公開日:2017/06/15
枝毛の原因とは?正しいヘアケアの方法を知ってダメージから髪を守る
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枝毛を見つけた瞬間…とてもショックですよね。枝毛ができる原因とは一体何なのでしょうか?枝毛ができる原因と正しいヘアケアの方法、そして正しい枝毛の処理方法についてご紹介していきます。
どうして枝毛ができるのか?その原因とは
枝毛ができてしまうメカニズムについて
数ある髪のトラブルの中でも起こりやすい枝毛。枝毛とは、髪の表面にあるうろこ状でできたキューティクルが剝がれることによって髪の内部にある水分が流れ出てしまい、髪の線維が裂けて、枝状になってしまった状態です。
キューティクルは髪の内部を保護してくれている大切な部分ですが、最も表面にあるためにさまざまな原因によってダメージを受けやすいといえます。
そもそも髪の毛とは、細長いタンパク質が束になって形成されているのですが、その形状のために縦に裂けてしまう場合が多く見られます。また、毛先は特にダメージを受けやすく、栄養がうまく行き渡っていない場合には、ちょっとしたことで枝毛になってしまいやすい部分といえるでしょう。
枝毛は外的なダメージが大きな原因となる
枝毛の原因としては、髪の外側からの影響が比較的多いといえるでしょう。例えばカラーやパーマといった薬剤を使う行為は、キューティクルを痛めることにつながります。
紫外線は、キューティクルを覆う脂質を失わせることにつながり、うろこ状のキューティクルが浮き上がりやすくなってしまいます。 また髪に摩擦を加えることも、キューティクルにダメージを与えてはがれやすくなる原因のひとつです。
強い日差しに長時間当たっていたり、ドライヤーを長時間使用したりすることも枝毛の原因になるでしょう。なぜなら髪の毛内部の水分が蒸発してしまい、乾燥した状態なることで枝毛になりやすくなってしまうからです。
枝毛は食生活や睡眠不足・ストレスも原因
枝毛ができてしまう原因は、外側からだけではありません。髪の内部、つまり心身からの影響も多いのです。偏った食生活や暴飲暴食は、髪のために必要な栄養素がきちんと行き届かなくなることにつながり、髪の内部が弱くなってしまう恐れがあります。
睡眠不足やストレスも、身体全体だけではなく髪の毛にも大きなダメージとなります。ストレスは、交感神経を刺激するために血管を収縮させることになり、その結果血行不良になりやすくなります。そして頭皮も血行不良となり、髪の毛に栄養素が行き渡りにくくなるでしょう。
髪の毛は私たち人間を形成する組織の一部です。栄養素がしっかり行き渡らないと枝毛などのダメージにつながりやすくなります。
枝毛を予防するための正しいヘアケア方法とは
適切な洗髪の方法を心がけて
日常的に行う洗髪ですが、適当に洗っていませんか?もしかしたら、洗髪時に髪へダメージを与えてしまっているかもしれません。まずは洗髪の前にブラッシングして、髪の絡まりを整え小さなごみを取り除くようにしましょう。
そしてシャンプー前にお湯で髪全体的をよく洗い流します。軽い汚れや水で落ちるワックスなどはこの時点で流れていくので、軽く濡らすよりはお湯に浸すような感じで洗い流すといいですね。
シャンプーは髪の毛をごしごし洗うのではなく、頭皮を指の腹を使ってマッサージするような感じで洗います。そして念入りに洗い流しましょう。
タオルで軽く水分を拭き取ったらリンスです。リンスは髪の毛そのものに練りこむようにつけ、内側の髪にもしっかりつけて洗い流しましょう。ごしごしこすることなく水の力で流すことが大切です。
ドライヤーの使い方もとても重要!
