公開日:2017/05/26
夏の汗のお悩みをブロック!臭いや黄ばみ、汗腺対策もすっきり解消
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夏になると必要性を感じるのが、汗対策。自分が汗臭くないか、黄ばみや汗じみになっていないか気になるところですよね。そんな汗に関するお悩みを解消するヒントをまとめてみました。この夏は、汗をかいてももう怖くないかも!
夏の汗悩みはこまめな気遣いで解消を
暑い時汗をかくのはこんな理由です
気温が上がってくると、だらだらと流れてくる汗。そもそもどうして暑いと汗をかくのでしょうか。それは気温が高くなると人間の体温調節機能が働き、体温が上がり過ぎないよう、汗をかいて体の表面を冷やすため。
ですから、汗をかきにくく熱が体の中にこもるタイプよりも、汗をかきやすい人の方が熱中症になりにくいのです。実際に汗腺が少なく汗をかきにくい乳幼児やお年寄りは、熱中症になりやすいとされています。
熱中症になってしまうと体温が上昇し、細胞が破壊されて最悪多機能不全となってしまいます。汗をあまり敵視せず、健康を守ってくれている存在と認識したいもの。汗を止めようとやっきにならずに、臭いなどのマナー対策を行いましょう。
汗をかいたら臭い対策のために拭き取りを
汗は人間にとって必要な存在ですが、それでも汗まみれの姿は見苦しいもの。汗をかいたら汗臭さを発生させないためにも、こまめに拭き取りましょう。
汗はかいた直後は無臭なのですが、かいた後に放っておくと、1時間程度で雑菌が繁殖してしまい悪臭が発生します。つまり汗臭さを解消するには、汗をかいたら1時間以内に拭き取ることがポイントです。
汗もよい汗、悪い汗と呼ばれるものがありますが、悪い汗とはミネラルを多く含んだべたべたした汗で、蒸発しにくい上に皮膚の表面をアルカリ性にします。すると雑菌が繁殖しやすい環境となり、より汗臭さが増してしまうのです。
汗を拭き取る方法にもコツがあります
雑菌を発生させないためにも汗はこまめに拭き取るべきですが、乾いたハンカチやタオルを使うと汗をすべて拭きとってしまい、それを肌が感知して更に汗をかいてしまいます。
これを防ぐために、汗をすべて拭き取らないようにしましょう。そのためには濡れたタオルで汗をぬぐって、水分を少々肌に残すのがコツです。
また冷房を効かせた部屋では、汗は引きますが雑菌などは残ったままになり、臭いの原因になります。涼しいところに入ったとしても、肌に残った汗は濡れタオルでなどしっかりと拭きとるようにしましょう。
引用元:【医師監修】「汗臭い」なんて言わせない!夏の徹底ニオイ対策 | スキンケア大学
汗をかく季節の服選びと黄ばみ対策
汗を蒸発させる機能性素材を活用
汗による臭いを気にしている人は、吸水性と速乾性に優れた素材を使った服を着るようにしてみてはいかがでしょう。コットンは汗を吸ってはくれますが速乾性は低く、なかなか乾かないため雑菌が繁殖しやすく、臭いが発生することも。化学繊維でも汗が生地からなかなか蒸発しないものは、同様に臭いが発生しやすくなります。
最近はファストファッションでも汗対策に注目した商品を出していますので、汗じみを防ぐ観点からもこうした素材を選んでおきましょう。服のデザインもぴったりしたものよりも、ゆとりがあり風が通るものの方が汗が蒸発しやすいのでおすすめです。
汗による脇の黄ばみはなぜ起きる?
