公開日:2017/08/25
テニスで胸が非対称になるって本当?その原因と対策は?
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スポーツのなかでも、かなりの人気を誇っている「テニス」。このテニスによって胸が非対称になる、という話をきいたことのある人もいるのではないでしょうか。その原因と対策について見ていきましょう。
テニスで胸が非対称になるワケは?
女性にも男性にも根強い人気を誇る「テニス」。
しかしこのテニスをしている人のなかには、「テニスをすることで胸が非対称になってしまった」「やっていくと胸が非対称になるのではないか」ということに悩む人がいるのも事実です。
これは本当なのでしょうか?また、原因はどこにあるのでしょうか?それを見ていきましょう。
胸の土台は筋肉である
胸の土台は、筋肉です。筋肉というのは、使い続ければその分発達します。女性の胸のうち90パーセントは脂肪で構成されていますが、それを支えているのは、あくまで「筋肉」です。
胸の土台となる筋肉を鍛えると、胸は崩れにくくはなります。しかし、筋肉の発達自体によって、胸のサイズが変わることは十分に考えられると専門家は指摘します。
片方の腕を使い続けることのデメリット
テニスの場合、プレイヤーのほとんどが利き手でプレイをします。片方の腕だけを振り続け、使い続けると、片方の筋肉だけが発達します。その結果、利き手側の大胸筋だけが発達し、胸が非対称になることが考えられるのです。
このように、「片方の筋肉だけが発達すること」は、「片方の腕を酷使し続けること」に原因があります。もっとも、「利き手の大胸筋だけが発達する」とはいっても、それはかなり酷使し続けた場合の話です。
一概にはいえませんが、数回やるだけでは、このような差異は生まれないと考えて良いでしょう。
テニスによって片方の腕を使い続けると、利き手の大胸筋だけが発達してしまう可能性があります。
とはいえ、よほどの酷使でない限りはそんな差異も生まれないため、普通に楽しんでいる程度では起きないでしょう。
テニスによってもたらされるさまざまな胸トラブル
「テニスのやりすぎによって、胸が非対称になる」ということは、すでに述べた通りです。スポーツ自体は胸の土台である大胸筋を育てる、という観点から見ればメリットの多いものです。
しかしテニスは、これ以外の胸トラブルの原因ともなります。ここでは、「クーパーじん帯とスポーツ」という観点から、テニスのもたらす胸トラブルを見ていきましょう。
クーパーじん帯とは何か
テニスのもたらす胸トラブルについて見ていくためには、まずは「クーパーじん帯」というキーワードについて知らなければなりません。
クーパーじん帯とは、大胸筋と脂肪部分を支えるための大切な部位です。この部分が切れたり伸びたりすることで、胸は、支えを失って下方向に垂れてしまいます。
クーパーじん帯の損傷は、俗にいう「垂れ乳」を招いてしまうわけです。
テニスとクーパーじん帯
クーパーじん帯は、激しい動きをして胸が振り回されたときなどに切れたり伸びたりすることがあります。テニスのように上下左右への胸の移動が大きい競技は、クーパーじん帯にとっては大きな負担となることは間違いありません。
特に胸が大きい人の場合、ノーガードで動くと毬のように胸が弾みます。結果として、クーパーじん帯は上下左右に、衝撃を持って引っ張られることになります。
このクーパーじん帯が伸びてしまうと、胸の形が悪くなってしまう可能性があるのです。
テニスによる胸のトラブルを防ぐには?
テニスに限ったことではありませんが、スポーツにはアンチエイジング効果があります。アンチエイジング効果によって、胸のハリやツヤを保ったり、肌を老化から守ったりできるというメリットはあります。
しかし、片方の筋肉だけを使うことにより胸が非対称になったり、クーパーじん帯が切れたりすることは避けたいものです。そのために役立つのが、「スポーツブラ」です。
スポーツブラとは
スポーツブラは、その名前の通り、スポーツをするときに使うプラジャーです。一般的なブラジャーに比べると、スポーツブラは「胸が上下左右に振り回されないこと」を目的として開発されているという特長があります。
そのため、「華やかさ」「デザイン性」などは一般的なブラに比べて控えめです。ただ、ホールド力は優れており、テニスなどの激しい競技をするときに非常に頼りになります。
テニス用のスポーツブラも出ている
スポーツブラはそれだけで十分頼りになりますが、現在はテニス用に特化したブラも販売されています。
テニス用ブラは、通気性に優れ、身体によくフィットし、テニスに集中できるようにと考えて作られたものです。テニスを趣味として続けていくのであれば、このようなものを選んでもよいでしょう。
商品にもよりますが、3,000円~5,000円ほどで買うことができます。クーパーじん帯の損傷を防ぐためにも、運動をする際にはスポーツブラを導入するのが良いでしょう。
現在はテニスに特化したものも発売されているため、テニスを続ける予定の方は購入を検討しても良いかもしれません。
テニスがバストに及ぼす影響のまとめ
テニスは大胸筋を鍛えられるスポーツですが、デメリットもあります。
- 片方の手だけを酷使するため、その部分の大胸筋だけが鍛えられて胸が左右非対称になることがある
- クーバーじん帯が伸びてしまったり切れてしまったりすることがある
- しかしこれらは、適切なブラを選ぶことで予防することが可能
このことを念頭において、楽しいテニスライフを送ってください。