公開日:2017/06/15 

いつでも手軽にダイエット!お酢で「キレイ女子」になる方法

お酢は料理に使うものだと思っていませんか。実は、お酢はダイエットにも効果的な製品だといわれています。お酢を使ってキレイになることができるダイエットの方法について、ご紹介します。

お酢って一体どういうもの?

お酢の種類は大きく分けて2つ

私たちの生活に欠かせないお酢。料理の調味料に使うことも多いので、キッチンに1個は置いている方もいるのではないでしょうか。お酢は、農林水産省のJAS規格によって、大きく2つの種類に分けられています。1つは、「醸造酢」で、2つめは「合成酢」です。

醸造酢は、米や穀物、果物などから作られるお酢のことです。一方、合成酢は、酢酸などを水で薄めたものに砂糖や酸味料などを加え、人工的に作った調味料のことを指します。お酢を購入する時に、それが醸造酢なのか合成酢なのかは、商品に張り付けてあるラベルによって確認することができるようになっています。

醸造酢について理解を深めよう

私たちがよく使用するお酢は、醸造酢が多いといわれています。醸造酢は、穀物酢や果実酢、その他に分けられます。穀物酢は、米や小麦、とうもろこしなどを1種類~2種類以上含んでいるものだといわれており、1000mlの容量があったとしたら、その中に40g以上の穀物が配合されているものをいいます。

穀物酢には、お寿司などによく使用され、まろやかな風味が特徴の米酢や、米に小麦や大豆を加えて発酵や熟成させ、褐色になった黒酢があります。さらに、米酢や米黒酢、大麦黒酢以外のお酢は、1括して「穀物酢」と呼ばれます。麦やトウモロコシなどで作られており、価格も安いため、手に入れやすいことが特徴です。他にも、果実の搾汁を配合したりんご酢やぶどう酢、トマト酢などもあります。

最近は見かけなくなった合成酢

合成酢は、一般的なお酢と比べて、製造の過程が異なります。基本的に、お酢は酢酸菌を用いて、アルコールにより酢酸発酵させて製造するとされています。しかし合成酢の場合は、酢酸発酵をおこないません。科学的に抽出した酢酸や氷酢酸を薄めたり、エタノールに砂糖や酸味料、食塩などを加えたりし、人工的に製造します。

合成酢は、食物などが不足していた時代には、数多く市場に出回っていたといわれています。現在の日本ではほとんど見かけることはありません。特に家庭用の調味料としての合成酢は、生産量も少なくなっており、販売されていない状況となっています。

お酢にはダイエット効果があった!

お酢に含まれるクエン酸が効果的

お酢は、ダイエットに効果的だといわれています。それは、お酢に含まれているクエン酸が大きな役割を担ってくれているからです。お酢に配合されている酢酸は、体内に入ると、クエン酸に変換される働きを持っています。

クエン酸は、疲労の原因となるといわれる乳酸を分解してくれるため、疲れた身体の回復に一役買ってくれるのです。疲れを感じると、動きが鈍くなったり、新陳代謝が乱れたりと、さまざまな「太ってしまう原因」がもたらされることも多いものです。

つまり疲労回復をサポートしてくれるお酢の存在は、重要なものだといえるでしょう。さらに、お酢には乳酸を抑えてくれる働きを持つとされています。乳酸は、疲労や血行促進の原因となるため、お酢を飲むことで予防できることも嬉しいですね。

アミノ酸とカルシウムの吸収に効果大

お酢には、アミノ酸も含まれています。アミノ酸は、私たちの身体を構成している栄養素でもあり、身体のほとんどの部位にアミノ酸が存在しているといわれています。

アミノ酸は、基礎代謝に関係が深い成分です。基礎代謝が低下すると、太ってしまう原因にもなり得るため、基礎代謝の維持や向上を目指すことが、ダイエットには重要課題となります。しかし、アミノ酸をとることで、ダイエット中に陥ることが多い基礎代謝の低下を防いでくれる効果が期待できます。

また、お酢には、カルシウムの吸収を高める役割が備わっています。カルシウムは気を付けていても、不足しがちな栄養素だといわれることが多いです。ですが、カルシウムは、脂肪の吸収を抑える働きを持っているため、ダイエットにはとても効果的なものだといわれています。

お酢で脂肪燃焼することは可能?

酢酸は、体内でクエン酸に変化します。クエン酸は糖質や脂質を分解し、エネルギーを作る役割をすると考えられていました。エネルギーを作り出すことは、糖質や脂質の消費を促してくれると信じられていたのです。最近ではこの考え方が否定的に捉えられるようになってきました。クエン酸は脂肪燃焼を助ける働きがあるとは言えないという説が有力なのです。

しかし、お酢を飲むことがダイエットに適さないというわけではありません。クエン酸を摂取すると、クエン酸のサイクルが活発に働き始めます。このシステムは疲労回復につながり、抗酸化作用もあるとされています。特に運動後にこの効果が発揮されるため、疲労のダメージから素早い回復が期待され、結果的に運動量の増加にもつながっていくことが期待できるのです。

ダイエットに最適なお酢の飲み方

飲む量を決めることが重要事項

お酢がダイエットに効果的と言っても、考えなしに飲むことはおすすめできません。お酢の摂取量にも理想の量と言うものがあります。理想的なお酢の摂取量は、1日に約30mlだといわれています。それも一気に30mlを採ってしまうのではなく、小分けにしながら合計30mlになるようにするのが最適だとされています。

1例ですが1回の食事の際に、約10mlずつ摂取することがよいでしょう。朝食時や昼食時、夕食時にそれぞれ行えば、忘れる心配もなくスムーズにお酢を生活に取り入れることが可能となります。お酢は酸味があるため、苦手な方もいることでしょう。しかし1回に約10mlなら負担も少なく、苦手意識も解消できるかもしれません。

お酢を飲むタイミングを考える

お酢は飲む量と同様に、飲むタイミングも大切です。3食の食事の際や食後に飲むことが有効だとされています。また、逆に食前や空腹時の摂取は控えたほうがよいでしょう。

なぜなら、お酢には食欲を増進させる役割があるといわれているからです。食前や空腹時に飲むと、酸の影響で、胃や食道などの臓器に強い刺激を与えることがあります。そうなると、身体に負担を与えることに繋がってしまいます。

また、お酢は、血糖値の上昇やコレステロールの合成を抑制する働きを持っているとされています。そのため、食事中や食後に摂取することで、これらの値を急激に上げることを防ぐため、ダイエットの効果が期待されています。

お酢とともに、生活習慣にも気を配る

お酢は、ダイエットに効果的な働きをしてくれます。しかしお酢だけ飲んでいれば完璧にダイエットができるというものではありません。食事のバランスを考えて行うことが重要なのです。

1日に約30mlのお酢を、3回の食事の際や食後に各10ml程度を摂取しながら、適度な運動も行いましょう。運動は筋力をつけ基礎代謝を促してくれるといわれています。

またバランスの取れた食事を心がけることで、脂質などを摂りすぎることなど、偏った食事をしないように気を付けることも大切です。また夜更かしや睡眠不足など、身体のサイクルが乱れる原因となる生活習慣を避けるように意識することを心がけましょう。

ダイエットには、お酢を上手に活用しよう

お酢は、容易に手に入り、手軽に行えるダイエット法のひとつだと言えます。以下のことを意識して、定期的に継続してみましょう。

  • お酢の種類について、理解を深めること
  • ダイエットに効果的なお酢の成分を知ること
  • ダイエットに適したお酢の飲み方に気を配ること

お酢を上手に生活に取り入れ、心身ともにキレイ女子を目指していきましょう。

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