公開日:2018/02/15
「野菜から先に食べる」とっても簡単なべジファーストダイエットの効果とは?
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食べる順番にこだわるだけでダイエットできる方法がブームになり、老若男女問わず続けている人が多いと言われていますが、ベジファーストダイエットは、そんな食べる順番にこだわったダイエット方法です。野菜を食事の最初に食べるというだけで、その後に食べるものは比較的自由ですから、食事制限が苦手という人にも向いているダイエット方法でしょう。
とにかく野菜を先に食べるだけのべジファーストダイエット
ダイエットでの食事制限は、カロリーを計算して献立を考えたり、栄養バランスに気を遣ったりと難しいことが多くて面倒と感じる人が少なくありません。好きに食べてはいけないというだけでもストレスなのに、ダイエットが大変と感じてしまうと我慢の限界がきて、ドカ食いやリバウンドにつながってしまうということもよくあるでしょう。
ベジファーストダイエットは、野菜を最初に食べて次にたんぱく質をメインにした主菜、最後に炭水化物をとればいいというだけのシンプルなルールのみです。海藻類やキノコ類、こんにゃくなども、食物繊維を多く含む野菜と同様に考えて最初に食べます。これにより血糖値が上昇しにくくなり、脂肪の吸収も抑えることができるのです。
なぜべジファーストダイエットは痩せるのか?
ベジファーストダイエットが効果的にダイエットできるポイントを見ていきましょう。
食物繊維の摂取で血糖値の上昇を抑える
糖質や脂質を多く含む食事は、血糖値を急上昇させてしまいます。血糖値が上昇するとインスリンの分泌が盛んになるため、脂肪の蓄積が進みます。糖質や脂質を多く含む食べ物を空腹時や食事の最初に食べると太りやすいのは、このためだと言われているのです。
ベジファーストダイエットでは、野菜などの食物繊維を多く含む食品を最初に食べることでその後の食事に含まれる糖質や脂質の吸収を抑えることができます。これにより、脂肪の蓄積を防いで食べても太りにくいスタイルを手に入れられるのです。
食べ過ぎを防ぐ
ベジファーストダイエットには、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。空腹時には、少しでも早く満腹になろうと急いで食べ物を摂取しがちです。真っ先に糖質や脂質をとってしまっては、急いで食べたものによってインスリンの分泌率が上昇し、脂肪の蓄積が進みます。これを避けるために最初に野菜を食べることで、ある程度お腹を満たして脳に満腹のサインを送れるのです。
そろそろ満腹だと脳が認識すれば、食事を終えることができます。ベジファーストダイエットでは最後に炭水化物を食べますが、その量を減らすことができるのは、満腹サインが近いからこそでしょう。自然と炭水化物の摂取量を減らせるため、ダイエットにも無理なく成功できます。
学校や家庭で、バランスよく栄養を蓄えるために三角食べを習った方も多いでしょう。しかし、出されたものを、しっかりとおかず、汁物、ご飯と交互に食べていたら、食べ過ぎになってしまう可能性は大です。野菜、たんぱく質、炭水化物の順番で食べるベジファーストダイエットにシフトして、時代に合った痩せ方をマスターしましょう。
べジファーストダイエットの効果
ベジファーストダイエットでは、ダイエット以外にも健康的な体質を作る効果があります。
血糖値の上昇を抑える
現代の日本は食に恵まれており、糖質や脂質の摂り過ぎが危ぶまれていると言われています。かつては中高年になってから発症する人が多かった糖尿病のような生活習慣病も、食べ過ぎが原因で子供でも発症してしまうといいます。食事の仕方によって血糖値の上昇を防ぐことは、健康のためにも重要と言えるでしょう。
空腹のときには、手軽に食べられるパンやインスタント食品、冷凍食品などで食事を済ませたくなるでしょう。しかし、これらの食品には、便利な反面、糖質や脂質が過多という特徴もあります。血糖値が急上昇してしまうだけでなく、こうした食品のみで食事を完結していると、栄養バランスにも偏りが生じてくるでしょう。
ベジファーストダイエットで食事の最初に食物繊維を多く含む食品を食べることは、血糖値の急上昇を抑えることにつながります。全く同じ食事内容でも、食べる順番を変えるだけで血糖値の上がり方も違ってくるのです。
空腹感を抑制できる
ダイエット中は空腹感を抑えるのに苦労します。我慢に我慢を重ねることで余計に食欲が高まり、ついにドカ食いをしてしまうということもあるでしょう。野菜を先に食べるベジファーストダイエットでは、噛み応えがあり食物繊維を多く含む食品をとることで満腹感を得られ、実際にお腹もふくれてきます。空腹感を無理なく抑えることができるのも、ベジファーストダイエットの効果の一つです。
便秘解消で代謝アップ
野菜を食べて食物繊維を多くとると、便秘が解消されやすくなります。腸内環境がよくなれば、余分な老廃物に邪魔されて代謝が悪くなることもありません。ダイエットでは、基礎代謝をアップして脂肪を燃焼することが大切です。常に代謝がよい状態が続けば、太りにくく痩せやすい体質にもなれるでしょう。
アンチエイジングにも効果的
ベジファーストダイエットは、食物繊維の作用と炭水化物を先に食べないことで老化防止になると注目されています。AGEs(エイジス)と呼ばれる終末糖化産物は、炭水化物を先に食べることで急速に生成されます。野菜を先に食べることで炭水化物の吸収をゆるやかにし、摂取量を抑えることも可能になるため、ベジファーストダイエットは老化予防にもなり得るのです。
ダイエットには直接関係がないようでいて、肥満も老化も気になってくるとストレスでいっぱいになってきます。そのストレスが原因で食欲に走ってしまうと、何度ダイエットに挑戦してもリバウンドを繰り返すような悪循環になりかねません。老化防止にもなるベジファーストダイエットは、心身の状態を良く保っていくことができるでしょう。
外食時にも実践しやすくなったベジファーストダイエット
ベジファーストダイエットは、自宅だけでなく外出先や忙しいときにも実践しやすくなりました。食物繊維のサプリメントや野菜ジュースなどを利用しても便利ですし、コンビニのお惣菜や外食メニューでも野菜を多く含むものが増えています。3つの順番さえ守れば好きなものを食べられるベジファーストダイエットで、どんな食事のシーンでもダイエットの成功を目指しましょう。