公開日:2018/07/09
ピルを飲んでいる間でも脱毛はOK?
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薬を飲んでいると脱毛ができない!ピルもダメなの??
脱毛を受けようと思うといろいろ気をつけるべきことがあります。その中のひとつが薬の服用です。
施術当日に薬を服用すると施術を断られてしまいますが、脱毛中はピルも飲むことができないのでしょうか?
ピルは一日でも服用を止めると避妊効果がなくなってしまうので、施術当日だけピルを飲まないということはできません。
そこでピル服用中でも脱毛はできるのかどうか調べてみました。
ピルもNG?サロン・クリニックに問い合わせてみた結果
基本的にはピルは脱毛に影響を与えるような薬ではないと言われています。
ですが実際に、ピルを飲んでいて脱毛を断られたという話も耳にすることはあります。
そこで大手の脱毛サロン、クリニックに直接問い合わせてみました。その結果についてまとめましたので参考にして下さい。
アリシアクリニック |
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ピルを飲んでいても基本的には脱毛はできます。 ただしカウンセリングの際に薬の種類や使用量についてクリニックに伝えたうえで、医師の診察があるそうです。実際に脱毛が受けられるかどうかは、その診察結果次第だというお返事でした。 |
湘南美容形成外科 |
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ピルを服用していても問題なく脱毛ができるという回答でした。 |
ミュゼプラチナム |
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脱毛を受けても良いか医師に確認してください。 「制毛成分が含まれているジェルを塗って、温熱効果によって毛穴に浸透させる脱毛方法」という風に病院の先生に確認して、OKが出れば施術が可能になるそうです。 |
脱毛ラボ |
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基本的には薬の服用期間中は脱毛ができません。 医師の同意書を持参すると脱毛が可能になることもあるそうですが、場合によっては施術ができないこともあるというお返事でした。同意書があっても施術できないことがあるのですから、やはり脱毛は受けられない可能性は高そうです。 |
キレイモ |
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低用量のピルであれば脱毛は可能です。
中容量、高容量のピルを服用している場合は、体に変調をきたす場合もあるので脱毛は受けられないそうです。 |
ジェイエステティック |
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ピルを飲んでいても脱毛は可能です。
ただし、ホルモンバランスによって脱毛の効果が表れにくくなる可能性があるそうです。 |
銀座カラー |
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ピルを飲んでいても脱毛は可能です。
低用量ピルの場合は特に問題がないそうですが、中容量、高容量のピルを服用している場合には、ホルモンバランスによって脱毛の効果が期待できないことがあるというお返事でした。 |
ピル服用中の脱毛を断られる3つの理由とは
実際に問い合わせてみると、ピル服用中でも脱毛はできるという回答が多く見られます。
ですが同じピルを飲んでいても、サロンやクリニックによって脱毛を受けられるかどうかは差があるという結果になりました。
ピル服用中の脱毛にはリスクがあるからというのがサロンやクリニックからの返答ですが、考えられるリスクについてもご紹介したいと思います。
色素沈着のリスクがあるから
これはピルの副作用として表れやすいものなのですが、ピル服用中はシミができやすくなります。
更に物理的な刺激やレーザー治療を受けることで、シミができてしまう可能性は高まります。
サロンでの脱毛は光を照射しますから物理的な刺激に当てはまりますし、クリニックであればレーザー脱毛を受けることになります。
ですから、「脱毛によってシミができてしまった」という結果になる場合があります。
毛の量が変わってしまう可能性があるから
ピルを飲むと疑似的に妊娠している状態になるので女性ホルモンが増え、男性ホルモンは減少します。その結果、毛量が減る可能性が高くなります。
