公開日:2018/07/09 

子供の脱毛はいつからOK?体への影響は?

日本人女性の多くが始めている脱毛。最近では脱毛に関心のある子供も増えているようです。

でも子供の脱毛って、体にとって危険じゃないの?何歳からできるの?など、分からないこともたくさんあります。

そこで、そんないくつかの疑問をまとめてみました。

子供脱毛は何歳からOK?

クリニックやサロンによって異なります

脱毛サロンに通う年齢層でもっとも多いのは20~30代です。

最近では高校生なども脱毛サロンに通っていることが多いのですが、サロンやクリニックでの実際の年齢制限はそれぞれ異なります。

以下の表でも分かるように、ほとんどのサロンやクリニックでは年齢よりも生理が来ているかどうかを脱毛可能かどうかの判断基準にしていることが多いようです。

そのような中で、ディオーネとエピレ(TBCの姉妹サロン)に関しては、生理が来る前の子供であっても脱毛が可能となっています。

脱毛サロン・クリニックの年齢制限

サロン・クリニック 年齢制限
脱毛ラボ 年齢制限は無しだが、基本的には生理が始まってから
ミュゼプラチナム 年齢制限は無しだが、生理が来ていることが条件
ディオーネ 3歳
エピレ(TBC) 7歳
アリシアクリニック 16歳以上
湘南美容外科 基本は無しだが、16歳以上で思春期を終えた方にお勧めしている

子供脱毛で断トツに人気のディオーネとエピレ

初潮を迎えていない子供には、痛みの問題や皮膚への負担、効果面などを考えてあまりおすすめされていない脱毛

ですが、ディオーネとエピレ(TBC)では、痛みを感じない脱毛機器などを使ったり、それぞれのサロンが開発したトリートメント剤を使い皮膚へのダメージを軽減することで、子供でも安心できる脱毛プランを用意しています。

ディオーネの子供脱毛

3歳からでも脱毛ができると話題のディオーネ脱毛では、一般的な光脱毛ではなく、ハイパースキン脱毛をおこなっています。

光脱毛とハイパースキン脱毛の違い

一般的な光脱毛はメラニンのある毛根にダメージを与える際に、脱毛機器から熱が放出されるため脱毛時に痛みを感じます。

光が照射される時に放出される温度は約60度となり、これが毛穴に入ると約80度近くの高温となります。

このため、大人でも痛いと感じてしまうことがありますし、ましてや子供の皮膚に照射した場合には非常に強い痛みと感じてしまいます。

これに対して、ハイパースキン脱毛は、毛根にダメージを与える方法の光脱毛とは脱毛方法が異なり、脱毛時に熱が発生しません。

このため、光脱毛やレーザー脱毛のような痛みが全くないのです。つまり、痛みを感じやすい子供でも安心して脱毛ができるようになります。

ハイパースキンの脱毛方式

光脱毛は特殊な光を照射することで毛根に熱を加えてダメージを与える脱毛方式ですが、ハイパースキン脱毛では、特殊な光を皮膚に照射をすることは同じでも、毛根自体にはダメージを与えずに、光によって発毛因子を抑制する方法です。

このため、今生えているムダ毛にアプローチするのではなく、これから生えてくる毛の成長を事前にストップさせることでムダ毛のない肌になるのです。

つまり、幼児のうちから脱毛をしておけば、思春期になって悩みのタネになるムダ毛とも無縁でいられます。

エピレの脱毛について

エピレも初潮前の子供でも脱毛ができると評判です。

エピレでの子供脱毛は基本的に、ほかのサロン同様の光脱毛方式ですが、同サロン独自開発の脱毛機器により、照射時の熱放出の温度が低くなることと、光照射時に使用する冷却ジェルの効果により、ほかの光脱毛のような痛みはなく、子供でも安心して施術ができるようになっています。

また、ジェルに含まれる保湿成分は肌に優しく、敏感な子供の肌でも安心して使用できるようになっています。

このような理由からエピレでは7歳からの脱毛が安心してできると言われています。

子供の脱毛リスクについて

一部のサロンやクリニックでは子供脱毛を推進していますが、実際のところ、子供脱毛のリスクは大丈夫なのでしょうか?

光脱毛やレーザー脱毛の体への影響は?

子供の皮膚は大人の皮膚に比べ、3分の1程度の厚さしかなく非常にデリケートです。

光脱毛やレーザー脱毛は、特殊な光(レーザー)をメラニン色素に当てることで毛根にダメージを与え、毛を生えなくさせる脱毛方法です。

比較的、肌に優しいと言われていますが、それでもやはり子供の皮膚にとってはダメージになることもあり、放射時の熱による軽いやけどや、炎症による肌荒れなどが生じることも考えられます

脱毛時の痛みに耐えられない子供も

現在の光脱毛は痛みが軽いと言われていますが、さきほどもお伝えしたように皮膚がデリケートな子供にとっては激痛と感じてしまい、痛みに耐えられず途中で泣きながら脱毛を中断することもあります。

こうなると、子供にとって脱毛がトラウマとなり二度とサロンやクリニックに行きたくないという始末に。

その挙句、仕方なく解約となってしまうこともよくあるようです。

脱毛でホルモンバランスは乱れる?