洗髪後や毎日のお出かけ前のヘアアレンジにはドライヤーが欠かせません。しかし、髪の表面にあるキューティクルは熱に強いわけではありません。そのためドライヤーの使い方にもコツが必要なのです。
まず、ドライヤーの風は頭から20センチ以上離すようにしましょう。そして毛先は避けるようにして髪の根元を乾かすようにして風をあてていきます。同じところばかりに熱風があたることのないように、ドライヤーを上下左右に小刻みに動かすこともポイントです。
そしてキューティクルの流れと逆に乾かすことで傷つける原因にもなるので、頭頂部から下に向かって乾かしましょう。また、ドライヤーと同じくアイロンやコテも髪に熱を与えることになります。使う時間は極力短くすることように心がけましょう。
正しいブラッシングで美しい髪を保つ
ブラッシングは毎日行うヘアケアのひとつでもあります。間違った方法でブラッシングを行うと、髪を傷つけて枝毛に結びつく原因になりますので正しく行うことが重要です。
ブラッシングには、静電気が起こらない豚毛などでできたブラシがおすすめです。豚毛は柔らかく頭皮を傷つけにくいといえます。逆に金属製のブラシは、使い方によっては頭皮に傷をつけてしまう恐れもあるので注意が必要です。
ブラッシングの際にはガシガシと力を入れずに軽くとかすようにしましょう。髪が絡まっていたりブラシに髪が引っかかっていたりした場合には無理な力を入れずに指で優しくほぐすように髪を扱うと良いですね。
枝毛は正しく処理することがその後の枝毛予防に
できてしまった枝毛は放っておいてもいい?
できてしまった枝毛…。枝毛はもう二度と元に戻ることはありません。なるべくそっとしておいたらひどくならないからいいの?と思うかもしれませんが、放っておくのもいけません。
枝毛をそのまま放っておくと、どんどん枝毛は裂けていきます。枝毛ができたということは、その髪の毛にはしっかりと栄養素が行き渡っていなくて弱く乾燥しているような状態であるということ。
早めの処理が必要です。枝毛を抜くという方もいるかもしれませんが、毛穴を痛めることにつながるのでやめておきましょう。毛穴からは1本ではなく複数の毛が生えています。枝毛を抜くと同じ毛穴から生えている毛を痛めることにもつながってしまいます。
枝毛には正しい自己処理方法がある!
枝毛は、ひどくなる前にカットすることをおすすめします。美容院でプロにお任せするのもいいですが、忙しい時にはなかなか行けないこともあるでしょう。そこで、自宅でも正しく枝毛をカットする方法をご紹介します。
枝毛は枝分かれしている部分だけをちょっとカットするだけではなく、枝毛部分から5センチくらい上を真横にカットするようにしましょう。
なぜなら枝毛部分はその周辺がすでに弱くなっているために、少しカットしただけではまたすぐに枝毛になる可能性が高いのです。そして斜めではなく真横に切ることで髪の断面を小さくし、枝毛につながりにくい状態にしておくことも枝毛予防につながります。
枝毛処理後のヘアケアもしっかりと
枝毛をカットして処理してしまえば終わり!ということでは綺麗な髪へ近づくことはできません。枝毛を処理した後も、枝毛予防のためにヘアケアを怠らないよう心がけていきましょう。
枝毛が1本あるということは、他にもある可能性が高いです。枝毛の予防や対策のひとつとして、洗い流さないトリートメントなどを使うこともおすすめです。
トリートメントは多くの会社から発売されています。中には髪の水分補給や傷んだ髪の補修をするといった効果を期待できる商品もあるので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
毎日のヘアケア方法や生活習慣を見直すことはもちろん、髪表面から枝毛を予防することによってツヤのある枝毛のない髪を目指しましょう。
枝毛の原因を知り適切なヘアケアを欠かさずに
- 枝毛は外的内的影響が原因でできてしまいます
- 髪を洗うときに気をつけることや、正しくドライヤーを使うことなど日々のヘアケア方法も大切
- できてしまった枝毛は正しく処理することで枝毛の再発予防にもつながります
枝毛には多くの原因があり、一度なってしまうと元には戻りません。適切にヘアケアを行い枝毛の予防をすることが大切です。