公開日:2017/06/26
真面目な人ほどハマる罠?「やりすぎ癖」に要注意!
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仕事や家事、趣味などやることが多すぎて疲れが溜まっている人は「やりすぎ癖」に陥っているのかもしれません。ひとつの行動をやりすぎることによって、ストレスが溜まったり時間やお金を消費してしまったりと、さまざまなデメリットが心配されます。こちらでは、「やりすぎ癖」に陥りやすい人の特徴や、その対策法をご説明します。
あなたも当てはまる?「やりすぎ癖」とは
何事も「やりすぎ」が癖になっている人
現代の女性たちは家でも仕事でも忙しく、休む暇もない人が少なくありません。少しは休みたいのに、やるべきことが多すぎる!という悲鳴が聞こえてきそうですが、もしかしたら多忙の原因は、「やりすぎ癖」のせいかも。
自分が取り組んでいるタスクや習慣などに、集中しすぎてしまう、やりすぎてしまう癖を持った女性もいます。自分が当てはまらないか注意したいものですね。
もちろん、何事も一生懸命やることは素晴らしいのですが、度を越えると自分を疲れさせてしまうかもしれません。体の疲れやストレスを実感している人は、日頃の自分の行動が「やりすぎ」ではないか、立ち止まって考えてみることも必要です。
やりすぎる傾向の人・2大タイプ
「やりすぎ」の行為は大まかに次の2タイプに大別されます。
(1)頑張って取り組むあまり、やりすぎてしまう
仕事や家事、育児など目の前のことに一生懸命になるあまり、ついついやりすぎてしまうケース。あるいは、趣味や自分磨きが高じて手を抜けなくなってしまった場合なども含みます。
(2)特定の習慣や行動をやりすぎてしまう
食べ過ぎ、飲み過ぎなど。その他、買い物やスマートフォンの使用など息抜きのつもりの行動がエスカレートしてしまうケースもあります。いずれのタイプでも、適度な範囲であればひとつひとつの行動は問題になりません。
しかし、過剰にやり過ぎてしまうことで、本来の目的から逸れてしまったり、ストレスが溜まるなどのデメリットにつながるおそれがあるのです。
やりすぎ疲れで毎日がストレスフルに!?
何かをやりすぎてしまうことには、どんなデメリットがあるのでしょうか。たとえばこんな悪影響が心配されます。
- 忙しく、常に時間に追われてしまう
- 適度なところで切り上げられないため、物事が予定通りに進まない
- お金を散財してしまう
- 疲れがとれず、体調を崩す。不健康な生活に陥る
たとえば、リラックスを目的として始めた趣味にハマりすぎた結果、時間もお金もかけすぎて、かえって疲れてしまうなど。
「そんなことってあるの?」と思われてしまうかもしれませんが、「やりすぎ癖」は自覚症状に乏しいことも少なくありません。他人ごとと思わずに、やりすぎを回避していきましょう。
やりすぎ癖に陥りやすい人の特徴
実は真面目で良い人ほど当てはまる?
実際にどのような人が「やりすぎ」に陥りやすいのでしょうか?やりすぎる人の特徴として、真面目な性格である場合や「良い人すぎる」場合が珍しくありません。
仕事を頼まれたら断れない人や、飲み会の誘いには反射的にOKと返事してしまう人など。相手の気持ちを気遣う行動が、自分の負担になってしまうこともあります。
また、何事にも頑張って打ち込む人は、取り組むプロセスを重視するあまり、結果が伴っていないケースも。
「こんなに必死に取り組んでいるのに、なぜ自分は評価されないのか?」あるいは、「なぜ仕事が終わらないのか?」とお悩みの人は、頑張る方向性が間違っている可能性もあります。
好き嫌いがハッキリしている人も要注意
ひとつのことをやり過ぎる背景には、極端な性格が原因になっているケースもあります。「これは絶対にこうしなければならない」と、行動パターンを決めてそれを崩せない人や「これは絶対にやめられない」と諦めて悪い習慣を断てない人など。つまり、ある種の思い込みによってやり過ぎてしまうのです。
嫌いな物がハッキリしてる人も、やりすぎ癖に陥る危険があります。人間関係や、生活習慣など、ひとつでも嫌いなことがあるとそれに関連するすべてのことが嫌になることはないでしょうか?