問い合わせた結果、「ホルモンバランスによって効果が表れにくくなる」という回答がありましたが、その理由がこれに当たります。
毛の量が変化することによって脱毛効果を感じにくくなるのです。
光に対して過度の反応が出ることがあるから
脱毛中に薬の服用が禁止されている理由は、薬の中に光に反応する成分が入っていることがあるからです。
ピルの場合、低用量のものであれば問題がないと言われています。
問い合わせに対して「低用量であれば施術ができる」という回答があったのは、低用量であれば光に対する反応も安全だという理由からです。
中容量以上のものになると、照射される光に薬の成分が反応して、肌が赤くなったり蕁麻疹が出たりする可能性もあるので危険です。
低用量であればピルを飲んでいても脱毛は可能ですが、飲んでいない時よりもリスクが高まるということがわかりました。
実際に問い合わせてみた結果もまとめましたが、一番良いのはやはり病院の先生に確認することです。
そして、脱毛サロンやクリニックにも、ピル服用中であるこということはきちんと伝えておくことをオススメします。
体に何かあってからでは遅いですから、しっかりと確認してから脱毛を受けるようにしてください。
ピルだけじゃない!脱毛時に気を付けるべき薬の種類
脱毛サロンのカウンセリングでは、ピルに限らず服用している薬についての確認が必ずあります。
これは、服用する薬によっては脱毛によって副作用が出てしまうことが懸念されるためです。
このため、脱毛時にはピル以外の薬を服用している場合でも気を付ける必要があります。
抗生物質が配合されている風邪薬など
脱毛中の服用で特に気を付けるべき薬は、抗生物質が配合されている風邪薬や花粉症の薬、鎮痛剤などです。
抗生物質は、体の中のアレルゲン物質をやっつけたり、炎症を抑えたりする作用などがありますが、実は、脱毛時に抗生物質が配合されている薬を服用してしまうと、光線過敏症になってしまうというリスクがあります。
光線過敏症とは、光に当たることで皮膚が過敏となってしまう疾患で、光脱毛の光が皮膚に照射されるだけでも、色素沈着や肌荒れなどを発症してしまう可能性が大きくなってしまいます。
こうした理由から脱毛サロンでは抗生物質の服用時の脱毛ができないのです。
脱毛サロンでの抗生物質服用時の対応
抗生物質などの服用に関しての規定はサロンによってさまざまです。
服用してから6時間経過していれば施術ができるサロンもあれば、48時間以上経過してからでないと、施術ができないサロンもあります。
このため、あらかじめ通っているサロンに確認をしておくと良いですね。
なかには、薬の服用について黙っていれば大丈夫!と安易に考える人もいるようですが、服用をしていることを隠して肌トラブルが起きてしまった場合には、サロン側では一切の責任は負いません。
取り返しのつかない肌になってしまうことも考えられるため、服用に関してのサロン側のルールは必ず守るようにしましょうね。
ステロイドが配合されている薬
アトピーやアレルギーなどの治療で使用される薬には、ステロイド剤が配合されていることがあります。
ステロイド剤は体の炎症を抑えたり、免疫力を抑える作用がありますが、脱毛中に使用することで以下のリスクが懸念されています。
色素沈着のリスク
ステロイド剤は光線を吸収しやすい特性があるため、脱毛時にステロイドを使用してしまうと光脱毛の光を余計に吸収してしまいシミを作る原因になります。
肌トラブルのリスク
ステロイド剤で抵抗力の弱った皮膚に光脱毛をおこなうことで、通常なら大丈夫な光であっても刺激を強く感じてしまい、肌アレやヤケドなどの原因にもなります。
脱毛効果がなくなるリスク
ステロイド剤には、多毛化(服用することで太くて濃い毛が生えてしまうこと)の副作用もあると解明されています。
このため、せっかく脱毛をしてもステロイド剤を使用していることで、太くて濃い毛が生えてきてしまうことがあり、脱毛効果がなくなってしまう可能性もあります。
以上のようなリスクを回避するために、サロンではステロイド剤使用中の脱毛を断っているのです。
脱毛サロンでのステロイド剤使用時の対応
上記の理由から、脱毛サロンではステロイド剤使用中の施術はできません。どうしても、脱毛をしたいというのであれば、ステロイド剤の使用を一度中止してからとなります。
サロンによって対応は異なりますが、基本的には、内服薬の場合には、服用を中止してから1ヶ月以上期間を空けてから、塗布をするクリームやシップなどの場合には、2週間を空けてから脱毛をおこなうというサロンがほとんどです。