公開日:2017/05/26 

青汁を理想的なおいしい健康食品に変える!飲み方の秘訣とは?

健康に関心が高い人が多いといわれる現代、青汁は野菜不足を補う効果が期待できるとして注目されています。ただし「飲みにくい」というイメージを持っている人もいるかもしれません。そこで、家庭でも出来るおいしい青汁の飲み方をご紹介します。

青汁はどうして飲みにくいのでしょうか

青汁に入っている野菜にポイントがあります

最近の青汁は、おいしくなったといわれていますが、商品によっては「にがい」とか「青臭い」という印象があるものもあると考えられます。野菜は味に個性が強いものも多いですが、この苦みや臭みはどのような野菜が原因なのでしょうか。

青汁に入っている野菜は、「ケール」「大麦若葉」「明日葉」「ヨモギ」などが中心になっているとされます。その中でも、明日葉やヨモギはスーパーの売り場にも並んでいるポピュラーな野菜と言ってよいでしょう。明日葉は天ぷらや炒め物、ヨモギは草餅としても使われていて、決して食べ辛い食材ではないとされます。ただし「ケール」や「大麦若葉」は、一般的に店頭で見かけることも少なく、青汁専用の野菜と言ってよいかも知れません。

ケールとはどんな野菜でしょうか

ケールは、アブラナ科アブラナ属の植物で、もともとはキャベツやブロッコリーと同じ仲間です。青汁独特の飲みづらさは、このケールの個性といわれていて、苦みが強く、葉も厚いので色々な料理に入れづらいとされます。そのため、「ケールを入れることでおいしくなる」というよりも「どうやったらケールの味を隠せるか」がポイントのようです。ただし、栄養価は高くスーパーフードともいわれています。

ケールに含まれている栄養素はビタミン類をはじめ豊富です。目に良いとされるルテイン、骨を作るカルシウム、通じにもよい食物繊維、睡眠を促してくれるメラトニンなどが含まれます。また、健康だけでなく美容効果も高いとされ、最近注目の野菜で青汁には欠かせないとされています。

大麦若葉は老化防止にも効果が期待されます

大麦若葉は、その名の通り大麦の若葉のことです。最近の研究で若葉にもすばらしい栄養があるということが発見され、青汁に使われるようになったといわれています。ケールと違い、大麦若葉は抹茶のような味わいがあるので、大変飲みやすい原材料です。栄養素はビタミンの他にも食物繊維、鉄分、葉緑素(クロロフィル)、カテキン等があります。

特に注目はSOD酵素を含んでいることです。このSOD酵素は、身体の老化現象の原因の一つといわれる活性酸素を除去する働きがあるので、注目の食材と言えるでしょう。ただ、この大麦若葉はスーパーの店頭などで見かけることは少なく、また、大麦から育てなければいけないため家庭菜園で育てるのも難しいといわれています。

家庭で出来る!おいしい青汁の飲み方

牛乳をプラスするだけで、簡単おいしい青汁に

青汁独特の苦みと青臭さは、ケールからきているとされています。これに牛乳を入れるだけで、抹茶ミルクのような風味に変わりますから、おすすめです。スッキリとした上品な口当たりは飲みやすく、後味もさわやかです。好みによって砂糖を加えるなどして甘味の調整をすると、さらに抵抗なく飲めるでしょう。青汁には野菜不足を補う栄養素が含まれていて、牛乳を加えると理想的な飲み物になると考えられます。つまり、五大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルにカルシウムがプラスされるというわけです。牛乳はカルシウムの吸収を助けるリンを含んでいますので、二つを合わせることで効率的にカルシウムを摂ることが出来るとされています。

青汁スムージーもおいしいです

なかなか味の個性が強いケールは、料理方法も難しいといわれています。その中でもおすすめといわれているのがスムージーです。バナナやリンゴの他に柑橘系の果物とケールをジューサーで撹拌するだけで、グリーンスムージーの出来上がりです。このケールを青汁に変更すれば、グリーンスムージーが簡単に青汁スムージーになります。

