公開日:2017/05/26
頬のたるみはマッサージで改善?1日5分で老け顔を予防する方法
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老け見えの原因にもなる『頬のたるみ』は、年齢とともに女性が抱える悩みの1つです。
頬のたるみの原因には様々なものがありますが、表情筋をマッサージすることで、老け見えが改善できるケースがあります。詳しいマッサージの方法を紹介します。
目次
マッサージの前に頬がたるむ原因を知ろう
頬のたるみを改善する前に、なぜ頬がたるむのか、その原因を知っておくことは大切です。頬のたるみには、以下のような原因があります。
加齢による女性ホルモンの減少
原因の1つ目は、『女性ホルモンの減少』です。皮膚の内部では、水分やコラーゲン、エラスチンといった物質が、肌の弾力やハリ、しなやかさを担っています。
この、『コラーゲン』や『エラスチン』というのは、女性ホルモンに関係がある物質で、加齢による女性ホルモンの減少によって変性し、肌のたるみを促してしまうことがあるのです。
年齢とともに頬のたるみを気にする女性が増えるのは、こうした加齢によるホルモンバランスの変化があげられます。
肌へのダメージとお手入れ不足
頬のたるみは年齢のせいだけではありません。『紫外線などによるダメージ』が原因ということもあります。
真夏の炎天下だけでなく、曇りや室内で受ける『生活紫外線(UV-A)』は、コラーゲンやエラスチンにも悪影響を及ぼします。
この生活紫外線(UV-A)は、季節を問わず対策が必要な紫外線というのが特徴です。そのため、1年を通してUV対策をしていないと、知らず知らずのうちに紫外線によるダメージで、頬がたるむ原因を作ってしまうのです。
また、『日々のスキンケア不足』もたるみの一因となります。肌に水分が足りずに乾燥した状態では、肌のハリや弾力を維持することができず、たるみの原因となってしまうのです。
日々の十分なお手入れは、たるみ予防には欠かせないのです。
甘い物の食べ過ぎなど偏った食生活
『健やかな肌には、バランスの取れた食事が大切』ということはよく知られていますが、特に頬のたるみに関しては、甘いものの取り過ぎに注意が必要です。
取り過ぎた糖分は皮膚のたんぱく質と結びつき、細胞の糖化の原因になります。細胞が糖化してしまうと、肌の弾力が低下し、たるみにつながってしまうのです。
また、糖化は肌のくすみの原因とも言われていて、スイーツだけでなく、炭水化物の取りすぎや食物繊維不足なども影響するので注意しましょう。
表情筋マッサージで頬のたるみにアプローチ
頬のたるみの原因には様々なものがあり、食生活の改善や日々のスキンケアももちろん重要です。そして、さらなる対策としては、『表情筋マッサージ』がおすすめです。
表情筋とは
『表情筋』とは顔の筋肉の一種で、目や口を動かすための筋肉のことです。たとえば、目にかかわる『眼輪筋』や口角にかかわる『頬筋(きょうきん)』などがあります。
これはほんの一例で、顔全体には他にも様々な筋肉があり、皮膚と直接つながり、皮膚を支える役目も担っています。
表情筋の硬さがたるみを引き起こす
表情筋が衰えると皮膚を支えることができなくなり、たるみの原因になります。加えて、表情筋のコリや強ばりなどは、肌のハリや弾力を担うコラーゲンやエラスチンの『質』も悪くしてしまうと言われています。
筋肉の衰えだけでなく、コリにも注意・対策が必要です。
表情筋マッサージでたるみを改善
表情筋のコリや衰えがたるみにつながるということは、裏を返せば、『筋肉をほぐし、鍛えることでたるみの改善につながる』ということです。
『筋肉を鍛える』というと大変そうに聞こえますが、実は表情筋は非常に薄い筋肉なので、簡単なマッサージでも変化を感じられることがあります。
日々のスキンケアにひと手間加えるだけで、たるみを改善し、老け見えの予防にもつながります。表情筋マッサージに挑戦してみましょう。
