公開日:2017/06/15 

ジメジメ季節の梅雨に!蒸れた足のニオイに要注意!?

GWも終わり、夏の訪れを感じるこの季節。しかし夏の前にはジメジメ季節の梅雨がやってきます!湿度が上がる中、1日歩き回った靴を脱いだ時の足のニオイ…。デートや食事の際も靴を脱ぐのを躊躇いがちな、そこのあなた!足のニオイ対策出来ていますか?

足のニオイの原因とは!?

1番の敵は汗、そして雑菌

1番の敵は汗と言いましたが、実はその汗自体にはニオイはほとんどありません。というのも、足裏にある汗腺はほとんど無臭の汗が出るエクリン腺と言われるものです。これは体温調節の他に緊張・ストレスにより発汗するのが特徴です。逆にニオイのある汗を出すのはアポクリン腺と言い、主に腋に存在し、腋臭(ワキガ)の原因にもなっています。

ではなぜ足がにおうのか?例え無臭のエクリン腺から出た汗とはいえ、靴や靴下などで蒸れた状態では雑菌にとって活動しやすい環境です。そこに雑菌のエサとなる大量の汗や角質が存在することで、雑菌は繁殖します。この時に出てくる代謝物がニオイの原因になるのです。

汗をかきやすい革靴は要注意!?

色々なところで仕事終わりのお父さんの靴下が臭い!というような話はよく聞くと思いますが、その通りで、革靴を履いたまま1日働いたあとの足というのは雑菌の温床になっていることが多いです。革靴は靴の中でも取り分け通気性が悪く、加えて仕事中は脱ぐこともまれで、動き回ります。更に良くないことにストレスを感じることが多いという状況でもあります。

先ほど述べたように足裏にあるのはエクリン腺で、緊張やストレス時に汗をかくようになっているのです。これらの条件、湿度、温度、エサとなる汗と角質が重なることで雑菌が繁殖しやすい環境になります。雑菌が増えると、代謝産物も当然増加するので、強烈なニオイになってしまうのです。ここではイメージしやすいように革靴で説明しましたが、もちろんブーツなどにも同じことが言えます。

食生活や性格も影響している!?

体は食べたものからできています。そして体は常に新陳代謝といって、作り変えられています。お肌のターンオーバーというとわかりやすいでしょうか。当たり前のことなのですが、なかなかイメージ出来ないですよね。ニオイの強いニンニクやニラ、脂っこいもの、アルコールなどを好んで食べてしまう方は、体臭とともに足のニオイも強くなってしまう傾向があるようです。

そして、一見、関係なさそうな性格においても足のニオイに影響が出ています。足の汗をかくとニオイに繋がりやすいということで、緊張しやすい方や、神経質な方などは注意が必要です。精神的な発汗をしやすいことから足が蒸れ、雑菌にエサを提供しやすくなっているのです。また、あがり症や不安症のような自律神経失調症というのも足のニオイに影響が出やすいと言えます。

足のニオイをシャットアウト!その対策とは…?

まずは清潔さをキープすることから

足が不潔な状態にあるとニオイが発生しやすくなります。不潔な状態というのは雑菌が増殖しやすい環境で、悪臭の原因となります。足を清潔な状態で保つと雑菌の増殖も抑えられ、ニオイも発生しにくくなります。可能な限り清潔な状態に保ちましょう。あくまで「可能な限り」です。

というのも、どうしても靴を履かないといけない場面もあるでしょうし、大量の汗腺がある足裏から汗をかかないというのも無理な話です。普段の生活環境の中で出来る限り、清潔にすることでニオイを軽減していきましょう。いつもの生活を少しずつ見直していけば、変化は必ず現れます。

ニオイの直接の原因、雑菌対策

足のニオイの原因は雑菌による代謝産物です。その雑菌を何とか出来ればニオイの発生は抑えることが可能です。雑菌対策として、まずはシンプルに殺菌・消毒をしましょう。日常に使っている石鹸などで足を洗ったり、市販されている足の消毒薬で消毒を行ったりします。

またお酢を使った消毒法も有効であると言われています。お酢には酸が含まれているため、その酸の効果によって皮膚にいる菌をある程度、死滅させることが出来るようです。ただ、仕事先でも食事前でも、靴を脱いだ時に毎回出来る事でもありませんので、この方法は出かける前に行うことが多いでしょう。そして、生活内で出来るだけその清潔な状態を保てるように心がけることが大切です。

雑菌の繁殖を抑えてニオイを断つ!

