公開日:2017/06/15 

働き女子あるある!フェイクの空腹や医師伝授の対策方法

特別な食事制限をしているわけじゃないのに、仕事の合間に急な空腹を感じることはありませんか?お昼のランチまで待てずにお菓子に手が伸びてしまう人も多いかと思いますが、ここでは働き女子によくあるフェイクの空腹や医師おすすめの対策を集めました。

働き女子のフェイクの空腹が起こる原因とは

頭をフル回転させて仕事に集中しているため

頭をフル回転させ、集中して仕事に取り組むと、快感ホルモンと言われるドーパミンが脳内で放出されます。

このドーパミンは長時間放出することができない特徴がありますから、集中力が途切れて、集中して取り組んでいた仕事を中断してしまうと、急落したドーパミンをサポートしようと食べ物を摂取したくなるのです。

摂取した食べ物は脳や身体のエネルギー源へと変わりますが、集中的に脳をフル回転させることは、摂取したカロリーの消費につながると断言することができませんから、体重増加の原因につながる可能性もあるんですね。

このため、一度低下したドーパミンをあげるためには、食品を摂取するのではなく別の対策を行う必要があります。

過度のストレス状態になっている

ストレス社会の現代では、ストレスを全く感じることなく普段の生活を送ることはまず不可能です。また、ある程度のストレスは人間の成長に必要なものですが、ストレス過多の状態はフェイクの空腹を引き起こし、暴飲暴食を招く原因につながってしまうのです。

仕事のミーティングでうまく伝えることができるか、大きなミスを犯したらどうしようなど何かしらの心配事があると、グレリンという脳に空腹のサインを送るホルモンが増加してしまい、過食を促進させるという研究結果が実際に報告されています。

さらに何かストレスを感じているときはこのホルモンの影響がより強くなりますから、ストレスでフェイクの空腹を感じ、暴飲暴食してしまうことが多いという方は、このホルモンによる影響が強いと捉えていいでしょう。

仕事が多忙で十分な睡眠がとれていない

働き女子のフェイクの空腹を引き起こす原因のひとつとして、仕事が多忙なあまり十分な睡眠時間がとれていないことが考えられます。

睡眠不足はフェイクの空腹だけでなく、あらゆる悪影響を来す可能性があり、普段よりも空腹感を強く感じてしまい、よりたくさんの食事量を摂取してしまうという調査結果もあります。

また、睡眠不足によって揚げ物やファーストフードなどの脂分が豊富な食べ物や甘いものなど、身体に悪い食品ばかり摂取したくなる傾向が多いことも判明しています。

その他にも睡眠不足によって脂肪の燃焼を促す新陳代謝も低下しますし、そのような状態で脂肪が蓄積されやすい食品を多量に摂取すると、体重が大幅に増加するなどマイナスな事態に陥る可能性もあるというわけなんです。

働き女子のフェイクの空腹は食事が原因?

白い炭水化物や甘いジュース

働き女子のフェイクの空腹は、白い炭水化物の摂取が原因で起こっている場合もあります。白くてほかほかのごはんやふわふわとした白いパンはとても美味しく、食べると満腹感が出ますから、食事のメインとして取り入れる方も多いですよね。

しかし、この白い炭水化物には血糖値を急上昇させ、急激に下げる特徴があるため、一時的に満腹感を味わっても腹持ちがとても悪く、すぐにフェイクの空腹を感じてしまうのです。

また、豊富な栄養素が配合されていることから、甘いフルーツジュースをダイエットのひとつとして取り入れている方もいますが、果物はジュースにすることで繊維質が破壊されていますから、腹持ちが悪くなりやすいのです。その一方で糖分は通常の果物と変わりないため、フェイクの空腹が生じやすくなるんですね。

しょっぱいスナック菓子

しょっぱいスナック菓子の単純炭水化物にはインスリンを急激に増加させ、急激に血糖値を低下させる働きがあります。そのため、フェイクの空腹感につながるリスクが高くなります。