嫌いなことを回避するために、余計な行動を取ってしまう場合もあります。自分が極端な性格だとは、あまり考えたくないものですが…。普段は大らかな人でも、特定のジャンルや状況では「思い込み」が働き、やり過ぎてしまうこともあるかもしれませんね。
なぜやめられない?やりすぎのスパイラル
そんなつもりはないのに、ついやりすぎてしまうこともありますよね。なぜ「やりすぎ」に陥ってしまうのでしょうか?
やりすぎる人の傾向として、焦燥感や自己嫌悪感など、ネガティブな感情を抱きがちだといわれています。働きすぎ、食べすぎ、など日ごろから「やめたい、やめよう!」と思っていることでさえ、やめられないのはストレス感情が行動を後押しするからだと考えられています。
自分への否定的な感情から、やりすぎる。やりすぎた結果、さらに自己否定に陥る…。こんな負のスパイラルに陥っている人は、思い切って自分の行動を見直し、やりすぎ癖を打破することが大切です!
やりすぎ癖を打破する3つの方法!
はじめに「適量」「適度」を見極める
仕事でも家のことでも、目の前のタスクに取りかかる前にはまず「かけるべき時間」と「目指すべき仕上がり」を考えてから着手するようにしましょう。
特に、仕事上のリサーチや家事など、やろうと思えばいくらでも時間をかけられる作業に関しては、ゴール設定が肝心です。「この程度に仕上がったら良しとする」「1時間でできる範囲にする」など、区切りを設けましょう。
一方、食べすぎや買いすぎなどの習慣に関しても、適切な量や予算を設定することが大切です。お菓子は少量しか買わない、財布に余分な現金やカードを入れないなど、制限を設けてやめざるを得ない状況を作ることもひとつの手段です。
やりすぎていることを少し控えてみる
いつも参加している飲み会や趣味の集まりなど、「今更やめるのは難しい…」と思える行動に関しては、一度に全部をやめる必要はありません。特に相手がある状況では、極端な行動をとることで、相手の目が気になったりして、かえってストレスをもたらすかも。
そんなときは、「今月だけ休んでみる」「3回に1回休む」など、少しその行動を控えてみてはいかがでしょうか。体調や家庭の事情など、当たり障りのない理由をつければ相手はさほど気にしないものです。1度でも断ることが、やりすぎ打破の第1歩になるでしょう。
また、運動や美容など自分磨きをやりすぎてしまう人も、回数や頻度を減らしてみるなど、ストレスにならない範囲で控えるのがおすすめです。
身近な人にやりすぎを指摘してもらう
やりすぎを打破するためには、身近な人に協力してもらうことも良いでしょう。自分がやめたい行動、控えたい行動を周囲の人に宣言するだけでも効果があるといわれています。
たとえば、食べ過ぎやスマートフォンの使い過ぎなど。周囲の目が気になることで、やりすぎ防止につながるでしょう。さらに、身近な人にあなたがやりすぎていることを指摘してもらうのもアリかもしれません。
自分にそんなつもりはなくても、意外な「やりすぎ癖」を発見できるかもしれません!少し怖い気もしますが、身近な人を巻き込んで、やりすぎ癖から脱出したいものですね。
日々の行動を見直し「やりすぎ癖」に対策!
仕事や趣味など、何かをやりすぎる癖をお持ちの人には、次のような対策がおすすめです。
- 日頃の行動を振り返り、やりすぎていることを発見する
- 相手への気遣いや思い込みから、やりすぎていないか考えてみる
- 物事に適度に取り組めるよう工夫し、身近な人を巻き込んでやりすぎを防止する
ずっと続けている「やりすぎ癖」を改めるのは難しいかもしれませんが、ぜひこの機会に、やりすぎ打破に取り組んでみてくださいね!