子供の時に脱毛をすることでホルモンバランスが乱れてしまい、健康に成長できなくなるのでは?と心配される方もいますが、この点に関しては問題ありません。

脱毛は皮膚と毛穴にはダメージを与えますが、ホルモン分泌にまでは影響を及ぼさないため、脱毛をおこなったからと成長機能に異常をもたらすことは考えられないのです。

子供脱毛で覚悟しておくこと

脱毛してもまた生えてくることがある

子供の脱毛を推奨していないクリニックの意見として多く挙げられるのは、子供のうちに脱毛をしても、効果があまり感じられないということです。

ホルモンバランスと毛周期は非常に深い関係があります。

その証拠にホルモンバランスが乱れがちになる妊娠中や生理前などは、体の毛が濃くなることもありますし、逆に薄くなることもあります。

また、生理前になると男性のように濃い髭が生えてくる女性もいます。

子供(16歳くらいまで)の場合には、ホルモンバランスが安定していないため毛周期が乱れがちです。

脱毛をしても再び生えてくることも大いに考えられます。

このため、子供対応可能な脱毛サロンにおいても最初のカウンセリングの時点で、再び生えてくるリスクについてはしっかりと説明をして、納得してもらってうえで契約をしています。

また、脱毛をしてもまた生えてきてしまった場合には、費用も余計にかかることも覚悟をしておく必要があります。

理想は生理が始まってホルモンバランスが安定してから

こうしたことから、ほとんどの脱毛サロンやクリニックでは年齢制限は設けていなくても、生理が始まり、数カ月経過してからの脱毛を推奨しています。

生理が始まるということは、体が大人になった一つの目安になり、ホルモンバランスも安定するため、脱毛効果がしっかりと得らますし、皮膚のダメージもほぼ皆無になると考えられるからです。

子供脱毛のメリット

今までの説明を読む限りでは子供脱毛はリスクの方が多いとも思われがちですが、実はメリットもあります

定期的な自己処理が必要なくなる

水泳やバレエなどの習い事をしている子供は、ワキやデリケートゾーンのムダ毛は常に処理をしなくてはなりません。

その時に、カミソリや除毛クリームなどで処理をすると、子供の皮膚はデリケートなためカミソリ負けやひどい乾燥肌になってしまうことも考えられます。

こうした場合には、子供でもできる脱毛サロンの施術の方が肌にとって安全とも考えられますし、また面倒な処理が必要なくなります

ムダ毛が原因のイジメの心配がなくなる

小学生や中学生のイジメ問題はいつの時代でも絶えることがありません。

そして、イジメの原因で多く挙げられるのが身体的なことであり、その代表がムダ毛でもあります。

子供の成長には個人差があり、早い場合には小学3年生あたりからワキ毛などが生え始めることもあります。

また、成長段階の途中では腕や足の毛が異常に濃くなってしまう子供もいます。

クラスの中でそのような子供がいた場合、どうしても他の子供達からは好奇のまなざしで見られやすくなり、最悪の場合にはイジメに発展することもあります。

こうしたことを事前に回避するために脱毛に通わせている保護者も増えているのが現状です。

思春期の子供にとって不安なムダ毛

子供にとってのムダ毛は大人以上に悩みのタネ

成長とともに、ペタンコだった胸が大きくなり始めたり、ワキやデリケートゾーンに毛が生えたりすることは、大人に近づいている証拠とは言え、子供にとっては不安な事でもあります。

特に、女子の場合、生えてきたムダ毛をプールや体育の授業などで見られたら恥ずかしいという思いもあり、自宅でこっそり処理をする子供は多くいます(大人の私たちもそんな経験があったはずです)。

大人になれば脱毛サロンの敷居も低くなり、ムダ毛は大きな悩みではなくなりますが、小学生や中学生くらいの子供にとってのムダ毛は、大人以上に悩みのタネになることもあるようです。

子供の脱毛は賛否両論

子供の脱毛については正解がなくメリットもデメリットもあります。

ですから、もしも子供が脱毛をしたいと言い出した場合には親子でキチンと話し合い、納得のできる結論を出せば良いのではないでしょうか。

子供の判断力は未熟ですから、安易な気持ちで脱毛をしたいと考えることもあります。

中途半端な気持ちで脱毛に通わせてしまった場合、思ったよりも痛みが強かったり、友達との遊びを優先させたくなったりなどの理由で途中で辞めてしまうこともあり得ます。

これではお金の無駄使いにもなりますし、肌にダメージを与えただけで何の利益も得られません。

そうしたことにならないように、今一度子供脱毛についてよく理解しておくと良いですね。

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