また、しょっぱいスナック菓子を間食にしている働き女子なら経験があるかと思いますが、しょっぱいスナック菓子を摂取すると、そのあとに必ずと言っていいほど甘いものが欲しくなりますよね。これはしょっぱい味だけでは足りず、すぐに栄養になる甘い糖分を求めるためです。

その他にも人間には感覚特異性満腹感という、同じような味のタイプの食品を摂取していると、その食べ物に対して満腹感を味わっても、違う味の食品には満腹感を感じられないというものをもっています。甘いものは別腹という言葉がありますが、これは事実であるというわけなんです。

朝食抜きの食生活をしている

仕事で多忙な毎日を過ごしているため、朝食は省いているという働き女子が多くなっています。朝食抜きでも平気だろうと考えている方もたくさんいますが、朝食は1日の血糖値の上昇値を決めるといって過言でないぐらい重要な役割を果たしているのです。

きちんと朝食をとることで、1日を通して血糖値の上昇をゆるやかにすることができますから、急な空腹感を感じたり、しっかりランチを食べたのに晩御飯まで待てないというような事態に陥ることが少なくなります。

また、朝食抜きの状態で昼食を摂取すると、低血糖の状態から急激に血糖値が上昇してしまうため、そのあと急激に血糖値が低下してしまい、フェイクの空腹がすぐに起こる原因となるのです。

医師おすすめのフェイクの空腹の改善方法

水分を摂取してみる

フェイクの空腹を感じたときは水分を摂取してみましょう。身体が脱水状態になっているとお腹が空いたように感じる傾向がありますから、水分を摂取してみることで、フェイクの空腹がおさまる場合があります。

食事を摂取する30分前にコップ1杯分の水を飲む、食後に水を飲むなどの方法をとり入れるのがおすすめです。その他にも食事をスタートするときは、味噌汁やスープなど汁物から摂取するようにしてくださいね。こうすることで、過食を防ぐ効果を期待することが可能です。

特に冷たい汁物でなく暖かい汁物であれば体内をあたためてくれますし、水分をたくさん含んだ野菜を食べるのも効果的ですから、普段の食事の習慣としてとり入れるように心がけましょう。

バランスのとれた朝食をとる

フェイクの空腹感は朝食抜きの食生活が原因で起こっている可能性があるため、朝食をきちんととる必要があります。理想的な朝食は旅館で提供されるような和食の定食メニューですが、働く女子が毎日作るのはとても困難ですよね。

そんなときは、雑穀米などの炭水化物、たまごや納豆などのたんぱく質、チーズやヨーグルトなどの発酵食品、野菜やフルーツなどのビタミンやミネラルを最低限でも摂取するように工夫しましょう。

これらの栄養素をうまく摂取できるようにすると、和食でなくても大丈夫です。また、家で料理するのが難しくコンビニを活用する場合も、これらのことを頭に入れておき、食品を選ぶとバランスのとれた朝食を摂取することが可能です。

ゆっくりとよく噛んで食べる

何かをしながらの食事は、食事に集中していないために十分な満腹感を感じることができず、フェイクの空腹を引き起こす原因になります。

これはこの、ながら食いによって脳が満腹感を感じるまでの時差が生じてしまい、必要以上の食事量を摂取してしまうためです。そのため、食事中はながら食べをせず、必ずゆっくりよく噛んでから食べるようにしましょう。

また、脂肪を摂取することで、脂肪細胞からレプチンというホルモンが分泌されます。このレプチンが分泌されると食欲を抑制することが可能なんです。ただし、高脂肪の食事は肥満につながるリスクが高くなりますから、あくまでも脂身の少ない肉を適量摂取するように心がけてくださいね。

フェイクの空腹はうまく付き合うのが大切

多忙な働き女子のフェイクの空腹にはたくさんの原因があります。

  • 過度のストレス状態になっている
  • 朝食抜きの食生活をしている
  • 十分な睡眠がとれていない
  • バランスのとれた食事ができていない
  • 食事に集中していない

これらに注意をすることでフェイクの空腹を事前に防ぐこともできますので、ぜひ取り入れるようにしてください。

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