公開日:2017/06/26 

ほうれい線、気になってない? いま摂りたいアンチエイジングに効果的な食品とは

最近ふと鏡を見たときにほうれい線が気になったことありませんか?スマホのカメラロールを見返していたら、「自分の目尻にシワが入っていた…!」なんてことありませんか?気持ちは数年前と変わっていなくても、身体は確実に年を刻んでいます。

どうせならいつまでも美しく年を重ねていきたいですよね。今回は身体の内側からきれいになれる、アンチエイジングに効果的な食品をご紹介していきます。

肌が老化していくメカニズム

そもそもアンチエイジングって、なに?

薬局のPOPやテレビのCMで耳にする「アンチエイジング」という言葉。そもそもこれはどういう意味なのでしょうか?日本語で直訳すると「抗加齢」や「抗老化」という意味。長生きするための医学的な意味や、シミやシワなどの美容的な意味でも使われています。

老化をする場所は皮膚や髪の毛だけではなく、身体的なところや脳にまで多岐にわたっています。20代には感じていなかった肌の乾燥やシワの発生。早め早めからケアすることが大切です。今回は主に、美容に関するアンチエイジングについて詳しくまとめていきますね。

私たちの肌は、サビていく…!?

私たちの身体はどんなふうにして老化していくのでしょうか?私たちには生きていく上で酸素が必要不可欠ですが、年をとるにつれてその酸素の一部が「活性酸素」となってしまいます。活性酸素は細胞を酸化(つまりサビ)させ、老化を進めていくのです…。

こうして数年前まで潤いたっぷりだった自慢のぷるぷるお肌が、シミやシワにおびえるように。さらに、紫外線や脂っこい食事、食品添加物、ストレスなどが増えると活性酸素は発生しやすくなっていきます。

あなたは活性酸素が発生しやすい生活、していませんか?現代人には注意しなくてはいけないポイントがたくさんありますね。お肌の内側、サビてきているかもしれませんよ!

肌の老化を遅らせるためにしたいのは「抗酸化」

活性酸素が老化の原因ということは、アンチエイジングをするためには酸化を防ぐ。つまり「抗酸化」することが大切です。活性酸素を退治してくれる働きがある抗酸化物質は、食品で摂取することが可能です。

肌のアンチエイジングに効果的な栄養(抗酸化物質が豊富)をとれば、肌の老化を遅らせることができるのです!また活性酸素は代謝も悪くしてしまうため、肥満の原因にもなります。

抗酸化物質をとればダイエットにも効果的とうれしいことばかり。抗酸化物質が豊富な食材はたくさんあるので、この後いくつかの分類に分けてご紹介していきますね。

定期的に摂りたい水溶性の抗酸化物質

ビタミンCが多く含まれる野菜やくだもの

抗酸化物質には水溶性のものと脂溶性のものがあります。水溶性のもので代表的な栄養素は「ビタミンC」です。レモンなどに多く含まれていて、すっぱいイメージがありますよね。

ビタミンCには強い抗酸化作用があり、コラーゲンを促進してくれる効果もあるのです。またメラニン色素の沈着も起こりにくくなるので、シミやシワ対策にとても効果的だといえます。

  • ビタミンCを多く含む食品

くだもの…柑橘類・キウイ・アセロラ・イチゴなど
野菜…カリフラワー・ほうれん草・キャベツ・イモ類
などが挙げられます。

ビタミンCの成分を上手に摂るためには、生で食べられるものは生で食べること。水で洗うだけでもビタミンCは減少してしまうので気をつけましょう。

  • ビタミンBが多く含まれる食品

ビタミンBは8種類ある水溶性ビタミンの総称なのですが、中でも美白やシミ対策に効果的なのがビタミンB2とビタミンB6です。ビタミンB2は自分の体内で作り出すことができないので、食品から定期的に摂取していくことが必要になります。

これが足りなくなると肌荒れの原因にもなってしまいます。髪や爪の再生にも関わってくる大切な栄養素なので、美容には欠かせない存在です。ビタミンB2が多く含まれている食品は、レバー、卵、魚(特に皮の部分)納豆などです。

