公開日:2017/05/24 

DHAやEPAサプリメントを選ぶポイントとは?

青魚に多く含まれている成分のDHAやEPAは、生活習慣病の予防に効果があると言われ、数多くの会社から様々な商品が販売されています。果たして、どの商品を選べばよいのか、購入の際に気を付けるべきポイントをご紹介します。

DHAやEPAの効果を考えて内容量を確認

DHAとEPAは一緒にとると相乗効果がある

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、どちらも青魚の脂に多く含まれており、血をサラサラにする効果があって生活習慣病の予防に役立つと言われています。一括りにされることが多いDHAとEPAですが、実はそれぞれに働きが違っていて、一緒にとると相乗効果でより良い効果が期待できます。

そのため、多くのサプリメントにはDHAとEPAの両方の成分が含まれています。どちらの成分を多く含んだものがよいかは、自分にとって必要なのが、特にどちらの成分かという点で意見が分かれます。それぞれの働きと作用の違いを確認してきちんと選ぶことをおすすめします。

血流促進効果から見たDHAとEPA

水に油を加えるとべたべたした感じになりますが、中性脂肪やコレストロールの数値が高い血液の状態というのも同様の状態です。血中の悪玉コレステロールや中性脂肪の濃度が高くなると、血液がべたべたした感じで粘度を増します。そうすると、動脈硬化や高脂血症、高血圧といった症状が出やすくなります。血液をサラサラにしてくれるDHAやEPAが生活習慣病の予防に良いと言われているのは、そのためです。

どちらも有効ですが、EPAは、血小板凝集抑制作用をもっており、血栓を作りにくくして、血液を滑らかにする効果があります。DHAは、血管や赤血球の細胞膜に作用し、細胞膜を柔らかくすることで、血流を促す効果があります。血をサラサラにする点ではEPAの方が効果が高いと言えます。

吸収のされ方に見るEPAとDHAの違い

DHAとEPAは、どちらも摂取後吸収され、血液に送られます。DHAは、神経系の細胞の成分になり、脳まで送られます。脳神経に作用して、記憶力や学習能力を高める働きをします。また、DHAは網膜にも到達することができる成分で、視力をよくする作用も持っています。網膜の脂肪のうち40%~60%はDHAが占めているほど、視力に影響を及ぼす成分なのです。

EPAは、神経系には作用しません。血液成分に作用します。EPAは体内で作ることができないため、食事やサプリメントでとり入れる必要があります。DHAは、実は体内でEPAから作ることができます。EPAは、DHAの原料にもなるというわけです。EPAをきちんと体内に入れてあげるなら、DHAも不足することはないと言えます。

摂取目安から考えて適正な量を摂取できる内容量

厚生労働省が1日の目標摂取量を設定している理由

厚生労働省は、食品摂取の目安量や目標量を発表しています。脂質に関しては、脂肪エネルギー比率が20%になるくらい必要だとしています。脂肪分を抑えすぎた食事はビタミンAやビタミンEといった脂溶性ビタミンの吸収を悪くしてしまい、その結果体をつくる成分であるたんぱく質の摂取も困難にしてしまいます。

DHAやEPAといった脂肪酸が足りないと皮膚炎などの原因になります。またDHAやEPAは、「血中中性脂肪値の低下、不整脈の発生防止、血管内皮 細胞の機能改善、血栓生成防止作用」といった生活習慣病の予防効果をもっています。そのため、厚生労働省はこれらの栄養素に関しては、「目標量(下限)を設定」しています。

DHAとEPAの適正な摂取量は毎日1g以上

上記の厚生労働省の調査によると、「望ましいEPA及びDHAの摂取量」は、毎日1g以上です。他のビタミン類やたんぱく質は性別や年齢によって数値が変わってくるものもありますが、DHAとEPAに関しては18歳以上、年齢や性別を問わず毎日1g以上とることが望ましいとされています。上限は設定されていませんが極端な量はやはり避けた方がよいと言えます。

DHAとEPAを1g摂取するためには、サバやイワシ、アジといった青魚を約90g以上取る必要があります。毎日魚を食べるのが難しいかもしれませんし、青魚にはアレルギーがあるといった方もいらっしゃるかもしれません。自分に不足している量を、サプリメントで補っていくのが肝要です。そのサプリメントを選ぶポイントの1つは、内容量です。

酸化を防ぐ成分の有無も確認したいポイント

DHAもEPAも脂肪酸であるために、酸化しやすい成分です。そのため、サプリメントによっては、酸化を防ぐ成分を加えてあるものがあります。製造後、流通過程もありますから、摂取するまでの間に酸化する可能性が低いものの方が、摂取した時に得られる効果も高いと言えます。もちろん、包装などの仕方でも酸化は防ぐことができます。

酸化を防ぐ成分としては、ビタミンEやセサミンなどそれ自体が体に作用して良い影響を与えるものがあります。化学的な酸化防止剤よりは、摂取した時にプラスアルファの影響を与えてくれて、かつ酸化防止の機能も持っているものが含まれている方が、副作用の心配もなく安心です。

飲みやすさからサプリメントを選ぶポイント

大きさや香りといった物理的な飲みやすさ

サプリメントですから、飲みやすい形状である必要があります。人によって、大粒のものは飲み込めないという方もいらっしゃるでしょう。カプセルなら、どのくらいの大きさなのか、飲み込みやすい形状をしているかという点も気を付けたいポイントです。

原料が青魚の脂であるために、生臭いと感じてしまうサプリメントもなくはありません。毎日飲むうえで、障害にならない程度なら良いですが、飲むのが苦になるほど匂いがするようであれば、避ける必要があるかもしれません。 トクホを取得した液体状のものも販売されています。携帯のしやすさや飲みやすさを考えて、自分に合ったタイプを選びたいものです。

製造過程の安全性と信頼感の程度

サプリメントは医薬品の中には含まれていませんが、ある程度の健康効果を期待して飲むものですから、商品の安全性は、こだわりポイントとなってきます。その点、薬品会社が製造しているものや、製造過程の安全が保証されているものは安心だと言えます。

逆に、海外製品は安いからと安易に購入せず、良く考える必要があります。海外製品の中にも、製造過程が明らかにされているものや、国の製造基準が高く設定されていて、認可された工場以外では製造ができないケースもあります。一概に海外製品だから駄目だということはありませんが、信頼できるメーカーの、安心して飲めるサプリメントが国産で色々とありますので、自分に合うものをその中から選ぶことをおすすめします。

すべての要素を考えた上でコストパフォーマンス

DHAやEPAのサプリメントを選ぶうえで、考えるべきポイントを挙げてきました。内容量や配分、飲みやすさや製造過程の安全性といった点を押さえた上で、費用を考える必要もあります。継続して飲んでいくためには、自分が購入できる価格であると同時に、他の要素との兼ね合いも考え、自分にとってコスパの良いサプリを見つけましょう。

何よりも価格が安いではなく、自分にとって外せないポイントを押さえた上で、価格を評価します。DHAが多いものが良いのか、EPAが多いものが良いのかという点も、人によって重視する点が違います。飲みやすさという点でも、匂いが気にならない人もいれば、大きさにこだわらない方もいるはずです。

選ぶポイント5つを押さえた上で自分なりを追求

DHAやEPAのサプリメントを選ぶポイント5つをご紹介しました。どの部分に重きを置くかによっても違ってきます。5つのポイントを考慮して、自分にとって最適なものを選択して健康維持にお役立てください。

  • DHAとEPAの内容量
  • DHAとEPAそれぞれの内容量とバランス
  • 物理的な飲みやすさ
  • 製造過程の安全性
  • コストパフォーマンス
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