公開日:2018/02/02
「痩せる漢方薬」と一言でいっても種類はたくさん!【悩み別】正しい痩せる漢方の選び方
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痩せたい、と思って食事制限や運動をしても、思うように痩せないという場合も多いものです。特に年齢とともに、脂肪はつきやすく、落としにくくなっていきます。
そのようなときには、漢方を利用するのも一つの方法です。漢方といっても、効果効能はさまざま。なかには痩せる漢方薬もあります。痩せる漢方とはどのようなものか知り、ダイエットに役立てましょう。
痩せる漢方はツムラがおすすめ?
漢方で痩せる理由
食事制限をしても、運動をしても痩せない理由としては、栄養素が不足し痩せにくくなっている、血行不良、冷え症、加齢による基礎代謝の低下、などがあります。これらの要因が重なれば、セルフコントロールで痩せるのは難しいでしょう。
そこでおすすめなのが漢方です。
漢方は体質そのものを改善してくれる生薬が配合されています。血行不良、便秘、冷え症、ホルモンバランスの乱れなどを改善すると同時に、代謝をアップさせ、脂肪も落としやすい体にしてくれるのが漢方です。
痩せる漢方薬として知られているツムラ
痩せる漢方薬としては、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、防已黄耆湯(ぼうぎおうぎとう)、大柴胡湯(だいさいことう)、五苓散(ごれいさん)が代表的です。そのなかでも、防風通聖散は痩せる漢方として知られています。特に痩せる漢方として人気があるのが、ツムラ漢方防風通聖散エキス顆粒です。
痩せる漢方として知られるツムラの防風通聖散は、摂りすぎた脂肪を排出させ、肥満体質を改善できる漢方薬です。ツムラでは防已黄耆湯エキス顆粒や、大柴胡湯エキス顆粒、五苓散科エキス顆粒、といった漢方薬も出しています。
さまざまな漢方薬を出しているツムラ。医療用医薬品の販売もしているツムラなので、安心感もあります。
体型別で見る痩せる漢方薬の種類
痩せる漢方薬にはさまざまなものがあります。どういった特徴があるのか、体型別に見てみましょう。
お腹周りに脂肪がついている男性
健康で食べるのが好き、という男性に向いているのが防風通聖散です。お腹周りに脂肪がついている、働き盛りの男性により効果的といわれています。
防風通聖散は、メタボリック症候群の治療にも使用される漢方薬です。余分は水分を排出し、血行をよくして胃腸機能を向上させるとともに、ストレスの発散などにも効果的といわれています。発汗作用もあるので、脂肪燃焼効果も期待できるでしょう。
偏った食生活をしている人、満腹になるまで食べる人にもおすすめです。さらに、便秘がち、むくみがち、肩こりがある、ニキビができやすい、体力がある、といった人にもおすすめできる漢方薬です。
肥満だけではなく肩こりもある人
肥満のほか、肩こりや耳鳴りがする、という人に向いているのが、大柴胡湯です。便秘しやすく、膨満感があるといった場合におすすめの漢方薬です。
大柴胡湯は、柴胡、半夏、大横といった8種類の生薬が配合されています。ストレスが多い人は、体が緊張しやすいです。それが肥満や便秘などを引き起こしている可能性があります。大柴胡湯は副交感神経を優位にしてリラックスさせる効果が期待できます。
さらに肝臓に作用し、脂質を効率的に代謝させる効果もあるといわれています。
食事や睡眠の時間が一定ではない人や、筋肉質、血行はいい、体力がある、食欲がある、便秘がちといった人に向いています。ガッチリした体型の人は、こちらがおすすめでしょう。
むくみやすくぽっちゃりした女性
筋肉が少なく、脂肪もやわらかいぽっちゃりした女性に向いているのが、防已黄耆湯です。水太りの女性にもおすすめ。
防已黄耆湯は黄耆、防已など6種類の生薬でできています。体内で水分代謝が正常に行われていないと、体がむくみやすくなります。防已黄耆湯は余分な水分を排出してくれる働きがあります。
水分を大量にとっているのに尿が増えない、疲れやすい、下半身がむくみやすい、汗っかき、関節痛がある、といった人におすすめです。
生理痛やひどく太りやすい人
お腹周りに脂肪がついているほか、生理痛や肩こり、冷え症などに悩む女性におすすめなのが、桂枝茯苓丸です。
桂枝茯苓丸は血行をよくする漢方薬として知られています。月経異常や更年期障害、肩こりやめまい、シミや皮膚炎などで悩んでいる人にもおすすめです。
自分の体型に合った痩せる漢方薬を見つけよう!
痩せる漢方薬で効果を出すには、自分に合った漢方薬を服用することが大事です。自分に合った痩せる漢方薬を見つけるには、次のようなポイントがあります。
自分の体型や悩みを把握する
漢方薬は、筋肉質の人向き、脂肪が柔らかい人向きなどのほか、どこに脂肪がつきやすいか、体力はあるか、などといった体型や体質によって適切なものを選ぶ必要があります。
また、太りやすい、痩せにくいといったことや、血行不良、冷え症、頭痛、肩こりなどに悩んでいる、更年期障害に悩んでいる、お腹が張りやすい、便秘をしやすいなどの悩みによっても、適した漢方薬は異なります。
痩せるためには、自分の体が悩みを把握し、それを改善する漢方薬を選ぶことが必要です。
飲みやすい漢方薬を選ぶ
漢方薬は病院で処方される薬と違い、すぐに効果が現れるというものではありません。体質を徐々に変えていくものなので、継続して服用することが大事です。
継続し、飲み続けるには飲みやすさも大切なこと。漢方薬には、錠剤、顆粒、粉末、液状などさまざまなタイプがありますので、自分が飲みやすいものを選ぶといいでしょう。
また、漢方薬には独特の匂いがあるものが多いです。初めて漢方薬を飲む人は、その匂いや味のせいで、飲めないということもあります。その場合は、糖衣錠など飲みやすく工夫されたものを選ぶといいでしょう。
継続しやすい価格帯のものを選ぶ
漢方薬の価格もさまざまです。なかには高価なものも多いですが、高いから効果があり、安いから効果が期待できない、とは一概に言い切れません。大事なのは、自分の体や悩みに合わせたものを選べるかどうかです。
価格に惑わされることのないようにしましょう。また、漢方薬は継続して服用することが大事なので、自分が続けていける範囲の価格帯のものを選ぶようにしましょう。