一方、ビタミンB6は女性に大きな問題を与える、ホルモンバランスを整えてくれる働きがあります。ホルモンバランスが崩れるとイライラしたり肌荒れが起きたりしますよね。そのときは活性酸素が働きやすい状況になっているのです。ビタミンB6が多く含まれている、レバー、サバ、アボカド、にんにく、バナナなどを定期的に摂取しておくことをオススメします。

  • グルタチオンを多く含む食品

「グルタチオン」というのはあまり聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。グルタチオンは3つのアミノ酸が合わさってできているものです。抗酸化物質はいくつかありますが、グルタチオンは中でも抗酸化作用が非常に高いのがポイント。

グルタチオンは美容だけではなく医療にも広く使われており、アレルギー性疾患や動脈硬化にも効果があるのではと、とても期待されている物質でもあります。グルタチオンを多く含む食品は、レバー・ブロッコリー・アスパラガス・キャベツ・ほうれん草・キウイ・アボカドなどです。

しかし、妊婦さんや授乳中の女性は安全が確証できるデータがとれていないため、念のため避けたほうが良いでしょう。

あわせて摂りたい脂溶性の抗酸化物質

「若返り」に効果的なビタミンE

脂溶性の抗酸化物質で代表的なのはビタミンE。水溶性抗酸化物質でご紹介したビタミンCと一緒に摂取することで、より効果をあげてくれる存在です。ビタミンEには血流を良くして新陳代謝を上げてくれる働きがあります。ハリやツヤが出て、若々しいお肌に近づくことができるのです。メラニン色素の沈着も押さえてくれるので、美肌やシミ対策にも効果的。

  • ビタミンEを多く含む食品

ウナギ、カボチャ、アーモンド、ナッツなどです。またコーン油やヒマワリ油にも含まれているので、料理をするときの油を替えるだけで美容効果がアップ!これならお手軽に摂取できてうれしいですね。

別名「ビタミンQ」のコエンザイムQ10

化粧品やスキンケア商品で聞いたことがある人も多いであろう「コエンザイムQ10」。人間が生きていく上で必要なエネルギーを作り出している、欠かせない存在です。

コエンザイムQ10は先ほどご紹介したビタミンEの働きをサポートしてくれる効果もあります。一緒に摂取することでより効果を発揮してくれるでしょう。また、お肌はある一定の期間で生まれ変わっているのですが、ストレスや荒れた生活習慣でそのサイクルは乱れてしまいがちになります。

コエンザイムQ10はそのサイクルを正常にしてくれる働きもあるので、肌荒れを防いでくれる効果もありますよ。コエンザイムQ10を多く含む食品は肉、魚(イワシ、サケ、サバなど)キャベツ、ブロッコリー、大豆食品などです。

美白効果のある「リコピン」

「リコピン」といえばトマトを思い出す人が多いはず。リコピンはトマトやスイカなどの赤い食品に多く含まれています。抗酸化作用がとても強く、ビタミンEの100倍ともいわれているほど…!

活性酸素の中でも酸化力が強い(サビを起こしやすい)ものに「一重項酸素(いちじゅうこうさんそ)」というものがあるのですが、リコピンはそれをも消してしまう力を持っているのです!

一重項酸素にはシミやシワだけでなく、たるみの原因にもなってしまうので、リコピンの力で一気に美肌に近づくことが期待できます。リコピンを多く含む食品はトマト・ミニトマト・スイカ・ピンクグレープフルーツなどです。リコピンは油で調理したほうが上手に吸収することができますよ。

効果的な食品を上手に食べて美しさを保とう

肌の老化の原因と、それを防ぐために効果的な食材がお分かりいただけたでしょうか?

「ストレスをためないために!」と好きなものを好きなだけ食べるのもたまにはいいですが、アンチエイジングが気になったら効果的な食品を効率的に食べることをオススメします。日々の食生活で取り入れるだけで老化を遅れさせられたら、とてもうれしいですよね。

身体の内側からサビないように、上手に抗酸化物質を摂取していきましょう!数年後、気をつけている人と気をつけていない人の差は大きく出てくるはずですよ。

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Editor's Information

ほうれい線、気になってない? いま摂りたいアンチエイジングに効果的な食品とは
横山 かおり(よこやま かおり)
元モデル・元レースクイーンの経験を活かし、現在はママライターとし、主に美容関連の記事をお届けしています!


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