公開日:2017/06/15
ガサガサな皮向け唇は舐めちゃダメ!乾燥した唇の原因と対策
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唇が荒れると、お化粧がうまくいかなくなります。1度トラブルが発生すると唇の場合、治りにくいのが問題です。ガサガサな皮向け唇の原因を追求し、唇の状態を改善してしっとり唇にするためのヒントをご紹介します。
唇が乾燥するのはなぜ?ガサガサになる原因
ガサガサ唇で困っている女性は意外に多い
多くの女性が、唇や口の周りの乾燥して困っているようです。口元はメイクをするときにも大事なポイントですから、口元が乾燥して、ガサガサ唇になっていては、印象がかなり変わってしまいます。せっかく新しく買ったリップスティックも使えないまま引き出しの中で眠っていませんか?
ガサガサ唇は早く治してリップメイクを楽しみましょう。しかし、口の周りは食べたり飲んだりすることで、汚れたり濡れてしまったりしやすい場所です。さらに、乾燥してしまうとなかなか改善できません。
ガサガサ唇を改善するためにはまず原因を知り、原因を除去することが大事なポイントになります。原因としては、生活習慣に起因している場合と皮膚に疾患があるために乾燥している場合の2つがあります。
生活習慣に起因している口元の乾燥
生活習慣に起因している場合、1番多いのが肌に合わない口紅を使っていることです。つい色味を重視してしまうために、ファンデーションや基礎化粧品に比べて、成分のチェックをおろそかにしているということはないでしょうか?
また、口紅がカップやグラスにべったり付着するととてもいやらしいイメージになるので、落ちない口紅を使っている人が多いようです。落ちない口紅はジメチコンという成分を主に使っています。
ジメチコンは皮膚に付着するとお湯や石鹸では取れません。皮膚に付着したままですと、どんどん水分を吸い取ってしまいます。そのため、ポイントメイク落としなどを使ってきちんとオフすることを忘れないようにしましょう。できれば、ジメチコンの入っていない普通の口紅を使った方が、乾燥を防ぐことができます。
皮膚疾患による口元の乾燥
「舌なめ皮膚炎」という皮膚疾患があります。その名前の通り、舌で唇を舐めることが原因で起きる皮膚疾患です。子どもに多い皮膚疾患ですが、大人でも唇を舐める癖のある人は注意が必要です。舐めて唾液で濡れてしまうと、唾液が蒸発するときに皮膚の水分も一緒に逃げていってしまうので、さらに乾燥します。ですから、唇が乾燥しているときは舐めることは厳禁なのです。
それから、ガサガサ唇の原因として考えられる皮膚疾患に「アトピー性皮膚炎」もあります。たとえアトピーを持っていない人でも、口周りは特に皮膚が敏感なので、他の体の部分にアトピー症状を持たない人でも口元にだけアトピーが発症する場合があります。色素沈着がないか確認し、アトピーの可能性があれば医師に相談してみましょう。
唇パックを試して皮向け唇対策!
お肌に優しい材料を使った唇パック
売っているリップクリームには様々な成分が入っています。そのため、ある人には効果のあるリップクリームでも、もしかしたらアレルギーの原因になって乾燥を促進させてしまっていることもあるのです。
これから紹介する唇パックはシンプルな材料ですから、肌に合わないかどうか判断しやすいですし、ワセリンなど皮膚に優しい素材を使用しています。また、パックすることで治療効果が高まるので、皮向け唇を早く治したい人におすすめです。
また、長時間同じものをつけていると、その成分のデメリット作用がありますが、短時間だけならメリット部分が強調されやすいようです。簡単にできるので、気軽に試してみてくださいね。
唇パックのやり方は簡単!
