公開日:2017/06/15 

髪がサラツヤに!入浴前後にしておきたい髪の簡単ケア

ダメージのある髪だと、お肌のケアが行き届いていても不潔に見られてしまうことがあります。髪は無意識のうちに見られる部分だからこそ、常に美しくしておきたいもの。今回は忙しい人でも入浴前後に簡単にできる髪のケア方法についてご紹介します!

髪がパサついたり、ツヤがなく見える原因

ヘアカラー・パーマによるダメージ

一般的なヘアカラー剤やパーマ剤の中にはアルカリ剤と過酸化水素が含まれています。これは髪の組織を一度分解するための薬剤で、塗料やパーマ液を髪の内部に浸透させるために必要です。

一度、壊された髪の組織は完全に戻ることはなく、穴の開いたパイプのような状態になってしまいます。そのため、トリートメントでケアをしたとしても時間が経つと穴の中から栄養が抜け出してしまい、ダメージが進んでしまいます。

特に市販のヘアカラー剤やパーマ剤などは薬剤のパワーが強く、美容院で施術した場合よりも髪にダメージを与える可能性が大きいといわれています。また、髪だけでなく頭皮にも刺激を与えすぎてしまう恐れがあります。

炎天下に注意!紫外線によるダメージ

髪は顔よりも直に紫外線を受けてしまうことが多く、紫外線を受けると髪がヤケドした状態になり、キューティクルが傷ついてしまうことで髪の栄養が失われていきます。

紫外線が強い季節は帽子を被る、専用の日焼け止めを使用するなどの対策をしている人は多いですよね。しかし、頭皮は1年中紫外線を浴びていることが多いので、紫外線の強い季節のみの対策だけでは徐々に髪へダメージが蓄積してしまうのです。

紫外線を浴び続けていると髪の毛をつくる毛母細胞がうまく働かなくなり、髪が傷むだけではなく、髪がつくられなくなってしまう可能性もあります。長時間、日の光にさらされるシーンでは事前にしっかり対策したいものです。

ドライヤー・アイロンなど熱によるダメージ

髪の約80%はケラチンというタンパク質で構成されるといわれています。このケラチンは熱に弱いため、毎日使っているドライヤーやアイロンも正しく使用できてないと髪にダメージを与えてしまうそうです。

また、傷んだ髪をブラッシングしすぎたり、洗浄力の強すぎるシャンプーを使用していることも髪を痛めている原因となっています。きちんとケアをしているつもりでも、かえって髪にダメージを与えてしまう可能性もあるのです。

このように、日常生活の中で髪が傷む原因にはさまざまなものがあります。ダメージを受けた髪を少しでもいたわり、ツヤやハリを取り戻すためには、「入浴前後のケア」がポイントだといわれています。

入浴前・中にするべき髪のケア方法

入浴前にブラッシングしてホコリをオフ

ヘアケアは入浴前から始まります。まずは髪を目の粗いブラシでブラッシングすることが大切です。入浴前にブラッシングをする理由は、髪の汚れやホコリを落とすことが目的。

汚れやホコリがついていて、髪が絡まった状態のままでシャンプーすると一部の箇所だけ強く摩擦を受けてしまうからです。まずは、ダメージの多い毛先を手に取りやさしくブラッシングし、とけたら中部、上部のブラッシングを行いましょう。

この際、使うブラシは静電気が起きやすいプラスチックよりも、豚毛や馬毛などのブラシがおすすめです。天然毛のブラシは程よい油分が含まれているので、髪通りの良さが魅力です。

地肌をしっかりと濡らして汚れを落とす

シャンプー前はしっかりと地肌を濡らすことが肝心です!髪の毛にお湯を含ませるように濡らし、マッサージするように地肌も「予洗い」しておきましょう。この予洗いを丁寧に行うことで、シャンプーをしなくても約70%の汚れは落ちるともいわれるほど。あらかじめ大半の汚れを落としてしまえば、シャンプーする際にゴシゴシ洗わなくても汚れが落ちるため、摩擦による髪のダメージを軽減にもつながります。