服の脇の黄ばみの原因は、アポクリン腺から出る汗です。この汗にはリポフスチンという色素が含まれているので、服に色がついてしまうのです。アポクリン腺は脇、耳の中、陰部に集中して存在し、そこから出る汗はタンパク質や脂質を多く含むため、臭いも強くなりがち。
ワキガの疑いのある人は、耳あかが湿ったタイプだったり、服の脇の黄ばみも目立っていませんか?これらもアポクリン腺が原因で、アポクリン腺の数が多い人ほど汗の臭いが強くなり、脇の黄ばみも目立ちやすくなります。
汗の臭いを抑えようとデオドラントを使っている人は多いと思いますが、合わないデオドラントは黄ばみのもと。黄ばみが気になる場合は、現在使用しているデオドラントを変えてみるのもよいかもしれません。
脇汗による黄ばみ対策には重曹が効く
一度ついてしまうと、通常の洗濯ではなかなか落ちないのが脇の黄ばみ。白っぽい服はそのまま着ないで、脇汗パッドをつけてから着用しましょう。
重曹を直接服や脇に塗っておくことも、黄ばみを防ぐのに功を奏します。また、アルカリ性の重曹は汗が含む酸性の臭い成分を消臭するため、アポクリン腺からの汗に対する臭い対策にも効果的です。
重曹はパンのふくらし粉や掃除用具などさまざまな用途がありますが、黄ばみ対策にも効果があります。水に溶いた重曹を直接スプレーしてもいいですし、重曹の粉を直接脇や服に塗ってもいいでしょう。重曹は口にも入れられる害のない成分なので、安心して使えます。
引用元:【医師監修】臭いも黄ばみも解決!正しい脇汗対策とは | スキンケア大学
体質改善や汗対策で、汗の悩みを解消
運動している人の汗はサラサラ?
臭いの度合いは汗の質によっても変わりますが、いわゆるよい汗とは、どんな汗なのでしょうか。一般的にスポーツを継続的にしている人の汗はサラサラといわれていますが、よく汗をかくことで汗腺がよく使われ、汗の成分が濃くならないからといわれています。
反対にふだんあまり汗をかくことがない人の汗腺は、使われることが少ないため機能が低下しがち。するとドロドロしたいわゆる悪い汗が出て、汗の成分が濃いため雑菌も繫殖しやすくなります。
汗をたっぷりかいて体質を改善するためには、ランニングやジョギング、水泳などの有酸素運動を定期的に行いましょう。汗を吸って蒸散させる機能を持つスポーツウェアを着て、スポーツ時にも臭い対策を。
汗の質を左右する、食べ物あれこれ
体質を改善することでよい汗をかけるようになると、汗臭さを防ぐ対策にもなります。動物性脂肪をよくとる人は汗が臭いやすいといわれますので、肉よりも魚を食べるようにして汗の質を改善しましょう。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸や、ゴマ油に含まれるα‐リノレン酸は血流をよくし、皮膚に充分な酸素が行きわたることで、汗が臭いにくくなる効果があるとのこと。
また、腸内環境をよくすることも、体から発生する臭いを軽減します。ヨーグルトや漬物などの発酵食品を毎日食べ、善玉菌の餌となるオリゴ糖や、野菜、きのこ類、海藻類に多く含まれる食物繊維をとるように心がけましょう。
デオドラントの効果をアップするために
汗の臭いを軽減するために、デオドラントを使っている人も多いのでは?デオドラントにもさまざまな種類がありますが、ワキガでないならばスプレータイプのもので充分。
また、複数の制汗剤を塗ると肌に必要な善玉菌まで死んでしまうので、臭いが悪化してしまう恐れがあります。臭いを感じる場所だけに、ピンポイントで使いましょう。
また、全身に制汗剤をつけることもオススメできません。制汗剤は、汗腺をふさいで汗を抑えるため、身体に負担がかかっています。その為、ワキや足など、特に臭いが気になる部分に限定して使用するようにしましょう。
引用元:【医師監修】体臭の原因、「汗の臭い」の予防・改善方法 | スキンケア大学
夏の汗対策は、黄ばみと臭いを抑えて
- 雑菌を繁殖させないためにも、汗はこまめに拭き取りましょう
- 脇の黄ばみ対策には、重曹が効果的
- 運動や食生活の改善で、汗の質をよくして臭いを軽減
汗をかくのは皆同じですが、オフィスなどの閉鎖空間では、それを悪臭に発展させないため気遣いが必要です。こまめに拭きとったり、汗の質を改善したりといった努力で、汗対策を万全にしましょう。