まず、蒸しタオルを用意します。蒸しタオルの作り方は電子レンジを使うと簡単です。タオルを絞って、電子レンジ500Wで1分間チンするだけです。電子レンジやタオルの素材などで変わりますから何度か試して1番ぴったりな時間を見つけてください。
袋やラップは必要ありません。タオルは水が滴り落ちない程度に絞ってください。そうやって作った蒸しタオルで唇を軽く温めながら洗浄します。その上にはちみつ、ワセリン、オリーブオイルのどれか1つ、または2つを組み合わせて、唇にのせ、ラップで包んで5分から10分間放置します。そのあと、優しく拭き取ります。
唇パックの注意点!効果的に皮向け唇を改善
どのようなスキンケアでもそうですが、正しくすれば効果的な方法も、間違った方法ですると逆効果になります。まず、大事なのは早く改善させたいからといって、パックを長時間放置しないということです。必ず、5分から10分以内にしましょう。もともと敏感肌の人は5分くらいで様子をみた方が良いかもしれません。
また、稀にはちみつが体に合わない人もいます。皮膚にかゆみなどの異常を感じたら即中止しましょう。一般的にはワセリンでアレルギーなどを起こす人は稀なようです。肌が弱い人はワセリンを使うのがおすすめです。また、ワセリンはリップクリームとしても使われている成分です。
食生活の改善をして、しっとり唇を目指そう
皮向け唇の原因は栄養不足?
スキンケアをしたり、肌に合わない化粧品を除去するだけでもかなりの改善が望めそうですが、やはり基本である生活習慣が改善されないといくら外からケアをしてもなかなか問題解決になりません。どのような問題にもいえることですが、バランスの取れた食事をすることが大事です。
いわゆるスローフードを実施すれば、そんなに栄養を考えなくても栄養不足にならないはずです。ですが、肌が乾燥したり、皮向け唇という問題を抱えている場合は、乾燥肌の改善のためにも必要な栄養素に気を配っておいた方が良いかもしれません。
それでは、ガサガサ唇の人に特におすすめのものを紹介します。
ビタミンB2が不足すると乾燥肌に
ビタミンB2は牛乳から発見されたビタミンで、過剰なダイエットをしていると不足しがちなビタミンです。不足すると口唇炎にかかりやすくなるので、唇が特に乾燥しやすくなるようです。
ビタミンB2は腸内でも生成されますが、スマートフォンやPCを使うときに前かがみになり、その姿勢が長く続くと腸に負担がかかって生成されなくなります。そういう場合はやはり食事から摂る必要がありますから、ビタミンB2の多い食べ物をチェックしておきましょう。
ビタミンB2が多く含まれる食品は、レバー類、青い魚、ほうれん草、モロヘイヤ、アーモンド、焼き海苔、アボカドなどです。
オメガ3を摂取しよう!
「魚介類に多く含まれる必須脂肪酸(特にオメガ3系脂肪酸)は、健康なお肌や身体をキープするために必須の栄養素。」といわれているように、オメガ3は健康な肌を維持するために必要な脂肪酸です。魚介類を多く摂取していた日本女性が、美肌で有名だったのが納得できます。
しかし、現在では魚介類を摂取する量がかなり低くなっています。特に魚介類の中でもオメガ3の含有量の多い、鯖やイワシをあまり食べなくなってきています。また、オメガ6と呼ばれるリノール酸の摂取量が外食やファーストフードなどの増加で増えてきています。
オメガ3とオメガ6のバランスは1:3が理想的と言われていますが、だんだんとそのバランスが崩れてきていることも乾燥を招いている原因です。魚介類をあまり食べない人は、バランスを崩さないために、できるだけオメガ6をとらないような食生活を心がけ、魚介類以外でオメガ3を含む食品、くるみ、シソ油や亜麻仁油を取り入れる工夫をしていきましょう。
皮むけ唇やガサガサ唇を改善してしっとり唇に
- ガサガサの皮向け唇の原因は、生活習慣や唇の舐めすぎなどの皮膚疾患が原因
- 唇パックでガサガサの唇をしっとりさせよう
- 食生活を改善しよう。特にビタミンB2やオメガ3を摂取するように心がけよう
皮向け唇の改善のためのヒントをいくつかご紹介しました。改善して、しっとり唇を目指しましょう。