予洗いが終わったら、いよいよ髪を洗います。シャンプーは少なめにとって、しっかり泡立ててから髪につけます。地肌も含めてしっかり洗い、泡が残らないようにきちんとすすぎましょう。シャワーは頭の上から流すのではなく、シャワーヘッドを頭皮にあてて流すようにするとすすぎ残しを軽減できます。

トリートメント前にタオルドライ

シャンプーの次はトリートメント剤をつけますが、その前にもひと手間。トリートメント剤は油分を多く含んでいるため、事前にタオルで髪の水気をふき取っておくことがおすすめです。フェイスタオルなどを使用し、髪にやさしく押し付けるようにして、タオルに水分をうつします。ここでは完全に水分を取る必要はないため、ざっと全体にタオルをあててから、すぐトリートメントにうつりましょう。

トリートメント剤を手に取り、髪全体に塗っていきます。この際、傷みが激しい毛先部分を中心に塗りましょう。パック剤を使用する場合は、3~5分程度、商品の表記に従って浸けおきします。シャンプーの時と同様に、最後はしっかりとすすぎましょう。

入浴後も抜かりなく!洗髪後にするべきケア

忙しくてもドライヤーで髪を乾かす

入浴後は髪にタオルをあて、そっと水分を取ります。一通り水分を拭った後は、そのまま自然乾燥…とはいきません。髪へのダメージを最小限に抑えるためには、忙しくてもドライヤーで乾かすことが大切です。

ドライヤーにかかる時間が長くて待っていられない!という人は、その前のタオルドライが不十分な場合も。あらかじめ髪の根元の水分をタオルでしっかり押さえておけば、ドライヤーにかかる時間を短縮することができます。

ドライヤーを使用する際は、髪の根元からあて、毛先に向かって移動させます。髪のキューティクルは根元から毛先へとうろこ状になっているため、これに沿うようにドライヤーの風をあてることがポイント。ドライヤーは地肌から20センチ程度離して、揺らしながら使いましょう。

流さないタイプのトリートメントをつける

アウトバス・トリートメントには様々な種類があり、髪の保湿やキューティクルの補修に効果が期待できます。トリートメント剤はミルクタイプやリキッドタイプなど、テクスチャーも様々で、種類によって保湿効果にも違いがあるといわれています。

髪の傷みが酷い場合は、オイルタイプがおすすめ。椿油、あんず油、オリーブオイルなど、天然オイルをベースにしたトリートメント剤は、保湿力の高さが魅力です。ほんの数滴を毛先になじませるだけで、見違えるほどツヤツヤになることもあります。

注意したい点は2つ。商品によって使用のタイミングが異なるため、使用指示を守りましょう。そして髪の根元にトリートメント剤をつけると、ベタつきが気になることもあります。毛先を中心に、薄く塗るようにしましょう。

しっかり髪を乾かしてグッスリ眠る

髪と頭皮を健やかに保つためには、睡眠も重要なポイントです。まず注意したいのが、髪が濡れた状態のまま布団に入らないこと。ドライヤーをかけても、完全には乾かさないという人も要注意。濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、傷みやすいといわれています。半乾きの状態でそのまま寝るのは避け、しっかりと乾かしましょう。

さらに、ツヤやかで健康的な髪を維持するためには十分な睡眠が欠かせません。夜の入浴後は、あまり夜更かしせず、なるべく早い時間に布団に入りましょう。グッスリ眠れば翌朝の髪に差が出るかもしれませんね!

ちょっとした一手間でサラツヤのモテ髪に

  • 毎日の生活の中で髪はダメージと隣り合わせ
  • 入浴前、シャンプー前、リンス前のひと手間で髪をいたわる!
  • しっかり乾かしてトリートメントも抜かりなく

ツヤのある髪をキープするには入浴前後のケアが大切です。簡単にできるものばかりなので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください!

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