果物を用意することが大変な場合は、フルーツジュースを使っても良いでしょう。どのフルーツでも相性は比較的良いとされます。ただ、グレープフルーツなど少し苦めのジュースを使った方が、ケールの苦みとの違和感は少ないかも知れません。果物やジュースを変えることで、自分なりのアレンジもできて、飽きないで青汁を飲み続けることができるでしょう。

青汁&豆乳は相乗効果が期待できます

大豆タンパクは「畑の肉」ともいわれ、高タンパク低脂肪で人気があるとされます。豆腐などは当たり前のように食べている人でも豆乳は苦手という人も少なくありません。身体によいと分かっていても、苦手と言われる理由の多くは、その青臭ささといわれています。独特の臭いは、青汁にもあります。実はこの豆乳と青汁2つの臭いが一緒になると、お互いのクセを消してしまい、気になる臭いが少なくなるようです。

豆乳には大豆タンパクの他にも、肥満の予防に効果のあるサポニンやポリフェノールの一種である大豆イソフラボンが含まれています。さらに、身体の基盤細胞を作るのに必要な大豆レシチンなども豊富に含有されていて、青汁と一緒に混ぜて摂取することをおすすめします。

青汁習慣で気を付けること

青汁には冷凍と粉末があります

市販されている青汁には、冷凍と粉末があります。冷凍タイプは作りたてを瞬間冷凍しているので、栄養素も壊れにくく、水溶性食物繊維も粉末よりも多く含まれているといわれています。その分、青汁本来の味と香りがそのまま残っているので、飲みにくいですね。

粉末タイプは、顆粒タイプとドライタイプがありますが、どちらも改良を重ねられているので、飲みやすいとされています。ただし、冷凍物よりも栄養価は落ちてしまうようです。青汁をアレンジして飲む場合は、ドライタイプをおすすめします。熱処理をする場合が多いので、ビタミンは顆粒タイプよりも少なくなる可能性があります。ですから、ビタミンを多く含んだ柑橘系などと一緒に飲んで栄養を補うとよいかも知れません。

飲むタイミングを考えれば、ダイエットにも

青汁はダイエット食品ではないとされています。確かに直接のダイエット効果は期待薄ですが、体重減少を目指すなら、青汁は食前に飲むとよいでしょう。これは野菜を最初に食べることで満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐ効果があるというものです。この「野菜」を「青汁」に変えれば、同じく満腹中枢が刺激されて、メインの食事を必要以上に食べなくなるという理屈です。

青汁は低カロリーですが、ノンカロリーではありません。飲みやすいように甘味料を入れたり、果物やフルーツジュースなどを加えると、それなりに高カロリーな食品になるとされます。なので、体重増加が気になるなら、バランスを考えて飲むとよいでしょう。

青汁の飲み過ぎには注意しましょう

青汁が健康に良いと言われると、頑張って飲もうとする方も多いことでしょう。しかし、青汁などの食品系は、必要以上に摂取すると逆効果になってしまう場合もあるので、要注意です。特に緑黄色野菜は身体を冷やすものが多いとされ、「冷え性」の人は注意が必要です。

青汁そのものは、色々な種類の野菜がミックスされたものも多いですし、ちゃんと量も調整されています。なので、青汁を飲むと身体が冷えるという訳ではありません。ただし、アレンジして飲む場合は要注意です。牛乳やジュースは、身体を冷やす食品といわれています。アレンジで青汁と合わせる場合は、必要以上に冷やさず飲むことを心がけるとよいでしょう。身体の冷えは、新陳代謝が下がるともいわれていますから、配慮が必要です。

青汁を食生活の一部に取り入れて健康改善

青汁は、アレンジ次第で飲みやすく理想的な健康食品になり、ダイエットへの効果も期待できるなどさまざまな可能性を秘めた食品と言えるかもしれません。

  • 青汁特有の青臭さは、含まれる野菜の種類に起因している
  • 青汁は、アレンジ次第で飲みやすい健康食品に変えることができる
  • 青汁は、アンチエイジングやダイエットへの効果も期待できる
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