殺菌・消毒して雑菌自体を減らしていくこともニオイ対策としては効果的ですが、雑菌の繁殖を抑えるというのも重要です。ニオイの原因は雑菌の代謝産物。その雑菌の数が少なくなって活動を抑えることが出来れば、代謝産物の生成も抑えることが出来るのです。

雑菌が増える条件というのが、先にも述べていたように、湿度、温度、汗や角質などのエサ。湿度と温度は靴の通気性や靴の履き脱ぎに大きく影響されます。汗をかかないようにというのも無理なので、ここでポイントにしたいのは角質です。古い角質は雑菌の格好のエサとなります。踵のガサガサになってしまった角質のケアを行うことで雑菌のエサを減らし、増殖を抑えることが出来るのです。

ニオイを防ぐための足作りとは?

ジメジメ季節!靴の湿度に要注意!!

今年もジメジメした梅雨の時期が近づいてきました。蒸し暑いとどうしても汗が出やすくなります。肌が露出している部分や通気性の良い部分は良いのですが、問題なのは靴です。内容にもよりますがお仕事中はなかなか靴を脱ぐことも少なく、緊張やストレスなどでも足にかく汗は増えてきます。通気性が極端に悪い上に、水分量も増加して、更に体温により雑菌にとっては最高の繁殖環境になってしまいます。

小まめに靴を脱いで、通気性を確保できるのであれば良いですが、そうでない場合は靴の中では雑菌が繁殖しニオイがどんどん強くなってきます。1日中靴を履きっぱなしの方は足のニオイに要注意!!脱げないのであれば脱げないなりに対策をとっていきましょう。

身に付けるものにひと工夫して、ニオイ対策を

靴を履くときには、多くの方は靴下も履くことでしょう。この靴下の選び方を一工夫することで、足の蒸れを抑えることができます。一言で言うと、通気性の良い、蒸れない靴下を選びましょう。

吸湿性に優れている綿100%のものは、発散性が低く蒸れやすくなります。従って、綿とシルクやウールなどの天然繊維を混紡したものを選びましょう。吸湿性と発散性がバランスよく、足の蒸れを抑えてくれます。ストッキングに関してはデオドラント効果のあるものを選びましょう。理想は1日に2~3回ほど履き替えることです。なかなか手間はかかりますが、仕事の後にデートや食事の予定がある日だけでも行うと、急に靴を脱がなくなった時でも安心です。

ニオイ対策!靴の履き方にもひと工夫!?

普段の生活では履きなれた靴を履きたいところですが、これも実は足のニオイを助長してしまっている要因なのです。靴の湿気を取り除き乾燥させて、除菌などを行い清潔に保つことも重要なのです。そのために、普段履きの靴も2~3足用意しておき、毎日履くものを変えましょう。1日履いて、足から出る汗を含んだ靴は一晩くらいでは湿気を発散させることができません。履かない日には、日陰の風通しの良い屋外で干してあげることが大切です。靴自体もダメージが少なくなるので長持ちすることに繋がります。

また、中敷きを入れるのも大きな効果があります。中敷きを入れるだけでも汗を吸収してくれるのですが、特に吸湿性や速乾性、抗菌効果や防臭効果のあるものを選ぶことでより足のニオイを防止してくれます。

足のニオイは外と内から改善しましょう!!

  • 足のニオイは、靴や靴下、皮膚表面など体の外側と、内臓環境や疲労など体の内側が原因に
  • 足を清潔にして、雑菌の繁殖を抑えよう
  • 合わせる靴下や靴の履き方で改善しよう

是非、日常生活の中から少しずつでも見直してみて下さい。足のニオイだけでなく、健康で美しい体を作っていきましょう!

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