公開日:2017/06/26 

貯金するならネット銀行の定期預金を利用しよう!メリットや金利をチェック

貯蓄を考えたら、『ネット銀行の定期預金』を検討してみませんか?24時間取引できる利便性の良さや高金利など、大手銀行とは違ったメリットがあります。そもそも定期預金とは何かという解説から、銀行の現在の金利とネット銀行のメリットについてまでをまとめました。

ネット銀行の定期預金で貯金を始めよう

ネット銀行の定期預金には、さまざまなメリットがあります。ネット銀行について正しい理解を深めるために、まずは定期預金について解説していきましょう。

そもそも定期とはなにか

『定期』とは、お金の預け入れの方法を指します。預け入れをするときに、期間を決めておき、満了時になってはじめてお金の引き出しができるという預金の仕方が定期です。

期間は、1カ月から数年とさまざまですが、ゆうちょ銀行では最長5年、銀行では最長10年まで指定できます。

自由に引き出すことができないため、一定期間は使用する予定がないお金を預け入れるときなどに適している貯蓄方法と言えますね。

定期貯金と定期預金って違うの?

『定期貯金』は、ゆうちょ銀行での預け入れのことを指し、『定期預金』は、銀行での預け入れを指します。

ゆうちょ銀行は、郵政民営化に伴い誕生した銀行です。その際に、商品やサービスの見直しが行われましたが、郵便局時代の名残で、現在も『貯金』という名称が使われています。

ゆうちょ銀行以外にも、JAバンクや、JFマリンバンクは『貯金』という名称を使用しています。呼び名と取り扱う団体が異なるものの、同じサービスを指すものと理解して良いでしょう。

預入額の単位や金利などは異なるものの、仕組みそのものは定期貯金も定期預金も同じです。さらに、どちらも1000万円までは、銀行が破綻したとしても保護される『ペイオフ制度』があり、元本と利息を保証しています。

定期貯金と普通貯金はどっちがいいの?

『定期貯金』は、1度預け入れると満期まで引き出すことができません。その点、『普通貯金』なら、預け入れも引き出しも、自由に行うことが可能です。

そのため、普通貯金には、光熱費やクレジットカード代金の引き落としに口座に指定したり、他の口座への振り込みができたりするなど、決済機能があるのも利点と言えるでしょう。

定期貯金のメリットは、普通預金よりも金利が高いことです。そして金利は、預け入れの期間が長いほど高くなります。

定期預金は、預けたときの金利が満期まで続く『固定金利』の適用が一般的です。普通預金の場合は『変動金利』が適用となり、変更があればその都度、金利が見直されます。

ネット銀行の高い金利で定期に貯金

現在、どこの銀行でもマイナス金利の影響で低い状態が続いています。それにもかかわらず、ネット銀行は非常に高い金利となっているのです。

定期の貯金金額によって金利が異なる

定期預金の金利は、預け入れのしている金額によって異なります。各銀行の店頭で表示されているのはあくまで最低金利であり、預入額が高くなれば、通常よりも高い金利が適用となります。また、預け入れの金額によって、呼び名も異なります。

『大口定期預金』とは、その名の通り金額が大口になったもので、通常は預け入れ金額1000万円以上の預金を指します。こうした大口定期には、通常よりも高い金利が設定されているのです。

イオン銀行は普通貯金金利もかなり有利!

ネット銀行の1つ『イオン銀行』は、定期預金だけでなく、普通預金の金利も高く設定されています。イオン銀行との取引によって『イオン銀行スコア』がたまることで、イオン銀行の普通預金金利が上昇する仕組みがあるのです。

最大で年0.120%の金利となり、定期預金並みの高金利です。これは一般の銀行の定期預金と比較しても、高水準と言えるでしょう。

一般的な大手銀行の金利は?

