公開日:2018/02/08
エクササイズなしで垂れ乳は改善できる?ポイントをご紹介
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若いときはバストにハリがあったのに、最近垂れ乳気味になってきたという人は多いでしょう。垂れ乳は改善したくても激しいエクササイズはしたくないという人向けに、今回は、エクササイズなしで垂れ乳を改善する方法についてまとめました。
垂れ乳の改善ポイントとは?
垂れ乳を改善するにはどうすればよいのでしょうか。その答えを探すためには、まず、はじめにバストの構造について知っておく必要があります。
バストは、乳腺組織と脂肪組織が大半で、それをクーパー靭帯と呼ばれる靭帯が支えています。クーパー靭帯は乳腺組織や脂肪組織と筋肉をつなぐ役割があります。
このとき、クーパー靭帯によって乳腺などと結びつくのが大胸筋と呼ばれる筋肉です。このように、バストはたくさんの組織から構成されていますが、垂れ乳を改善するために特に注目したい組織が、クーパー靭帯と乳腺です。
垂れ乳の改善ポイント1.クーパー靭帯
バストを支えているクーパー靭帯。クーパー靭帯は、本来伸びたり縮んだりしない組織です。しかし、クーパー靭帯に大きな負担がかかると、伸びてしまうことがあるようです。さらに大きな負担がかかると切れることもあります。クーパー靭帯は1度傷つくと元に戻ることはないため、傷ついたクーパー靭帯は垂れ乳の原因になります。
垂れ乳の改善ポイント2.乳腺
クーパー靭帯のほかにも垂れ乳を引き起こす原因があります。それが乳腺です。乳腺はバストアップを考えたときに非常に重要な組織です。乳腺の量は遺伝的なものに左右されるといわれていますが、同時に女性ホルモンからの刺激により発達することがわかっています。しかし、女性ホルモンの量は加齢とともに減少していくため、垂れ乳になってしまうのです。
胸が垂れてしまう原因は、クーパー靭帯と乳腺の影響が大きいと考えられます。垂れてしまった胸を改善するには、まずこの乳腺とクーパー靭帯の持つ役割を知ることが重要でしょう。
シーンに合ったブラジャーでクーパー靭帯を守ろう
クーパー靭帯は非常に繊細な組織です。そのため、バストの周りにある大胸筋や小胸筋を鍛えてクーパー靭帯に大きな負担がかからないようにすることが大切です。
筋肉を鍛えるためにはエクササイズが必要ですが、クーパー靭帯を守る方法はこれだけではありません。クーパー靭帯を守るもう1つの方法はシーンに合ったブラジャーをつけるということです。
活動時と就寝時で異なる重力のかかり方
活動時の起き上がっている状態は、バストの上から下に向かって重力がかかります。ですから、ブラジャーはワイヤーやパッドなどで下から上に向かってバストを支えます。
しかし、就寝時については、仰向けに寝ている場合はバストの正面から横へ、横向きに寝ているときはサイドからもう一方に向かって重力がかかります。
そのため、就寝時に一般的なブラジャーを着けていてもバストの形をキープできません。それどころか一般的なブラジャーを着けていたり、何もつけないで寝ていたりするとクーパー靭帯に負担がかかり、垂れ乳を引き起こすリスクが高まってしまうようです。
夜はナイトブラ、運動時はスポーツブラがおすすめ
就寝時の重力からクーパー靭帯を守るためにはナイトブラをつけることが大切です。ナイトブラはその名の通り就寝時専用のブラジャーで、下から支えるのではなく、バストが上下左右に流れないようしっかりホールドしてくれる構造になっています。フィット感がありながら締めつけがきつすぎないため、安眠効果も期待できるようです。
また、バストが激しく揺れることが予想される運動時はスポーツブラをつけましょう。スポーツブラは運動時のバストの揺れを最小限に抑えてくれるブラジャーです。強く締めつけられるため、長時間つけ続けることはできませんが、バストをしっかりホールドしてくれます。
クーパー靭帯は繊細で、傷つきやすい組織です。そのため、就寝時にも気を抜かず、ナイトブラを着用すると良いでしょう。活動時と就寝時ではバストにかかる力も違っているため、就寝用のブラを選んで購入するべきです。
女性ホルモンで乳腺を育てよう
垂れ乳を改善し、バストアップを考えたときに欠かせない組織が乳腺組織です。乳腺組織は女性ホルモンから刺激を受け、発達します。女性ホルモンの分泌量を増やし、働きを高めるためにはどのようにすればよいのでしょうか。
ここでは、女性ホルモンの働きを活発にする方法についてチェックしていきましょう。
姿勢ひとつで垂れ乳は改善できる?
スマートフォンやタブレットが普及した現代では、前かがみの姿勢になりやすいため猫背の人が多いといいます。背中が丸まってしまうとバストも下に向いてしまうほか、血流が悪くなり女性ホルモンの分泌量が減ってしまうため、垂れ乳の原因になります。
垂れ乳を改善したいのであれば、背筋を伸ばし、前かがみにならないよう意識的に顔をあげることが大切です。
食生活を見直すことも効果的
女性ホルモンの働きを活発にしたい場合は、食生活を見直すことも大切なようです。なかでも、特に積極的に摂りたい成分が大豆イソフラボンとボロンです。
大豆イソフラボンとボロンは、どちらも女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをしてくれる成分として知られています。大豆イソフラボンは豆乳などの大豆製品に、ボロンはキャベツやりんごなどの野菜や果物に多く含まれています。
普段の生活からも、バストの改善を行うことが可能です。食生活や姿勢などに気を使いつつ、時にはエクササイズも取り入れて、美しいバストを維持する努力をしましょう。
結論!エクササイズなしでも垂れ乳は改善可能
垂れ乳の改善方法はエクササイズなしでもさまざまな方法があります。
- 垂れ乳の改善にかかわるバストの組織はクーパー靭帯と乳腺です。
- クーパー靭帯が傷つかないようシーンに合わせたブラジャーをつけることが大切です。
- 女性ホルモンの分泌を促すために姿勢を正しくすることも大切だといいます。
どれも簡単な方法なので、まずは、できそうなことからはじめてみましょう。