実感。帰国後、祐成陽子クッキングアートセミナーでフードコーディネーター資格取得後、独立。
現在は、TV、書籍、広告のスタイリング、メニュー開発、食にまつわる新規事業のコンサルティングを行う。朝のTV番組での仕事がきっかけとなり、OL女子のための朝活コミュニティ「とっておきの朝食会」を主催

HP:http://recipeoflife.jp/
とっておきの朝食会 https://www.facebook.com/choushoku/



ページのトップへ