一般的な大手銀行の中でも、いわゆるメガバンクと呼ばれる『三菱UFJ銀行』『三井住友銀行』『みずほ銀行』の金利に加え、『ゆうちょ銀行』の金利を見てみましょう。

実は、この4銀行ともに2018年9月現在の金利は預金額に関わらず、すべて0.010%なのです。

それでは、代表的なネット銀行と、金利が高いネット銀行の定期預金金利はどのようになっているのでしょうか。

2018年9月時点では、ネット銀行の大手である楽天銀行は0.21%、オリックス銀行は0.10%、ジャパンネット銀行は0.02%という金利となっていました。

ネット銀行の金利は、上記メガバンクの金利と比較すれば、かなりの高さと言えるでしょう。

なぜネット銀行の定期預金金利は高いのか

これだけ多くの一般の銀行が低金利な中、ネット銀行は高い金利を設定できるのでしょうか?大きな理由は2つあります。

店舗がないから低コスト

ネット銀行は、ネット上に構えているため店舗がありません。店舗がないことのメリットは、店舗の維持費や人件費などの費用が一切かからないことです。

そのため、店舗を構える銀行と比較しても、低コストで済むため、その分金利を高く設定できます。

新規顧客を獲得したいから

誰もが知っているような大手の銀行は、すでに多くの人が利用しています。ネット銀行は、まだまだ取引どころか、名前を知らないという人も多いでしょう。

たとえ、定期預金のサービスでは利益が出なくても、顧客として何かしらの取引をした実績があれば、株式の投資やローンなど、同じネット銀行上のほかのサービスを使ってくれる可能性が出てきます。

ネット銀行は、知名度の向上と新規の顧客を獲得するために、定期預金の金利が高くなっているのです。

ネット銀行で貯金!定期預金する手続きも楽!

ネット銀行は、その利便性から、時間がなく忙しい現代人にとって非常にメリットが大きいといえます。

24時間いつでも使えて、手続きもネット上ですべて終わらせることができる上に、銀行によっては手数料面でもメリットがあります。

24時間WEB上で管理できる

ネット銀行のメリットは、なんといってもWEB上で預金管理ができることです。

24時間365日、メンテナンス時間などのイレギュラーを除けば、いつでもサービスを利用できるため、忙しくて銀行の店舗に行ったり、ATMでの振り込みの手間が取れなかったりする人には非常に便利です。

もちろん、定期預金の手続きもいつでもネット上で完結することができるのです。

メインバンクにすれば各種手数料も節約に!

ネット銀行は、ATMを使った入出金に手数料がかかることがあります。月に一定数までの入出金を無料にしているネット銀行もありますが、指定された回数以上は手数料が発生することが多いのです。

しかし、ネット銀行が提携しているATMを利用すれば、回数無制限で各種手数料が無料となるネット銀行もあり、手数料の節約にもなるのです。

ネット銀行を選ぶときは、手数料の有無や、ATMとの連携について事前に確認しておくと良いでしょう。

ネット銀行の定期預金で貯金をする隠れたメリット

ネット銀行の定期預金には、金利の高さや利便性のほかにも、隠れたメリットがあります。

貯金を簡単に盗まれない

店舗を持たず、ネットを経由して預け入れを行うことに、セキュリティ面での不安を覚える人もいるのではないでしょうか。しかし、定期預金はそう簡単に盗まれることはありません。

定期預金の『満期までは通常引き出すことができない』という特徴は、当然他人に対しても同じことが言えるからです。定期預金を行っている間は、ATMからの引き出しができません。

中途解約するにも、別人が成り代わって預金を盗むことを防ぐため、厳格な本人確認が行われます。さらに、短時間のみ有効な使い捨て暗証番号『ワンタイムパスワード』の普及が、抑止力として働いています。

しっかりとセキュリティを整えているネット銀行であれば、安心と言えるでしょう。

ネット銀行の定期預金でお得に貯金しよう!

ネット銀行の定期預金は、金利面やWEB管理できる利便性、手数料の節約などさまざまな面で非常にメリットが大きいのです。

定期預金を考えている人は、ネット銀行を選択肢の1つに入れることをおすすめします。

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