頬のたるみを解消する1日5分の表情筋マッサージ
『表情筋マッサージ』は、5分程度で行える簡単なものです。『頬骨筋(きょうこつきん)』『咬筋(こうきん)』『頭皮』のマッサージを紹介します。
大小の頬骨筋をほぐす
おすすめの表情筋マッサージの1つ目は、大小ある『頬骨筋(きょうこつきん)』のマッサージです。頬骨にそって行います。
まず、頬骨の下に指を当て、下から持ち上げるようにしながらゆっくりと押し回します。さらに3秒間、下からゆっくりと押し上げます。
この際、頬骨の内側(鼻の脇)から外側に向かって、指の位置を少しずつ変えながらじっくりと行うのがポイントです。
続いて、軽く握った手を頬骨の端、耳の前あたりに持っていき、3秒ほど押しながら回します。これを3回、『痛気持ちいい』と感じるくらいの強さで繰り返しましょう。
最後に、耳の前からあごのラインにかけて、軽く握った手で下に流すように3回マッサージをして頬骨筋ほぐしは完了です。
咬筋をほぐす
『咬筋(こうきん)』とは、ものを噛むときに使う筋肉の一種です。咬筋は耳とつながっているため、耳のマッサージを行います。
まずは、両耳たぶをつまんで、後ろ向きに回しましょう。その揺れが咬筋に伝わり、ほぐすことができます。両耳同時に行うのがポイントです。
続いて、両頬を覆うように手を当て、そのまま息を吐きます。これによって、咬筋を緩ませることができます。手で頬を押したり、強く動かしたりする必要はなく、そっと頬に添える程度で十分です。
最後に、腕を揺らして咬筋をほぐします。片方の手を逆側の頬に(右手を左の頬に)当てます。そのまま、開いている方の手をぶらぶらと10cmくらい揺らすだけで完了です。
頭皮もマッサージ
表情筋からは少し離れますが、実は、頬のたるみには頭皮が関係していることもあります。頭と顔は皮膚1枚でつながっているため、頭皮のコリが頬のたるみにも影響することがあるのです。
頭皮マッサージではまず、指の腹を使い、頭皮全体をゆっくりともみほぐします。手を少しずつずらし、特におでこの生え際・頭頂部・首筋を念入りに行うのがおすすめです。
また、ブラッシングでも頭皮へのマッサージが可能です。ブラッシングの際は、まず毛先をほぐした上で、頭皮から丁寧にブラッシングします。
また、頭全体をブラシで優しくポンポンとたたくのも、おすすめのマッサージ方法のひとつです。
なお、頭皮マッサージには『マッサージ専用ブラシ』があります。頭皮への刺激に配慮してあるものなので、できるだけ専用ブラシを使いましょう。
頬のたるみに効く表情筋マッサージの注意点
マッサージは、誤ったやり方をしてしまうと逆効果になることもあります。表情筋をマッサージする際には、以下の点に気を付けましょう。
肌をこすり過ぎたり強い刺激を与えたりしない
マッサージでは、肌を揉みほぐしたり、押したりする動きがありますが、いずれの場合もこすり過ぎたり強い力をかけすぎたりしないのがポイントです。
こすり過ぎは、皮膚摩擦による色素沈着を起こす懸念があります。また、肝斑を悪化させる場合もあるので、こすり過ぎや力の入れすぎにはくれぐれも注意が必要です。
継続することが重要
頬のたるみを改善するためには、マッサージは継続的に行う必要があります。表情筋は比較的薄い筋肉なので、思ったよりも早く変化を感じることができます。
しかし、そこでマッサージをやめてしまうといずれは元のたるみに戻ってしまいます。加齢によるたるみに負けないためにも、日々継続することが大切です。
1日の終わりのスキンケアタイムに、あるいは朝のメイクタイムのついでに、というように日々、時間を決めて習慣化しておくことも長続きさせるコツです。
頬のたるみを防ぐマッサージを取り入れよう
頬のたるみの原因・対策にはいろいろな方法がありますが、表情筋の硬さやコリも大きな要因の1つです。
特に、顔の中でも大きなパーツ『頬まわりの筋肉』をほぐすことで、たるんだ老け顔を解消することができます。毎日5分のマッサージを取り入れて、たるみのない顔を手に入れましょう。