公開日:2017/05/26 

知っておきたい!無駄遣いを減らすテクニックとは一体?

気がついたらお金がなくなっている、そんな経験をしたことはありませんか?その原因は無意識に繰り返している「無駄遣い」かもしれません。ここでは無駄遣いを繰り返してしまう原因や無駄遣いを減らすためのテクニックについて紹介していきます。

無駄遣いの原因を知ろう

特売やバーゲンにつられてしまう

季節の変わり目に多い洋服のバーゲンセール、日常訪れる機会の多い食品スーパーのタイムセールと聞くと、つい何か購入したくなる気持ちになりませんか?いつもの価格より割安で購入できるのは確かにお得です。でも、よく考えてみてください。本当にそれは自分にとってお得なのでしょうか?

例えば、定価2万円の洋服がセールで80%オフ、つまり4,000円で販売されています。「16,000円もお得に買える!」と思い即決で購入します。これが本当に探していた洋服ならば良いのですが、単に「お得だから」という理由で購入してしまうことってありませんか?

いつもよりお得に購入できても、その洋服を1度も着なければ結局は「4,000円の損」になり、いわゆる「タンスの肥やし」になってしまいます。

ネットショッピングが好き

自宅に居ながらにして簡単に買い物ができる便利なネットショッピング。ポイント還元やタイムセールなど賢く利用するとお得な場合も多いですが、便利がゆえに買い物することへのハードルが低くなりがちです。

ポイントが10倍になるなどの期間限定のイベントや、販売ページでは「残りあと5個」のように在庫数がカウントダウンされている場合があります。「あと少しで売り切れ」など、希少性を強調されると人間の心理としてつい購入したくなるようです。

また、実物を見ずに購入するため、いざ商品が手元に届いてからイメージと違ったり、サイズが合わないなど失敗することもあります。返品・交換ができない場合は損にしかなりません。

「自分へのご褒美」が多い

衝動的に欲しくなったバッグや洋服などを購入する理由として「自分へのご褒美」という言い訳を使ってしまうことはありませんか?本当に必要な物ならば、自分へのご褒美でなくても購入するべきものです。しかし、どこか後ろめたさがある気持ちは「自分へのご褒美」と言うことによって正当化されます。

また、「自分へのご褒美」とすることで「ご褒美なんだし、ちょっとは贅沢してもいいかな?」と財布の紐が緩みがちになります。いつもは買わないようなブランドやデザインのアイテムを購入し、結局使いこなせずに後悔したことはないでしょうか?モチベーションを保つためにもある程度のご褒美は大切ですが、「自分へのご褒美」という言葉を都合よく使っていないか見直してはいかがでしょうか。

無駄遣いを抑えるにはどうする?

「必要」と「欲しい」を区別する

マーケティングの世界ではニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)という言葉があります。購入しようと思った商品について、「欲しいもの」なのか「必要なもの」なのか自問してみましょう。

【自問自答のポイント】

■いつ使うものなのか?

実際にいつ使うのかを考えましょう。なんとなく「便利そうだから」という物は実は無くても困らないものかもしれません。

■他で代用できるものはないか?

本当にこの商品でなければいけないのか、代用できる物は無いのかを考えて見ましょう。

■今買う必要があるのか?

今その商品を買うメリットやデメリットは何でしょうか?メリットが大きい場合は購入を検討してもよい商品となります。

衝動的に買い物をしない

購入する予定が無かった物をつい購入してしまう、衝動買いの経験は誰にでも1度はあるのではないでしょうか。無駄遣いの原因で大きなウェイトを締めるのが実は衝動買いです。衝動買いを抑えるためには、まずどういった場面でしてしまうのかを知ることが大切です。

【衝動買いに注意な時】

■ストレスが溜まっている時

ストレスによるイライラは、別の行動=買い物をして満足感を得ることで忘れることができます。買い物はお金があれば簡単に満足感を得ることができる手っ取り早い方法の1つです。

■イベントが近い時

旅行や友人の結婚式などのイベントが近い時は、イベントを理由に買い物をしたくなる傾向にあります。イベントにしか使えないものは無駄になることがあるので要注意です。

余計なお金を持たない

いたって単純な抑止法ですが、お金が無ければ買い物ができません。必要以上のお金を持つことを止めると無駄遣いができない状態になります。お金だけでなく、クレジットカードやキャッシュカードなど、買い物ができるもの持たないようにすることも大切です。限られたお金しかない状態では、会計のときにお金が足りないという自体に陥らないためにも、買う物を選ぶ際にも本当に必要なのかどうかをよく考えるようになります。

とはいえ、全くお金を持たないというのは生活に支障をきたしてしまいます。自分に必要な金額を把握し、軽く食事ができる程度のお金を持ち歩くと無駄遣いを抑えることができそうです。

無駄遣いを減らすテクニックとは?

お金の流れや物の在庫を管理する

無駄遣いを減らすためには、まずお金の管理をきちんとすることが大切です。入ってきた金額と使った金額、さらに何にいくら使ったのかを把握することで自然とお金の使い方が変わっていきます。

ノートに家計簿を付けるのも良いですが、最近ではスマートフォンのアプリでも簡単にお金の管理ができるものがあるのでおすすめです。スマートフォンなら空いた時間を使って手軽に操作することができるため、こまめに記録することが可能です。

また、物を管理することも同じように大切です。部屋やクローゼットをすっきりと片付けて整理整頓することで必要な物をすぐに見つけることができ、これから必要になるものが分かりやすくなるため、無駄な買い物を減らすことができます。

迷ったらすぐ買わず時間を置く

今すぐ必要ではないけど欲しいものを買う場合は、すぐに買わずに時間を置いてみるのがポイントです。一晩、1週間、1ヶ月と冷却期間を置いてみて、それでも買いたいのか考えてみましょう。迷っているうちに売り切れたりして「あの時買っておけば良かった」と後悔することがあるかもしれません。しかし、買わないという選択にはお金はかかりません。

無駄遣いの中でも多くの割合を占めているとされる衝動買い。衝動買いの原因は一時期の感情に流されて買い物をしてしまうことがほとんどです。「迷ったらすぐ買わない」は衝動買いを抑えるためのテクニックとして実践してみてはいかがでしょうか。

お金を使う目的を決める

毎月の収入からまず最初に必要経費を決めましょう。家賃や生活費を差し引いて、さらに食費や交遊費、そしてお小遣いを設定します。予算配分をあらかじめ明確にすることにより支出の目安ができるため、だらだらなんとなく買い物をする習慣から抜け出すことができます。

しかし、無駄遣いを抑えることは大切ですが、「何が何でも絶対に無駄遣いをしてはいけない」と決めてしまうとそれが精神的ストレスとなる場合も考えられます。毎月の必要経費の他に好きに遣える金額を設定し、その範囲内なら無駄遣いもOKというルールを作ってみましょう。「無駄遣いはダメ」というルールよりも、「予算内なら無駄遣いしてもよい」という感じでポジティブな考え方をすることで、精神的に追い詰められることなく、継続して無駄遣いを減らすことができるのではないでしょうか。

無駄遣いを抑えて有意義にお金をつかおう

無駄遣いを抑えるためのテクニックは3つあります。

  • 家計簿でお金の流れを把握し、部屋の整理整頓で物の在庫管理をする
  • 迷ったらすぐ買わずに冷却期間を設ける
  • お金を使う目的を決め、だらだら買い物する習慣をシャットアウト

無駄遣いを抑えて、浮いたお金で旅行や食事、エステなど自分に投資して有意義にお金を遣いましょう。

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